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金森隆志 JUKE BOX 2022/5/24 10年20年後のバス釣りはどうなってる？
おはようございます､こんにちは､こんばんは｡
さて今回はさわやかな季節になってきたと思いきや、雨が多くてなんともですが、そんな気象状況とはち～っとも関係ない（笑）、もっともっと先を予想する（？）こんな質問にお答えします。
【質問】
10年後、20年後のバスフィッシングはどのようになっていると思いますか？ またどのようになっていて欲しいですか？
バス釣りが好きであれば、目を背けずバス釣りについて考える。ほかの釣りをすればいいや！とは僕はならないので、そのことを常に考えてます。
質問の前半と後半では大きく回答が違ってきますので、まずは事実の分析になるであろう前半から。
いまこのままの状況で進んでいくと、精度の高い情報を獲得することは難しくなっているんじゃないかなと思います。
現状は、「いつでも・どこでも・無料」で、自分にとって有意義な（有意義であろう）情報を得ることができる環境です。
動画でもブログでもSNSでも、最短で答えを知ることができる。
過程はまぁ別として、結果だけは知ることができる。
ただそれらはあまりに粗造乱造の情報で、真実かどうかは別問題。
さらに本当に価値のある情報が価値のない情報に埋もれてしまっている。
この状態が続いていくと、価値のある情報がゼロになる可能性があります。
ひと昔前は、「質の高い・価値のある情報」を得るにはそれなりの見返り、まぁ分かりやすく言うとお金が必要でした。
だからこそ情報を提供する側もしっかりした情報を提供できたし、受け取る側もそれを信じることができた。
ある意味、情報授受のシステムとして成り立っていました。
それが無料化され、当たり前になってしまっているのがいまだと思います。
そうなると、先ほども書きましたが、得られるのは最短、うわべの答えだけ。
いままでしっかりした情報を提供してきた出版社やメーカーが網羅的に情報を出すことができなくなる。
そりゃもちろん得るものがないわけですからね。
そうなったときに信用できるのは、いわゆる通い込んだローカルが無償で提供している情報になります。
ただそれも、その他大勢のどうでもいい真偽があいまいな情報に埋もれてしまう。
しっかり情報が精査できる人にとっては役に立ちますが、それができなければなにが真実かさっぱりわからなくなります。
そこで話を戻すと、かつての有料だった情報は判断力が鈍い人でもジャッジができた。
それが無料化によって判断ができなくなり、氾濫する情報はあいまいで精度が落ちる、タイムリーな情報は出ることは出るものの、その真偽、質は謎。
正確に言えば、「どこどこのフィールドでこのルアーで40アップりました！イェイ！」と言うのが情報だとは思えないんですけどね。あ、写真とこの文章は無関係です（笑）。
さてどうなるか。
いわゆる昭和あるいは平成初期に逆戻りします。
真実はそのエリアの通い込んだ人のコミュニティでしか広がらない。
もしくは、それすらなく門外不出になる。
でもこれってみんなが無料を求めた結果なんですよね。
結局いまの社会と同じです。
人々の意思が未来を創るので、安易な方向に大勢が傾けばより安易な方向に進んでいく。
釣りもそうで、釣り場を守ろう、周囲の人に迷惑をかけたらダメだと思えばそういう方向に進んでいくし、逆に釣り人だけが楽しめればいいとなれば未来はなくなります。
情報も質が悪くなって釣り場もなくなる。
安易な方向に感度が向けば、当然未来はよくはなりません。
やっぱりひとりひとりがどう思うかですよね。
俺なんか関係ない！ってことはないんです。
情報もしかり、釣り場でのマナーもしかり。
さらに大事なのは、そういったダメな方向に流れていくような考え方の人に対しては、しっかりと「NO」と言わなければいけないと言うこと。
そうしないと10年後20年後はよろしくない方向になっているんじゃないでしょうか。
特にバスの扱いは、コータローさんやオリキンさんもこのコラムで書いているように、注意する、大切にする。
じゃないとバス釣り自体が成立しませんからね。
バスは水中の生き物。水中以外の不自然な状況はなるべく避ける、短時間で終えることが理想です。
長くなりましたが、これが前半の回答です。
そして後半、10年後、20年後のバス釣りがどうなればいいかは、ひと言で言えばこの真逆ですよね。
話をちょっと発展させると、やっぱりギブ&テイク。
バス釣りが面白いと思ったら、なるべくお金や労力をかけずに面白さを享受したいのも分かりますが、少しでも長く面白くあるためには、何かしらのことをした方がいいと思います。
無料であることだけが最高ではなく、自分が釣って欲を満たすだけが最高でもない。
そう考えてくれる人がひとりでも増えてくれれば、バス釣りのいい未来がくるんじゃないかなと思います。
いや、信じています。
と言うわけで､keep it 現場スピリッツ!!
また来週！
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【質問､随時募集中!!】
みなさんのお悩みを､岸釣りトリックスター・カナモが目からウロコの回答で即解決!!
件名欄に｢JUKEBOX｣とご記入のうえ､下記のアドレスにドシドシお送りください!!
inquiry
さて今回はさわやかな季節になってきたと思いきや、雨が多くてなんともですが、そんな気象状況とはち～っとも関係ない（笑）、もっともっと先を予想する（？）こんな質問にお答えします。
【質問】
10年後、20年後のバスフィッシングはどのようになっていると思いますか？ またどのようになっていて欲しいですか？
バス釣りが好きであれば、目を背けずバス釣りについて考える。ほかの釣りをすればいいや！とは僕はならないので、そのことを常に考えてます。
質問の前半と後半では大きく回答が違ってきますので、まずは事実の分析になるであろう前半から。
いまこのままの状況で進んでいくと、精度の高い情報を獲得することは難しくなっているんじゃないかなと思います。
現状は、「いつでも・どこでも・無料」で、自分にとって有意義な（有意義であろう）情報を得ることができる環境です。
動画でもブログでもSNSでも、最短で答えを知ることができる。
過程はまぁ別として、結果だけは知ることができる。
ただそれらはあまりに粗造乱造の情報で、真実かどうかは別問題。
さらに本当に価値のある情報が価値のない情報に埋もれてしまっている。
この状態が続いていくと、価値のある情報がゼロになる可能性があります。
ひと昔前は、「質の高い・価値のある情報」を得るにはそれなりの見返り、まぁ分かりやすく言うとお金が必要でした。
だからこそ情報を提供する側もしっかりした情報を提供できたし、受け取る側もそれを信じることができた。
ある意味、情報授受のシステムとして成り立っていました。
それが無料化され、当たり前になってしまっているのがいまだと思います。
そうなると、先ほども書きましたが、得られるのは最短、うわべの答えだけ。
いままでしっかりした情報を提供してきた出版社やメーカーが網羅的に情報を出すことができなくなる。
そりゃもちろん得るものがないわけですからね。
そうなったときに信用できるのは、いわゆる通い込んだローカルが無償で提供している情報になります。
ただそれも、その他大勢のどうでもいい真偽があいまいな情報に埋もれてしまう。
しっかり情報が精査できる人にとっては役に立ちますが、それができなければなにが真実かさっぱりわからなくなります。
そこで話を戻すと、かつての有料だった情報は判断力が鈍い人でもジャッジができた。
それが無料化によって判断ができなくなり、氾濫する情報はあいまいで精度が落ちる、タイムリーな情報は出ることは出るものの、その真偽、質は謎。
さてどうなるか。
いわゆる昭和あるいは平成初期に逆戻りします。
真実はそのエリアの通い込んだ人のコミュニティでしか広がらない。
もしくは、それすらなく門外不出になる。
でもこれってみんなが無料を求めた結果なんですよね。
結局いまの社会と同じです。
人々の意思が未来を創るので、安易な方向に大勢が傾けばより安易な方向に進んでいく。
釣りもそうで、釣り場を守ろう、周囲の人に迷惑をかけたらダメだと思えばそういう方向に進んでいくし、逆に釣り人だけが楽しめればいいとなれば未来はなくなります。
情報も質が悪くなって釣り場もなくなる。
安易な方向に感度が向けば、当然未来はよくはなりません。
やっぱりひとりひとりがどう思うかですよね。
俺なんか関係ない！ってことはないんです。
情報もしかり、釣り場でのマナーもしかり。
さらに大事なのは、そういったダメな方向に流れていくような考え方の人に対しては、しっかりと「NO」と言わなければいけないと言うこと。
そうしないと10年後20年後はよろしくない方向になっているんじゃないでしょうか。
特にバスの扱いは、コータローさんやオリキンさんもこのコラムで書いているように、注意する、大切にする。
じゃないとバス釣り自体が成立しませんからね。
長くなりましたが、これが前半の回答です。
そして後半、10年後、20年後のバス釣りがどうなればいいかは、ひと言で言えばこの真逆ですよね。
話をちょっと発展させると、やっぱりギブ&テイク。
バス釣りが面白いと思ったら、なるべくお金や労力をかけずに面白さを享受したいのも分かりますが、少しでも長く面白くあるためには、何かしらのことをした方がいいと思います。
無料であることだけが最高ではなく、自分が釣って欲を満たすだけが最高でもない。
そう考えてくれる人がひとりでも増えてくれれば、バス釣りのいい未来がくるんじゃないかなと思います。
いや、信じています。
と言うわけで､keep it 現場スピリッツ!!
また来週！
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