先週火曜日の雨は、予報の段階では30mm程度のハズでしたが、先週の原稿を書いている段階で20〜30mm/hの強い雨が何発かきており、
「どう見ても30mmじゃ済まないよな?」と思っていたら、やっぱりかなり降りました。
高滝湖の場合、
予報を見て積算雨量が40mmを超えてくる感じだとかなり高い確率で濁りが入るので、釣行計画の参考になります。
11月中旬の大雨は水温低下に繋がりやすいので基本的にはマイナスな事が多いです。水温が15℃を下回ると一気に濁りからの回復が遅くなるのですが、現在の水温はそのボーダーちょい上くらい。今回の雨はかなり温かい雨でしたのでそれだけはちょっとマシ。
雨が火曜で、木曜日にワカサギ狙いに出掛けた友人から送られてきた写真ではかなり濁っていたのですが、雨から5日目となる日曜日には平常の水質に近いくらいにまで回復していました。
この日はワカサギの様子見だったのですが、濁りが落ち着いてきているわりにワカサギの棚は2m以浅とかなり浅く表層寄りで、ボートの影を嫌がって真下に入ってくれず全くダメダメでした。
こんな日はバス狙いならシャロー勝負(シャローカバーや浅いオダ等)に分がある感じだと思います。で、この原稿が記事になる頃には予想ではさらに水質も落ち着いてワカサギの棚も3mくらいまで下がり、またその辺のレンジが良くなるかな?という感じです。
普段の高滝は大場所系でハマった時のパワーがありすぎるので、濁りが入ってもついついすがりたくなったりします。まあ釣れているなら良いのですが、濁り等で「あ、コレはダメかも」とか「明らかに変わった」と感じたなら
思い切って展開をガラッと変えてみる勇気は超〜大切!!特にトーナメントではこれが出来るかどうかが本当に重要で釣果を思いきり左右したりします。もちろん変更が上手くいくかはやってみないと判らないのですが、
少なくとも釣れない中で漫然と投げ続けるより可能性としては遥かにマシかと思います。
その日、その時の状況を素直に受け入れた上でどうするのがベストかを考えていくのが本来のバスフィッシング、と僕は思っています。昔この時期の高滝での陸っぱり取材で同じようなババ濁りのタイミングに当たってしまい、再撮影をお願いしたのですが日程が無く、やむなく取材を強行したことがあります。
結果、パワーフィネスでシャローカバーやインレットを撃ちまくり、50アップ含む3発を出す事ができました。釣れたのは普段なら春しかやらないようなシャローのカバーでした。
当時は僕自身「絶対ムリでしょ・・・」と思いながら釣りしていた記憶があるのですが、今考えると
強い濁りでワカサギのレンジは水面直下まで上がるのでシャローカバーは無いどころかディープの潰れ具合を考えると、『出すならむしろそこしかないでしょ!!』くらいの感じなんですよね。当時の僕はワカサギに対する知識今よりショボかったため、勝手に無理ゲーだと決めつけていた訳です。
まあ釣れてるので、「ココなら出るかも?!」くらいは思っていたかも知れませんが、今ならワカサギのエリアも加味したりしながら、もう少し可能性を感じながら撃つ事でしょう。
ほとんどの場合、勝手に可能性を狭めているのはアングラー側で自然のフトコロというのは思っているより深いので、諦めずに普段全くやらない釣りを試してみたりするのもたまには良いのではないでしょうか?!
おしまい。
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