金森隆志 JUKE BOX 2022/3/15 アラバマリグの出しどころは？

おはようございます､こんにちは､こんばんは｡

さて今回は、でっかいバス釣ってますかー!?って問いたくなるようなルアーリグについての質問にお答えしましょう！

【質問】
金森さんはアラバマリグをそこまで多用していないように思いますが、アラバマリグは好きですか？　また、このリグの出しどころを教えてください。僕はアラバマはかさばるし、絡むことが多いので好きじゃありません。

かさばってイヤと言うのは同意。オカッパリで持ち歩くには不便でしょうがない。でも、アラバマにとって代わるリグはありません。

やりたいか、やりたくないかで考えて後者なら、無理してやることはないと思います。

この回答って変わってますかね？

僕にアラバマのイメージがないのは、率先してSNSなどに投稿してないからでしょうか。

実際問題、寒い時期なんかには、喜び勇んでぶんぶん振り回していますが（笑）。

アラバマデビューはもっと以前ですが、特にここ2～3年はよく投げてます。

アラバマが出たての頃はインパクト大ですごく釣れて話題になりましたが、数年でその効果も薄れてなんとなくフワ～ッと一時期みなくなりましたが、その理由がまさに質問の通りなんですよね。

出しどころが分からず、むやみやたらに年がら年中投げてみたけど…アレ!? 釣れないよね？みたいな。

結論からいくと、アラバマリグは水が冷たい時期に効くルアーです。

ある程度の水温が高くなって15度、もっというと20度以上でアラバマを投げる理由はほぼほぼないと思います。

特殊な状況、群れた小魚への執着心がすごい状況、フィールドがあれば年中効果的でしょう。

でも基本的には寒くなればなるほど小魚は群れます。

そんな群れた小魚を狙うのがエネルギーを摂取するのに効率が良いのが冬の低水温期。

リグの特徴として、強いのに移動距離が遅いと言うのはまさに冬向きですね。

さらに低水温期になってクリアアップしていくなかで、魚の目が利く水質、レンジや位置が多少ズレていても魚に気付いてもらえる。

レンジが多少下でも後方でも、高いインパクトで見つけさえすれば食いに来てくれる。

これが低水温のクリアフィールドと相性が良いよねと言うこと。

毎年冬になるとそういったことを勉強させてもらいました。

ただそれを自分がSNSなどに投稿していないだけってことですが、だから僕にアラバマのメージはないでしょうね。

12～4月にかけては常に投げています。こちらは4月に釣れたバス。

ただトレーラーがどうとかフックがこうとかをいま語るべき質問ではないので、それよりも大事なのはブレーキ力。

あんなに大きなワームが何個も着いているので当然ですが、冬にはそのブレーキ力が重要になります。

特にリザーバーや河川を中心に動ける体力のあるバスを狙うのであれば携帯するべき。

デメリットのひとつは、根がかりがしやすいこと。

ジグヘッドむき出しだと当然ですが、それならオフセットフックなら問題ないっしょ！と、考えるのは分かりますが、シャッドテールをセットしている以上は根がかります。

なぜならシャッドテールの形状は、なにかにコンタクトするとフックが出やすいからです。

背中がフラットなので特に、針先を隠しても水の抵抗を受けるのと重量があるので針先はでやすい。

ではもっと冷静になろうよと読者のみんなに訴えるとすれば、ストラクチャーに対してタイトに通すべきルアーではないと言うこと。

引っ張って寄せるルアーです。

その使い方も経験がないと物に寄せて根がかって、「一個でもワームもジグヘッドもたくさん使ってて高いのに～！」と後悔します。

そもそものアプローチが違います。

ここ最近は市民権を得て復活してきているルアーリグのひとつですが、そもそもメディアなどで使っている釣れているシーン、写真、投稿なんかを見ると、寒い時期が多いはず。

なぜなら低水温期に強いルアーだからです。

具体的には、水温15度までの期間、障害物には寄せず、広く通してバスを寄せて使うにはとても効果的なリグでしょう。

ちなみにバッグにワームをセットしたまま、まるっと入れています。

と言うわけで､keep it 現場ｽﾋﾟﾘｯﾂ!

また来週!

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