次回日曜日には
利根川でTBC(利根川バスクラブ)の試合が行われます!
春のTBCの試合は新型コロナの影響で、実に2019年ぶりとなります。
思い返してみると2019年の春の試合に勝ったのは私でした! 自身の利根川最高ウエイトとなる、5本6869gでの勝利でした。 っとは言うものの自分、春の試合は得意とは言えません…。
春のフィールドはどこも非常に難しい時期。 利根川も同じく、
バスがフィーデングとスポーニング、二つを意識しつつ行動するので難しい時期です。 前日は巻物で爆釣だった!
しかし翌日は巻物には無反応…。
そんな状況を繰り返しつつスポーニングまで突入します。
そんな爆発と沈黙を繰り返す、難しい春の利根川。
釣り方やエリアまで書いてしまうと膨大な量になってしまうので、
今回は利根川水系の餌と使用するルアーに関して解説していきたいと思います! この時期、利根川水系でメインベイトになるのは3つ、
「エビ」 「ハク」 「モクズガニの稚蟹」 水温が安定して12℃を越えてくると、ほぼ眠っていたエビ系の動きが急激に活発化。 どんな場所でもエビ系は見られるようになってきます。
そのためサイズはともかく、比較的全域・全レンジでフィーディングするバスが増えてくる時期です。
この時期から晩秋までメインとなるエビ系 そして水温上昇とともに見られるのが、
ボラの稚魚、通称「ハク」。 ハクは岸際の浅いところを回遊します。
テトラやアシ、どこにでも出現しますが、遊泳力があまり無いためか、
流れがヨレるような場所に群れやすい傾向があります。
ハク。このようにまとめて捕食していることが多い そして、河川特有とも言えるのが
「モクズガニの稚蟹」。
大型のモクズガニは食べられているのを見たことはありませんが、
この小さなモクズガニは間違いなくメインベイトとなっています。 モクズガニは川から海へ下り産卵します。
そして1月くらいから稚蟹が遡上を開始し、ダラダラと春に遡上が見られます。
この行動はハクやエビ系よりも早く、2〜3月アシで釣れるバスの多くはこのモクズガニを捕食しています。
とは言うものの、利根川の上流域(ここでは水郷大橋よりも上とします)では見られず、下流域特有のパターンです。
モクズガニの稚蟹 以上、3つがメインベイトとなってきます。
個人的に釣り方としてオススメなのは、
「スピナーベイト」 「ヘビーテキサス」 「ベイトフィネスジグ」 スピナーベイトはハクを意識したパターンで使用します。
着水と同時にハクが驚いて跳ねるような場所を選び、キャストしてください! ヘビーテキサスもオススメルアーの一つ。
私は
エスケープツインに14gのテキサスシンカーを使用することが多いです。
特に春は捕食のスイッチのオン⇔オフが激しく切り替わる時期です。
捕食スイッチオンの時は、こういったヘビーテキサスにも躊躇なく食ってきます。
むしろテンポよく、正確に落とし込める重めのテキサスリグのほうが、結果的にバイトが増えると私は考えています。
エスケープツインのヘビーテキサス 加えてベイトフィネスジグ。
これはスイッチオフの時に食わせる軽量ルアーのひとつ。
3.5g~5gくらいのウエイトを選び、トレーラーワームにはゲーリーヤマモト フラッピンホグJr.を使うのが王道! ベイトフィネスジグはとにかく根掛りが少なく、どんな場所にも落とし込める便利なジグ!
ヘビーカバーから杭撃ち、ボトムズル引きまでこなすジグで、使用頻度が高いルアーです。※最近、さらに食わせに特化させたいときはギャップジグ+ポークのセッティングですが。 それでは皆様、良い釣りを!
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