達人情報 高滝湖 阿部進吾 2022/1/26 バスアングラーもハマるはず! 奥が深すぎる氷上ワカサギ釣り

数日前の天気予報では、今週は少しは暖かいような話をしていた気がしたのですが、今日の天気予報では雪になるかも、みたいな話をしており、結局今週も寒いみたいですね(笑)。

さてさて、1月も終盤となりましたが、高滝情報的には年間で最もネタに困るシーズン。

何を書こうか悩みましたが、ここ数年ドハマリしていて、今年も年明けにチャレンジして来た氷上ワカサギの話を書こうかと思います。

主にタックルセッティングの話になるのですが、バス狙いにも応用できる点は多いと思いますので良かったら読んでみてください。

僕がここ数年通っているのは長野県の松原湖という小さな湖。

規模的には高滝本湖の半分くらいの面積しかない小さな湖なのですが、関東では数少ない氷上ワカサギができる湖として氷上が解禁になると毎年多くの氷上ファンが湖を訪れ、多い日には300以上のテントが並びます。

「ワカサギなんて高滝で飽きる程釣れるでしょ? なぜ長野?」と思うかもしれませんが、この松原湖ではマイクロワカサギと呼ばれる全長4cmにも満たないようなワカサギが釣れる事でも有名で、 この魚の小ささがこの湖の釣りをとんでもなく難しくしています。

他所で名人と呼ばれる腕でも松原湖に来たらまず100は釣れない、なんて話もあるくらいで、僕も「な〜にぃ? オモシレーじゃねぇか!!」とイキッて挑んであっさり返り討ちに遭い (丸1日で30匹くらいだったかな? ※ちなみに高滝のワカサギ大会で4.5時間で1000匹釣って2連覇した直後でした)悔しくてまんまとハマッてしまった、という流れです。

魚が小さいと何故にそんなに釣りの難易度が上がるのか、という話なのですが、アタリが小さい、吸い込みも弱いのはもちろん、魚の自重も1gに満たないため、フッキングも激ムズで、何とかフッキングはできてもフックポイントが軽く乗っているだけの事が多く、とにかくバレやすい!!

僕がやっている電動リールを使わない手繰り釣りでは特に、掛けたワカサギを手繰ってくる途中の動作に淀みがあるとあっという間にバレてしまう事が多発します。何とか数匹は釣る事ができても全くもって満足には釣れない。


そんな中でローカルの上手い皆さんはバチバチに釣る。

釣りのプロという肩書が恥ずかしくなるほど、とにかくこんなに難しい釣りは初めて、と思ったのを覚えています。

悔しくて帰りの道中は頭をフル回転させて徹底的に原因究明に努めました。

魚のサイズが1g未満ともなると、僅かなコイル状の糸よれですらフッキング時にバネのような働きをしてしまったり、フックサイズも極小となるので、エサの刺し方や切り方が悪いとまさかのサシ虫がオフセットの働きをしてフッキング率が下がるという驚愕の現象が発生したりします(笑)。

とにかく今までの常識がほとんど通用しないため、穂先の素材や削り方から使うライン、仕掛けの素材から枝スの長さ、針の形状、コーティング、オモリの素材や形状等など、どうすれば感度が上がり、どうすればフッキング率が上がり、どうすればキャッチ率が上がるのかを徹底的に見直しました。

同時に、これまでのバス釣りではタックルセッティングを感覚的にやっているだけでかなり雑だったな、という事に気が付きました。

バスが重い上に暴れてくれているおかけで勝手にフッキングできてたんだな、もっとできる事あったな、みたいな感じです。フックのフッ素コーティング信者になったのもこの辺りからです。穂先もカーボン、グラス、ホスボン等を何百本と削っては高滝で試し、年に何度か松原湖で答え合わせをしました。

そのおかげで釣り竿のパート別の役割というものに対する意識もかなり変わりました。穂先、ライン、仕掛け、針、オモリ、エサ、全ての役割をしっかり理解した上で使いこなさないと結果が出ない湖なので、行く度に基本を試されているような気持ちになります。



4年通って少しは釣れるようになってきましたが、ローカルの激ヤバな皆さんにはまだまだ追いつけていないのでこの修行はまだ続きそうですが(笑)。

腕に自信のある方はぜひ一度チャレンジしてみる事をオススメします。

1回では難しいかもしれませんが、きっと釣りやタックルセッティングに対する考え方がマルっと変わりますよ〜♪

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