金森隆志 JUKE BOX 2022/4/26 バーブレスフックは使いますか?

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

さて今回は、バスタックルのなかでも地味な存在ですが、『なくてはならない!』と雑誌などではよ~く表現される小物への質問にお答えしましょう!

【質問】
バーブレスフックは使いますか? そのメリットとデメリットを知りたいです。

小さなパーツの小さな部分ですが、意外と意見が分かれるところ。こうした部分にその人のスタイルが表れたりします。

まず質問前半への回答としては、個人的にはほぼ使いません。

ではなぜ中途半端な「ほぼ」という表現なのか。

それがこの回答のキモの部分になるわけですが、通常であればバーブ(カエシ)付きのフックを使っています。

でも、「ほぼ」なのでバーブレスを使うこともある。

それがどんな時かというと、刺さりにくい環境の時です。

フッキングをする上で、バスの口を貫けるかなと思えるような状況。

僕の釣りの中ではサイトフィッシングですね。

吸い込みが弱い、あるいはルアーは小さいのにターゲットフィッシュが大きい時。

このケースだと、使っているタックルは必然的に非力ですよね。

正直、でかい魚の口って堅いです。

釣れた時も、よく刺さったな!と思うことも多い。

特にオカッパリだと足場が高かったり距離が遠かったりとフッキングパワーがフルに伝えられないことがある。

そういった時、貫通性を少しでも上げたいとなるとバーブレスフックを使います。

これが、サイトフィッシングでターゲットが大きくルアーが小さい場合。

あとは春先によくあるひっかきバイト。

ミノーやシャッドなんかを使っていてもバイトはあるのにフッキングしない。

口の中にちょっとしか入ってなくて、釣れた途端フックがポロリと外れるなんて状態です。

これだけ丸飲みされていれば逆に問題ありません、の例です(笑)。

そうなるとまずはフックを細軸にするのがひとつですが、できればそれがバーブレスであれば万全になる。

使うか使わないかで言えば、「ほぼ」使いませんが、使うとするとそれくらいですかね。

そしてもうひとつの質問、メリット・デメリットに関しては、上記したように、貫通力が高いことと、針傷が広がりにくいこと。

魚が暴れることで針傷、針穴が広くなると当然フックが外れやすくなります。

ビッグベイトやハネモノなどの大きなルアーのトリプルフックであればあるほど気になるところです。

オカッパリはボートと違って遠くで釣ることがあるので、そういう時はより貫通性が必要になります。

そして逆にデメリットは、刺さりやすい分外れやすいと言われるんですが、ここは運。

刺さる位置が大きいでしょうね。

あとはファイトの仕方でも外れやすさは変わってきます。

そんなわけでバーブレスのメリットとデメリットを相殺すると、ゼロですかね。

なんとなくバーブレスフックを使っていてバレると、「バーブレスだしなぁ」となりますよね。

でも実際に、カエシがあったからなんとか釣れた!という状況もそこまでない、ような気がします。

やっぱりバレるかどうかはファイトによるはず。

ある程度のラインテンションをかけつつ寄せる。

ベイトでパワーがあれば主導権はほぼアングラーにあるので、そこまで問題にはならないはず。

ジャンプさせない、暴れさせないファイトができるのであれば、バーブのあるなしがキャッチに直結するかというと、どうかな?というのが本音です。

始めからあるものを潰したくない、潰すのが面倒と言うのも選択肢でしょう。

それでも貫通性が高くなると思えばバーブレスを使う、バレる可能性が高くなるから嫌だと思えばカエシがあるフックを使う。

難しく考えず、それくらいでいいんじゃないでしょうか!

と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!

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