先日、
H-1GPX新利根川が行われました。
試合風景 参加人数は
約110名! 当日は厳しかったとはいえ、ウェイインは約60名。 数年前、あの大量死のあった新利根川復活を印象付けるには十分な釣果でした。
さて、プラクティスから振り返りましょう。
プラクティスでは長期減水から増水激濁り、水温低下と、目まぐるしく変わっていく状態でした。 そんな中でも、やはり安定して釣れるのは上流! 特に私は上流真珠棚から圏央道あたりまでが好調に感じていました。
洲の野原から妙技は相変わらず魚の動きが早く、しかも魚が薄い!
そして洲の野原の真珠棚は釣れればキロ前後とさらにでかい魚が出る。 それも例年と変わらずといった感じを受けました。
そしてどんなルアーにもバイトがあるものの、サイズを問わず掛からない…。
特にバズベイトやスピナーベイトはよく出るのですが、全く掛からないという状況。 結局、悩んだ末にキュアポップスピン7gにトレブルフックをトレーラーフックに使用すると釣れてくることがわかりました。
キュアポップスピン7g また、バズベイトもトレブルフックが搭載されたタイプのルアーに変更するとしっかり掛かる!
特に
テスト中のファイヤーチャリオット(仮称)では反応も良く、ナイスサイズも混じる状況でした。
ファイヤーチャリオット ファイヤーチャリオット(仮称)は
ゆっくり巻けばステルスペッパーのように、速く巻けばクラッカータイプのバズベイトのように使用できるルアー。
昨年からテストを続けていますが、バズに出ても乗らないような状況では強いルアーです。
形状的にフックが上を向くバズベイト。
下から食いあげてくるバスに対しては基本的には掛かりにくい構造です。
特に今回のように
バスの吸い込みが弱いときは、フックが下にぶら下がるこのルアーはフッキング抜群なルアーです。 お楽しみに!
同じようなタイプということで、
ワッパープロッパー110Fも好反応。
ワッパープロッパーは使用する方が少ないルアーですが、ものすごく釣れるルアーの一つだと私は思っています。
ワッパープロッパー また、
日中厳しい時間帯はステルスペッパー70Sを使用することで数もサイズも狙える感触を受けていました。
ステルスペッパー70S どんなタイプのルアーを使用するにしても、食べているのはエビ! ストマック調査では、エビ以外捕食しているバスを見ることはなく、
とにかくエビに依存している状況を感じました。 そのため、シャローのブッシュやアシの根っこへの執着度は高く、シャロー中心に展開を考えました。
食べていたエビ そして試合当日…。
結局、長期減水から10cm増水した状況が3日前から継続。
そのため、プラクティスではわずかなバイトしか得られなかったものの、
増水に転じた洲の野原の魚を混ぜない限り上位入賞はないと考え、プラクティスのエリアを捨て、洲の野原をランガン。 結果としては3時間費やしたものの玉砕…。
残り4時間で新利根川下流域を攻めたものの、ステルスペッパー70Sで2本しかキャッチできず終了となってしまいました。
釣った魚 優勝した方や良い魚を釣られた方はやはり洲の野原が多く、ある程度読みとしては間違っていなかったもののパターンとして煮詰めきれませんでした。
試合後にいろいろ話を聞きましたが前日、増水した洲の野原でビッグフィッシュを複数本釣った方もいたようです。
しかしその方も当日は釣れずとのこと…。
わずかな当日のキーワードを外すと全く釣れないのがバスフィッシング。 バス釣り本当に難しいです…。 っということで4年ぶりの夏のH-1GPX新利根川は終了したわけですが、ルアーの傾向が若干変わってきた感触を受けました。
それはシンキングスイッシャー系の出現です。 ステルスペッパーやガストネード、ホバリングブライスなど、今回の試合で投入する方がかなり多く、また多くの釣果も出していました。
自分が4年前に5位入賞したとき、ステルスペッパー70Sを使用していたのですが、その頃はほとんどの方が投げていなかった記憶があります。
シンキングスイッシャーがマディウォーターで効果的と私が知ったのは、確か10年ほど前。 川村光大郎さんから教わったのがきっかけだったような気がします。
その後、佐々木勝也氏などが釣果を上げ続け、いまや定番化しつつあるこのマディウォーターでのシンキングスイッシャー系ルアー。
おそらく来年以降も導入する選手が増えそうな予感がします!
--------------------------------
※大津さんへのメッセージ、この連載のご感想を受け付けております。メールの件名を「大津さんへ」としたうえで 下記のアドレスまでドシドシお送りください!! inquiry@lmg.jp
コメント
ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。