2022/11/14 起立、礼、お願いします!
皆さん、こんにちは。
ティーチャー大場です。
釣りに行けない日は、釣り具を買って慰める。
釣りに行けた日も、帰りに釣具屋へ直行。
ああ、素晴らしき釣り具爆買い人生!
ということで今回はずっと気になっていたリール
『アルファスAIR TW』を買ってみたのでインプレしてみます!
[目次]
【1】アルファスシリーズとは
【2】まずは外観をチェック!
【3】で、肝心のベイトフィネス性能はいかに!?
【4】初代アルファスAIRの意外な使い道 【1. アルファスシリーズとは】
アルファスAIR TW 8.6L(DAIWA) アルファスシリーズは2004年の登場から根強い人気があるDAIWAのミドルグレード機種。
金属製メインフレームによる堅牢性にコンパクトなボディ、バス釣りで使用頻度が高い3/8〜1/2ozのルアーが快適に扱えるスプール径、手頃な価格、ソルト対応…など「ザ・必要十分」な人気シリーズ。
そんなアルファスシリーズから初めて、より軽量ルアーを扱える機種として登場したのが2016年発売の「アルファスAIR」。
今回私が購入したのはその2代目モデル(2020年発売)となります。
こちらは2016年発売の初代アルファスAIR 7.2L。 【2. まずは外観をチェック!】
まずは外観をチェックしてみましょう。
正面 側面(ハンドル側) (画像5)
側面(ブレーキ側) 背面 上面 正直、個人的には、これまでのアルファスシリーズは見た目二の次(失礼!)、基本性能第一的な印象だったのですが、今回のモデルチェンジはかなり見た目がカッコ良くなったと思います。
ゴールドではなくシルバーのTWSレベルワインドが落ち着いた印象。 ブラックのサイドパーツもグッド。 サイドプレートの造形はもうちょっとシンプルでも良かったかな…。 釣り場で並べているとスティーズCT SV TW(写真右)と間違えるくらいコンパクトかつカッコ良くなった2代目アルファスAIR TW(写真中央)。 【3. で、肝心のベイトフィネス性能はいかに!?】
ベイトフィネスリールの性能を左右するものは言うまでもなくスプールです。
今回、あの
K.T.F.沢村幸弘プロの開発協力を得ているということで、そこも非常に気になっていたポイントでした。
初代アルファスAIRのスプールと比較してみましょう。
左:初代アルファスAIRスプール 右:アルファスAIR TWスプール。ひと目見ただけでふた回り以上小さくなっていることがわかる。 スプール径は32mmから28mmに小口径化。(実測値、以下同様) スプール幅は25.4mmから22.4mmに小幅化 スプール重量(ベアリング付き)は初代が9.65g、2代目が8.11g。1.5g以上軽量化されている。 ということで、初代よりも、より軽いルアーが投げられることはほぼ間違いなさそうですが、すでに実際の釣行でも何回か使ってきているので、軽量ルアーをキャストしてみた使用感をご紹介します。
※ピッチングでの使用感。使用ロッドはデストロイヤーF2-60Xクリフハンガー(ライトパワー)。ラインはフロロカーボン8lb。
1)シャッド
シャッドラップSSR 6cm(5.2g)やレベルシャッド(4.2g)が低弾道で気持ちよく飛んでいきます。
ソウルシャッド45SP(2.8g)も余裕でした。
わずか2.8gのソウルシャッド45SPでもスプールレスポンスは問題なし。 2)スモラバ
コスモ1.8グラムにブルスホッグベイビー(合わせて4.8g)のキャストも低弾道で決まり、飛距離も十分!
1.8gのスモラバは余裕。小口径スプール恐るべし! 3)小型ワームのノーシンカーリグ
HPバグ(2g)やMMZナミ(2.3g)のノーシンカーリグになると2g台ですが…。
これもスプールレスポンス良く、低弾道でピッチングすることができました。
2g前後のルアーも余裕。まだ軽くしても行けそう! 4)マイクロワインド用ジグヘッドリグ
このタックルでの使用が適切かどうかは別として、0.9gジグヘッドとシャッドインパクト2inchの組み合わせ(1.4g)をピッチングしてみました。
若干弾道が上ずりますが、慣れれば十分キャストができる実用レベルでした。
なんと1.5g前後のルアーも実用可能レベル! 5)マイクロベイト
最後にヴィローラマイクロのホバスト用リグ(0.9g)とMMZチビのノーシンカーリグ(0.98g)をピッチングしてみましたが、さすがにスプールのレスポンスが悪く、なんとかルアーを飛ばすことはできるのですが、実用レベルではないと感じました。
さすがにここまで軽量になるときつい。 ということで、アルファスAIR TWは、誰が使ってもその進化を体感できるベイトフィネス機になっていると思いました!
ベイトフィネスを使うメリットですが、シャッドや軽量リグなどを
手返しよくキャストでき、太いラインで使える点がスピニングタックルにはないメリットかと思います。
【4. 初代アルファスAIRの意外な使い道】
最後に、ベイトフィネス性能では2代目に劣る初代アルファスAIRですが、意外なメリットがあり、個人的には引き続きなくてはならない存在です。
それは、
スモールクランクベイト用。
初代アルファスAIRは、ノーマル〜スモールクランク用として超お気に入りのBLX LG 632MLFB(DAIWA)にセットして引き続き愛用中。 ハイプレッシャー化した近年のフィールドで出番が多い小型クランクベイトやシャッドクランクですが、最適なタックルに困っている方はいませんか?
スピニングだとラインが細いし手返しが悪い。かといって通常のベイトタックルだと飛距離が出ないし、キャスト精度も悪くなる。
初代アルファスAIRは、太糸でも12lb-40mの十分な糸巻き量がありつつ、1/4oz以下の軽いルアーが投げられて、かつスプールが肉抜きされていないので、強度面の心配もありません。
現行のアルファスAIR TWは糸巻き量が8lb-30〜45mで、スプールも肉抜きされているので、クランク用リールとして使うには若干不安があります。
B.D.S. 1.2 Magic、リズィー、タイニーブリッツ、クラッチ、ワーミングクランクショットなど7g以下のスモールクランク用リールとしてオススメの初代アルファスAIR。 ということで、初代モデルはスモールクランク用、現行モデルはシャッドやフィネス用として、これからもガンガン使っていこうと思います。
それでは今日はこの辺で。
起立、礼、ありがとうございました!
●アルファスAIR TW 8.6L[DAIWA]
自重(g):160
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):75
最大ドラグ力(kg):3.5
スプール寸法(径mm/幅mm):28/21
標準糸巻量(lb-m):6-45、8-45
ハンドル長さ(mm):80
ベアリング ボール/ローラー:6/1
購入価格:30,820円(税込)
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