大津清彰 バス釣り真相解明 2022/5/25 ノーウエイトブレードジグ!ロベルタブレードの活用法

さて今回は新登場したこのルアー、ロベルタブレードに関して説明していきたいと思います!

ロベルタブレード

チャターベイト系ブレードジグは正直、良いものがこの世にたくさんあります。

私自身、普通に使うのであれば通常販売しているブレードジグを選びます。

エバーグリーンのジャックハンマーやノリーズのフラチャットなど、数々の名作がすでにあるからです。

そんな中、私は昔から「スキッピングで撃ち込める、強波動系ルアーが欲しい」っと考えていました。

クランクベイトやバズベイトが、スキッピングであの僅かな隙間に入ればさぞ釣れるだろう…っという思いがあったのです。

スキッピングは余計なパーツがあるほど、そしてルアー重量が一点に集中しているようなルアーはしにくくなります。

そのため、ハードルアーはスキッピングさせにくいのです。

ロベルタブレード魚

そこで辿り着いたのはチャターベイト系。

もともとチャターベイト系でヘッドウエイトが軽いものに重たい大型ワームをセットすると、スキッピングしやすいと感じていました。

これをもっと特化できないか?そこでロベルタブレードのコンセプトが生まれました。

もともとティムコではプラスチックヘッドのロベルタというノーウェイトジグを作っていたので、これにブレードをつければすぐに完成するだろうと考えていたのですが…甘かった(笑)

チャターベイト系はブレードの暴れを下のヘッド重量で抑え込む理論で真っ直ぐ泳ぐのですが、ヘッド重量のないロベルタをそのままつけると泳がない!

試行錯誤を繰り返した結果、ブレードの曲げ角度とヘッド部のスタビライザーを見直すことで形になるなりました。

正直、途中で開発中止にするかと考えたほど、難しいものでした…。

ロベルタブレードの曲げ角度

スキッピングするとなれば、ワームは絶対ズレてはいけない!

ルアーフィッシングでは世界で初めてティムコが採用した「ナイロンガード」をここでも搭載。

また利根川のようなヘビーカバーにねじ込む事も考え、チャターベイト系では異例の強さのブラシガードを搭載しました。

私は「ブラシガードは強ければ弱くすれば良い」という考えがあります。

無いものにつけるのは大変ですが、ついているものを取るのは難しくない!

ですので必ずブラシガードは調整してください。

関東リザーバーなら、ブラシガードは無くても良いでしょう。

霞ヶ浦ボートなら5本もあれば十分。

霞ヶ浦オカッパリなら…

私はガード無し、トレーラーフックもつけます!

ロベルタブレード魚2

そしてロベルタブレードは、トレーラーワームが重要。

ヘッドウエイトが無いこのルアーは、トレーラーワームの動きに依存してしまうことも多く、また真っ直ぐ刺さないだけでバランスが一気に崩れるときもあります。

オススメのトレーラーワームはヴァラップスイマー4.2とリンキンシャッド5。

私はだいたいこの2つを使います。

ロベルタブレードはヘッドウエイトが無いという事で、「ゆっくり」「水面直下」を攻略できる特徴もあります。

特に水面直下というのは重要です。

水面という壁を使うからこそ、バスが本気食いしようとするのです!

むしろ食わないから…っと言って沈めるとバスが見に来るだけ…なんてことも。

この水面直下という考え方はステルスペッパーでも採用しているコンセプト。

非常に重要になる事があります!

さてそんなロベルタブレードですが、他社のチャターベイト系同様、ブレードの厚みか薄いので自由に曲げ角度は調整することができます。

より暴れるようにするときはブレードを平らに、よりタイトに動かしたい場合、ブレードをさらに曲げてお使いください。

特にトレーラーワームとの相性が悪い場合、ブレード調整すると安定感が得られます。

ありそうでなかったコンセプトを持つ、このロベルタブレード。

ぜひ皆様もお試しください!

ロベルタブレード+サカマタシャッド

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