おはようございます、こんにちは、こんばんは。
さて今回は、プロ野球の日本シリーズ出場チームが決まり、両チームのファンは盛り上がっているでありましょう今日この頃!(←ちょっと長い)ってことで、こんな質問にお答えしましょう!
【質問】 アスリートは試合中にゾーンに入ることがあると聞きますが、釣り人にもゾーンはありますか? 金森さんはゾーンに入ったことはありますか? 釣り人にとっての至福の瞬間。ドっぷりハマるきっかけでもあります。ただでもちょっと厄介だったりもして(笑)。 いやいや、ゾーンと言うのは、いわゆるゾーンだと思いますが、
正直バス釣りにおいてゾーンとまで呼べるようなことが起こるかは分かりません。 個人的な解釈かもですが、アスリートが体験するゾーンと言うのは、スピリチャルな領域にも近いですよね。
なのでそれと比べるとどうかなとは思いますが、
近いような体験はあります。 誇張ではなく
水中が手に取るようにわかる。 もちろんサイトフィッシングではなく、「あそこに落として流してツーアクションさせればあのスポットで食いますよ」と宣言したのがその通りになるとか。
釣る側よりもむしろバスの気持ちになるみたいな、そんな感覚はあります。
魚が見えてても難しいのに、見えていてかつ魚を意のままに操っているような感覚です。 取材とかだと釣る前に発言したりするから余計にそう思うのかもしれませんが。
ただそれはゾーンと言うよりは、
水中や魚の状態を把握する力が敏感になっているというニュアンスでしょうか。
周りが一切釣れていないのに自分ひとりだけが釣れて、その理由はもちろん分かっていてそれがいつまで続くのかまで理解できてしまう。 そういうことは年に何回かはあります。
誰でも釣れるような時よりも、厳しい状況でも自分だけ釣れている時に経験することが多いですね。 ただこれには条件があります。
偏っているときです。 その時間同じ場所にいるどのアングラーよりも変化や状況を圧倒的に自分の中に取り込めていて、その対応策がきちんと実践できている。 やるべきことが一本化されてやらなくていいことが精査されている状況。
結果振り返ってみても、そういう状況になる時は偏っている時ですね。
急に雨が降って痩せていたインレットに濁流が入ったなんていうのは分かりやすいですが、
もっと繊細な部分、見た目は変わらないのに流れが変わったとか。 あるいは季節のハザマで、普通なら状況を捉えにくいのが、進行具合が分かって魚がたまっている場所、欲しているエサが分かるとか。
それが傍から見たらゾーンに入っているような、自分でも「これはすごい!」と認識できている楽しい瞬間だと思います。 でもこれって等価交換というか面白いもので、
それを経験した後ほど釣れなくなります。 二度と同じ状況はないのに、釣り人の性でついつい無意識にそれに引っ張られてしまう。 「あの時はこうだったから、同じことをすればまたそうなるだろ」と。
強烈すぎる釣果だけに仕方ないことではあるんですけどね。
フラットにして考えると、先に釣っているだけのような気もします(笑)。
なのでアスリートのゾーンもそうですが、
やろうと思ってできることではないです。 SNSの情報とか、過去の経験とか良い思い出とかすべて白紙にして、ありのままの状況を素直に受け入れてみる。 それに対しての分析や観察ができた時、
パズルのピースがハマるとは言いますが、それがゾーンですよね。
これは
どんな釣り人にも訪れる可能性はあります。 もちろんビギナーズラックとは違うので、経験の積み重ねも必要ですが、それが邪魔になることもある。
難しくて厄介です(笑)。
だからこそゾーンなのかもしれませんが。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!!
また来週!
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