金森隆志 JUKE BOX 2021/11/23 レベルバイブ、ブースト、メタルバイブの使い分けは?

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

さてさて今回はいまの時期のあるあるハテナシリーズ(?)常連のこちらの質問お答えしましょう!

【質問】
レベルバイブ、レベルバイブブースト、メタルバイブレーション・・・、それぞれの冬バスを釣る上での使い分けを教えてください。

ルアーを知って使いどころを知る。これはもう何回も言ってますが、基本中の基本です。

『餅は餅屋』と言う言葉があるように、一見同じように見えるルアーでも、中身は違います。

みかんがあってオレンジがあっていよかんがあるみたいなもんです(笑)。

同じ色で形でも味も種類も違うよと。

餅だったり果実だったりややこしくてすみませんが(笑)、それぞれのルアーの特徴があって、そこを理解さえしていれば出しどころに困ることはそうそうありません。

なので、それぞれの特徴にフォーカスして書こうと思います。

まずはいわゆるバイブレーション、レベルバイブですが、一番ボリューム感があり、プラスチックなので中の空気容積も大きいです。

つまりボリューム感でシルエットが目立って空気容積によってフォールが遅い。

ここに注目して適合するシチュエーションは、冬になるほど減少はしますが、水に色がまだ残っている場合。

クリアアップしきって冬の水に仕上がったとは思えないフィールドですね。

そんな場合は、ただ巻きやリフト&フォールのスローなフォールできっちりバイトを誘います。

水深1.5メートル以内のフラットでさらに時合いかなと思えればただ巻き。

地形がデコボコしていて水深があれば、起伏に対してリフト&フォール、あるいは魚がボトムにべったりしている、バイトがボトム付近に集中している場合もレベルバイブの出番になります。

続いてブースト。

こいつはレベルバイブとは逆のケースが多いです。

ひとつは水がクリアアップして冬の水に仕上がっている場合。

ルアーがしっかり見えている、小型ルアーのほうがストレスにならないなど。

もうひとつはハイテンポなリフト&フォールが必須の場合。

ピンポイントが見えているときなんかがそうですね。

さらにフォールバイトがあるけど、スローよりは小刻みなほうがバイトが多いとき。

沖のディープが代表になりますが、レベルバイブでは遅く感じるときですね。


いわゆる冬の代名詞ルアーですが、数もサイズも狙えます。

そして最後は通常のメタルバイブ。

これはレベルバイブとブーストの製作者だからではないですが、ぶっちゃけこのふたつがあれば、いわゆるメタルバイブの出番はあまりないと思います。

メタルバイブとブーストを比べると、冬でも数が釣れるのは圧倒的にブーストなんですよ。

理由は単純で、強すぎるから。

通常のメタルバイブはただ巻きでもリフト&フォールでもブリブリ動きすぎてスレるのも早く、連発は厳しい。

冬にどちらも使い続けた僕らの検証ではそうでした。

ただひとつだけ、メタルバイブに分があるシチュエーションがありました。

それは、時合いのキックオフです。

そのアピール力ゆえに、時合いに入った瞬間の反応は良い。

でも場が荒れるので続きにくい。

なのでタイミングが合えばかっさらえますね。

それと手元に振動がくるので操作している感も強いです。

広い景色でどこで食ってくるか分からないような場合はレベルバイブよりも手返しがよくて、ブーストよりもアピール力が強いメタルバイブが生きることはあります。

ビギナーには向いてますが、釣り込み系アングラーには不向きかなと。

3つのルアーに3つの特徴、3つの最適シチュエーション。

ハイ、以上これが『餅は餅屋』ということでした(笑)。

と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!

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