達人情報 高滝湖 阿部進吾 2022/2/10 気圧と釣りを考える!の巻

南岸低気圧が接近し、TVでは関東でも大雪が降るかもよ?というニュースでもちきりです。

僕は秋田県人なので雪は慣れっこですから、雪くらいで毎回大騒ぎだな〜、と他人事のように眺めているのですが、雪に慣れていない都会の人にとっては確かに一大事でしょうから、皆さん無理せず安全第一でお過ごし下さい。

さて、今週のワタクシはシーズンも残り僅かとなった氷上ワカサギに出掛けていたのですが、大雪で交通がストップする可能性を考えて早目に切り上げて帰ってきました。

雪の予報に、氷の世界の余韻を楽しめるかと帰って早々に高滝のドームに入ってみましたが、残念ながらフツーの雨降り、しかも釣れない(笑)。

水温は5.2℃とキモチ上がってる…のか?!

2月の氷上ワカサギは基本的に激シブ激ムズで、それを攻略したくて行っているのですが、この南岸低気圧が接近してくるタイミング。僕的には「気圧が下がって食いが良くなるのでは?!大チャンスかも」と密かに思っていたのですが、とある地元の名人は「気圧が下がっている途中は食わねえよ」と言っていました。 結果どうだったのか…?

「確かに超釣れなかった(笑)」

結果的には名人の予言が当たってしまった形になったわけですが、僕の感覚としては「見失ってしまった」というのが正しい表現かなと思っています。

確かにバスを釣っていても今回のように低気圧接近でチョ〜釣れそう!!と、悪天候の中を張り切って出たのに全然釣れなかった、という経験はアチコチで何度もしているのですが、普段はできないような大爆裂を経験しているのもかなりの高確率で低気圧接近と絡んでいたりするんですよね。

バス界には、大雪の日は良く釣れるといった格言もありますよね!! まあバスの場合は日本海低気圧や南岸低気圧の接近で春一番的な暖かい南風が入って水温が上がり魚が動くという流れですが、低気圧が魚を動かしてるのは間違いない感じ。

そんな経験から考えてみると、これまでアホ程に釣りばかりしてきた僕の感覚では、やっぱり低気圧接近により魚達の活性は下がるどころかむしろ上がっている事の方が多いように思います。きっとバスマンなら同じように思う方も多いハズ。

一体どういう事なんでしょう? 考えてみました。

経験上、気圧が急激に下がる事で気圧から解き放たれた魚達は一気に浮き気味になりガンガン動く事が多いと言われており、実際僕もそう思います。つまり、低気圧の接近で朝からガンガン気圧が下がっていくような場合、魚のポジションやレンジも1日の中でガラッと変わり、普段の狙い方がボトムでスローに、だったりすると一気に浮いた魚を見失って釣れなくなる事も多くなる。

バスなら場所やルアー、狙い方を変える事でソコソコ対応が可能でも、氷に穴を開けて真下を釣る氷上ワカサギでは対応がなかなか難しいので、名人のそのセリフが出た、という事なのかなと思っています。考えてみると、これまで気圧と魚の動きというのは考えてはいるものの、しっかりデータを取って追い掛け続けてみた事はないので、今後は気圧も気にしてみようと思います。

浮きまくり想定で釣り方を思い切り変えていたら結果もちょっとは違ったかもな〜、下手クソだったな〜、試したかったな〜、と思います。

こうして文章にして書いていると、高滝でも何回もあったな〜と思い出すのですが、やっぱり釣りしている回数が多い場所ほど、これがベストと勝手に頭の中で決めてしまっていたり、やりたい事だけやっていたりするんですよね。

常にその日、その時の自然の状況を謙虚に感じ、柔軟に素直に合わせられる釣り人でありたいものです。

それでは今週はこのへんで!!

フォースと共にあらん事を!!

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