大津清彰 バス釣り真相解明 2022/10/5 利根川TBC!練習から振り返る現在の状況

さて、先日行われたTBCに参加してきました。

結果は17位で惨敗・・・。

今回は直前練習3日間と試合当日を通して感じた、今の利根川に関して振り返ってみたいと思います。

全体の状況としては、一週間前の台風の影響からか活性はかなり低い印象。

徐々に流れと濁りは落ち着いてきているものの活性は上がらず、それは試合当日まで続いていました。

釣れる場所もバラバラ。

アシやブッシュ、クリーク、どこでも反応があるものの、とにかく反応してくる魚が少ない!

ただ、いわゆるシャローに差しているバスはアグレッシブなので、基本落ちパク。

いつもどおりのベイトフィネスジグ5g+フラッピンホグJr.がリズムよく攻めることができるので、安定の釣果。

ベイトフィネスジグ

しかし本流は本当に厳しく、釣れて丸一日やって1~3匹。

そんな中でも数が安定して触れるなと感じたのは長門川でした。

長門川をどう攻めるかというと・・・

パンチング!

パンチングにて

近年、霞水系で増えている、「ミズヒマワリ」

これを攻略するためのテクニックがパンチング。

パンチングとは、重いシンカーを使用して、通常入れることができない水生植物を撃ち抜くための昔からあるテクニックです。

近年、パワーフィネスが主流になり、忘れられたテクニックの一つともいえると思います。

しかし、このミズヒマワリ・・・

難攻不落。

そもそもちょっと重いくらいのルアーでは入らない!!

重いパンチング以外もはや攻められないといってもよいほど、びっしり茎と葉が生え茂ってしまう植物。

ただこのミズヒマワリの下は空洞なので、日差しがきついときほどバスが逃げこむ場所なのです。

ライブスコープの出現で、沖にもルアーが飛んでこない場所がないと言われている昨今。

このミズヒマワリの下こそが唯一の安息場所といっても良いかもしれません。

そんな場所なので、ルアーが入れば食うのです。

パンチングにて2

今回使用したのは、エスケープツインに28gのテキサスシンカー。

28gでもなかなか撃ち抜けないため、正直42gくらいあってもよいと思いましたが、なんと手持ちがなかった・・・。

ロッドはフェンウィックACES70CHJ。

ラインはフロロの20ポンドとPEラインを使い分けました。

いや、いくらなんでも重すぎだし、ルアーでかすぎでしょ・・・

っと思うかもしれませんが、写真を見てのとおり、30cmそこそこのバスも本気食いしてしまうのがパンチング。

試合後OSP社員の方と居残りパンチング練習。42gシンカーにドライブビーバー3.5。

とにかくミズヒマワリの下は魚がスレてない!

入れることさえできれば釣れてしまうのが、最近ミズヒマワリが茂るフィールドの特徴だと感じています。

話を試合に戻しましょう。

そんな強力な長門川パンチングでしたが、練習ではサイズが40cm以下しか触れませんでした。

今年のTBCは年間成績がなく、とにかく優勝を目指さなければ意味がない。

そのため数が少ないものの比較的サイズが良かった利根川下流域でバスを探すことにしました。

これが結果として最悪。

朝から全くバイトがなく、しかもエンジントラブルで数十分ロス。

なんとかエンジンは掛かったのでこれ以上下流は危険と判断し、長門川へ戻り・・・。

野良ネズミにて

新作のフェンウィックLINKS-CT65SLP+JにPE1.5号、野良ネズミでキャッチ。

その後、ファットヤマセンコーでバラし、パンチングでミスり試合終了(涙)

結果としてかなり厳しい試合で、40cm以下でもそろえれば優勝。

振り返ってみれば長門川で一日心中するのがベストな選択だったように思います。

試合後はOSPの社員、大学時代からの親友であるAさんと居残り練習。

3バイト1フィッシュとなり、やはり長門川のパンチングはバイトが取れる安定した釣り方なのだと実感。

1オンス以上のテキサスシンカーをボックスに入れている人のほうが、ライブスコープを持っている人より少ないと私は思います。

それゆえ、このパンチングというテクニックが現代のバスフィッシングでは光り輝く唯一無二のテクニックの一つだと私は考えています。

バス釣り真相解明を見ていただいた方にこのテクニックを特別に公開!

勝ったら一般公開したいと思います~。

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