え~、突然ではありますが、僕が記事を書かせて頂いているこの高滝マニアは、今回の記事がラストとなります!
ずっと書いてきた記事ですので、僕もちょっと寂しかったりもするのですが、振り返るとルアマガモバイルで最初にこの高滝マニアを書かせて頂いたのが2009年との事で、
ナント13年という長い間、毎週この記事を書かせて頂いていた事になります。
最初から今までというのは僕と沖田さんだけとの事で、思い返せば、ルアーマガジンモバイルなのに冬場は全然ルアーじゃないワカサギの話ばかり書いてみたり・・・。まあワカサギは高滝のバスのメインベイトなので百歩譲って許すとしてもエギングの話を書いてみたりと、関係ない事をワガママ放題好き勝手に書いていたのに、逆によく今までクビ切らずにいてくれたものだと感謝すると同時に反省しきりです。
無理難題な目標を達成した瞬間に途中で目標が更に格上げされたブラック過ぎる特命釣行や(達成しましたよ!)、超ヒキョウなハンデを次から次へと考えて挑んできたニッシーの挑戦など、楽しい思い出がたくさん甦ります。
ワガママを許して頂いた編集部の皆さんと、ずっと読んでくれていた皆さんに心から感謝致します。本当にありがとうございました!!ラスト原稿という事で、一番書いておきたい事って何だろう・・・?と考えてみたのですが、僕が一番皆さんに何より伝えたい事、それは、釣りを愛する皆さんへ、
「周りの人々みんながハッピーになるような釣りをし、伝えていって欲しい」という事です。
初めて釣りをやった日から45年以上もの月日が経ち、たくさんの魚と出会い、たくさんの人に迷惑を掛けたりもしてきてやっとわかった事です。
大物を狙ったり、数釣りを極めたり、道具にこだわったり、テクニックを極めたいと思ったり自然を楽しんだり。ありとあらゆる釣りは皆さんの人生を豊かにしてくれる最高の魅力をもった遊びですが、
その魅力が大き過ぎていつの間にか魔力に変わっている事があります。もっと大きい魚が釣りたい、もっとたくさん釣りたい、人より釣りたい、あの竿が、あのリールが欲しい。釣り人としては誰にでもある欲で、むしろエネルギーになったりするとも思うのですが、それが行き過ぎると毒になっている時がある。自分が釣る事にしか目がいかなくなる。
小さい事だと、他の人が釣りしていても自分が釣りたい欲に負けてグイグイ入ってみたり、それが次第にエスカレートして進入禁止の場所に入ってまでもたくさん釣りたくなってみたり、駐禁でも「みんな停めてるから」となってみたり、時には家族をほったらかしにしてまで釣りしてみたり。
周りに迷惑を掛けてまで釣る魚には何の価値も無いと僕は思います。釣りってもっとみんながハッピーになれる遊びです。僕は釣りという遊びを本当に良い遊びだと思っていて、もちろん釣りが心から大好きなので、釣り人が悪人のように扱われたり、釣りで誰かが不幸になったりするのはやっぱり嫌なのです。
どうか皆さんも周りの人々にたくさんのハッピーを与えられるような釣り人になって下さい。何だか仰々しくて重い挨拶になってしまいましたが、別にバスやガイドをやめる訳でもなんでもないので、高滝湖に来てくれたら今まで通りフツーに釣りしてると思います(笑)。なにかあれば気軽に声を掛けてもらえたらと思います。
それでは皆さん、またどこかの湖上でお会いしましょう!!
13年間のご愛読ありがとうございました!!
阿部進吾
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