金森隆志 JUKE BOX 2022/5/10 釣れなくなったときにどう対応する?

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

さて今回はGWも無事?に終わったということで、ほぼGWとは関係ないレギュラーな内容ですが、実は関係あったりもする、この質問にお答えします。

【質問】
バトルもので、プラクティスで用意していたパターンが全く機能しなくなった時、どのように対処して持ち直していきますか?

消極的な方法ですが、いまの時代を釣るには必要な知識があります。知ったら知ったで、ちょっと考えさせられるかもしれませんが、それもまた事実です。

この場合、バトルに限らずでいいと思います。

このコーナー(コラム?)を読んでくれている大半の方がおそらく、お休みの日に釣りにいくという生活スタイルのはず。

そうじゃなくてもおそらく、先週、あるいは先月のお休みの日に釣りに行って釣った、あのポイントでまた釣れないかな~と思って釣りに行きますよね。

でも、全然釣れねぇ~!というのが、いわゆる質問のシチュエーションかと。

僕の場合は陸王ですが、プラと違うなんてことはいまやザラ。多少の違いはありますが、メンタル的なところと考え方はほぼ一緒です。

「思っていたのと違う」、これはもう近年のバス釣りでは当然です。

なぜなら変わるから。

その理由、背景を理解することがまずは大事でしょうね。

また変わった!? なぜ変わる?

具体的な対処の仕方よりも、そのクエスチョンを考えることが大事です。

どうすればいいかなんてのはもうその時々でも変わるし、スタイルによっても変わるでしょう。

例えばトップウォーターしか投げない人とビッグベイトしか投げない人が同じ対処をするわけがないので。

それよりも大事なのは、なぜ変わったかの原因、理由を知ること。

まずはその原因、理由を説明しましょう。

先週と違う、前日と違う、プラと違う。

なぜか?

気候変動です。

地球温暖化です。

ん!?

そんな訳ありません(笑)。

簡単に言うと、バスの減少です。

ひと昔前はもっと、ふた昔前ともなればもっともっとバスの総数が多かった。

だから先週、前日、プラの感触がそのまま引き継がれる。

全体数が多ければ、同じバスではなくても同じ行動を時間差でとるバスが高確率でいます。

例えば前日いい釣りができていい反応があったスポットがありました。

その季節を象徴するスポットであればあるほどバスは単純にそこには数多くいたし、そのスポットにはとっかえひっかえバスが入ってきていました。

先週、前日、プラで釣れていれば、別の日に入っても釣れることもあったでしょう。

でもいまはバスの絶対数が少ない。

となると、たまたまそこに居た数少ないバスのテンションが低かったら、時合いじゃなければどうなるか。

当然食いません。

数が多ければ1匹くらいは口を使ったのに、と言うわけです。

ましてや釣り人側も、SNSなどの情報通りに同じ攻め方をすればなおさらですよね。

これが、先週、前日、プラで感じた好感触がゼロになっているシチュエーション。

変わったぞ!の理由です。

いかにも美味しそうなスポットでも、いいタイミングに入らないと釣れないのはもはや当たり前。

実際問題、台風や大雨、大減水などの天候でガラっと変わることもありますが、そうした分かりやすい理由以外で変わるとなるとこれが原因です。

そもそもいない。

このエリア、スポットにバスがどのくらいストックされているか、いなくなる可能性はないかをまず考えます。

そして少なからず、「いる」となったら、じゃあどのタイミングで口を使うのか、時合いになるのかをさらに考える。

それでも釣れないかもしれませんが、なにも考えず、先週釣ったから、昨日バイトがあったからで釣るよりも釣れる確率は上がるでしょう。

僕が陸王などのバトル系のプラで大事にしているのは、季節を最も象徴するスポットを探すこと。

その季節を象徴するスポットは、数が減ったとは言え、少ない中でも多くバスがいる可能性があるからです。

それでも結局バスが集結するような特別な環境がない限りは、爆発は起こりにくい。

根本が数が居ない、根本が再現性が高くない。

でもその中でも一番確率が高い場所、時間帯とアプローチを試してみて、さて釣れるかな?をベースに釣りをすることです。

先週ここで釣れたから絶対に釣れる!と全身全霊魂まで込めて釣りをすると、ダメだったときにリカバリーも効きません。

いわゆるメンタル崩壊ってヤツですね(笑)。

なので力まず、ダメだろうな、うんダメだった!となったらあとは切り替え。

いまのシチュエーションに合致するスポットはどこだろう、どんな釣りなんだろうというのを自分の経験値と引き出しから出していく。

消極的ですが、そもそもそんなに釣れないなと考える、過去の釣果を当てにしないですね。

ただ面白いのは、いまのような環境だからこそ、正解は以前よりもはっきりしています。

あの水門も釣れるけどこの水門も釣れる、ではなく、あれもこれも釣れないけど、あそこの水門だけは釣れた。

しかも時間帯も釣り方もこれだけ!

まぁそれはそれで面白いと思います。

いわゆる1本の価値ってヤツですね。メジャーフィールドだから難しい、ため池だから簡単って二元論じゃありません。

あいまいではなく、明確に考えて釣ることが、「いま」釣果を伸ばす最大のマストでしょう。

そしてその考えは常に自分の中にストックしておくこと。

きっと後々、その自分だけの経験値が生きてきます。

「ピースがハマる」と言うのはまさにそれで、パズルと同じ。

いまの時代のバス釣りは、ピースの数がやたらめったら多いパズルです。

昔は何個も合うピースがありました。

あれ? これも合っちゃうの?みたいな(笑)。

そうなると、キャリアが長い釣り人ほど、いまの時代は難しいのかもしれませんね。

それもこれもそもそもバスの絶対数、個体数が少ないから。

なので、バスは大切に扱いましょう。

コータローさんも常に言ってますが、実はこれが一番重要なのかもしれません。

と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!

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