陸王U-30終了!
仙石選手の優勝で幕を閉じた今回の試合。
仙石選手、本当におめでとうございます。
U-30に出場した選手の皆様、お疲れ様でした。
正直、誰が勝っても不思議ではない内容だったと思います。 バスフィッシングの試合を経験した人ならわかると思いますが、
例えノーフィッシュでも実力がないということには繋がりません。 特に
【勝つことしか意味がない試合】では、小型のバスをまとめ上げても意味がありません。
ビッグフィッシュに狙いを絞って展開する必要があり、今回優勝した仙石選手も紙一重の展開をモノにしたからこそ優勝できたといえると思います!
さて先週、わたくしは
ティムコ代表選手となる小阪翔太選手に同行しました。
小阪選手はおかっぱりもボートも行う選手。
多彩な視点からバスを追うことができる選手で、特にサイトフィッシングが得意な選手です。
直前プラでは、彼も好感触を受けていました。※今回の釣果写真はすべて小阪選手の写真です。
先週の段階では、とにかく霞ヶ浦おかっぱりは絶好調!!
プロップペッパーの魚 朝はトップウォーター(プロップペッパー)で50cm前後がスプラッシュバイト!
その後、流入と各ブッシュにはビッグフィッシュが多数・・・。
しかも結構簡単に口を使う感触。 正直、これほどまでに絶好調な霞ヶ浦おかっぱりは初めての経験でした。 この段階では正直、
【6kg以上釣らないと勝てないだろう】と本気で思っていました。
5本釣る選手も2~3人はいるだろう、また普通に本湖がらみを釣っていけば、5本取れれば必然的に6kg前後になってしまうと思われました。
とにかくでかい! 釣り方としては、
朝のいい時間帯はプロップペッパー。 ほかにはステルスペッパー70Sを使ったブラインドの釣りとサイト。
これは先週のH-1GPX新利根川でも感じたのですが、金属が回転するスィッシャー系プラグが強い!
日が高くなってくるとブッシュの奥でボイル祭りが始まるので、そこをパワーフィネスや野良ネズミ、サイコロラバーのスキッピング→フォールで、釣っていけばいい感じなのではないかと思いました。 流入のサイトでは、クリーピーミノー2.7のマイクロベイトパターンもあるかなと。
クリーピーミノー、サイトでの魚 加えて、
【余計な釣り】は意味がないかな?と思いました。
奇をてらった釣りは逆効果。
王道な釣りこそ、現在の霞ヶ浦おかっぱりでは釣果を伸ばす秘訣ではないか?と思われました。 エリアとしては、ビッグフィッシュは一ノ瀬川から東岸の流入がらみの護岸とブッシュ、西岸はややサイズが下がるものの、これまた絶好調に釣れる感触が私にはありました。 特に
一ノ瀬川は多数のビッグフィッシュが目視できる状況。
スタートエリアからは遠いものの、間違いなくキーエリアになると思いました。
プラでは50オーバー釣っている選手も目撃。※実際試合では、ノリーズ渡邊選手が50オーバーを釣っていた。
エリア的にはこんな形で、
あとは回り方と日中の厳しい時間帯をどう攻略していくか・・・ そんな印象を受けました。
また、食べている餌に関してですが、エビ依存のみという感じではなく、場所によっては小魚系を完全に意識している動きを見せるバスも多数いました。
これはスピナベサイトもアリかな?とも感じましたが、スピナベサイトやるには数が少ないという印象で、そういった場合にステルスペッパーのようなルアーが効果を発揮すると思われました。
ステルスペッパー 同行プラクティスでは以上のような感触を受けた今回。
しかしそこは霞ヶ浦&陸王・・・
そんなイージー展開になるはずもなく、皆さま相当苦戦したようでした。 試合となると、平常心でその日のバスを攻略するという基本的なことが難しくなります。
どうしても過去の経験に頼り、周りが見えなくなってしまうものです。
バスの気持ちになってアプローチしなければならないにもかかわらず、「過去釣れたこれで釣れてほしい」と、自分の釣りをバスに押し付けてしまう。 結果、釣れない釣りを続けてしまう地獄にはまる。 試合ならなおさらです。
理不尽で、思い通りにならないのがバスフィッシングの面白さ。
ハマると抜け出せなくなる
【悪魔の趣味】、それがバスフィッシング!
【魚を釣る】という行為。
そんなシンプルなテーマでありながら、内容たるや果てしなくディープ。
やめられませんね、バスフィッシングは。
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