大津清彰 バス釣り真相解明 2022/11/16 艇王津久井湖を振り返って・・・今の津久井湖、MAXポテンシャルを引き出すために必要な釣り、すべてを公開します

さて、先週行われた艇王第三戦津久井湖。

相手はご存じ青木唯選手。

2022年最強のひとりと言っても過言ではないアングラーでしょう。

今期プロトーナメントで11回?の優勝という、前代未聞の記録を打ち立て、藤田京弥氏と並ぶ、若手筆頭のアングラーであることは誰の目にも明らか。

そんな相手に、自分はどんな釣りを展開していたか・・・。

通常、艇王・陸王は参加選手に案内が来た後、直前まで場所は知らされません。

場所の連絡が来た瞬間から、そのフィールドでのオフリミット期間が開始となります。

しかし今回の艇王は、台風により一度延期となってしまったため特殊ルール。

場所は変わらずに、10/31〜11/6までの1週間がオフリミット期間、11/8・9が公式プラクティスとなるルールとなりました。

そのため、可能な限り津久井湖に通いパターンを探しました。

実は試合2週間くらい前までは様々な釣りでビッグフィッシュが釣れていました。

サカマタシャッド5の2.7gボトスト

マッドペッパーマグナムサイレントの2oz.ヘビキャロ

サカマタシャッド5にリューギ モノガードヴェスパ #2 2.7gのボトストは特に反応が良く、ボトムをまるでカバースキャットの釣りのように超スローにシェイクで引いてくるとビッグフィッシュが反応!

また、濁りが残っている状況では、マッドペッパーマグナムサイレントに対しビッグフィッシュの反応が良い状況でした。

加えて、ステルスペッパー70Fのキャロではキロフィッシュは昨年通り釣れていました。

他にはカバースキャット・ヘビキャロなども好調。


ステルスペッパー70Fのキャロで

そんな津久井湖でしたが、日に日にそれらのパターンが効かなくなっていきました。

そして最後まで残った、というか、さらに良くなっていったのが今回メインとなった【ワインド釣法】でした。

加えてライブスコープを使い、さらに精度を上げてバスに仕掛けていく方法です。

ヴィローラマイクロのマイクロワインド

実を言うと、この釣りだけは絶対避けたかった。

対戦相手となる青木唯選手。

今期11回の優勝は、おそらく全てライブスコープを使ったライブサイト。

日本一、いや世界一ライブスコープを熟知している相手。

そんな相手に太刀打ちできるはずがないと考えていたからです。

しかし・・・

結局それ以上の釣り方はやはり見つからず。

公式プラクティス2日間に入ることになりました。

そこで公式プラクティスは、ワインド釣法に関係するあらゆるワームとジグヘッドを試し、魚の反応を探していくことをメインにしました。

この中で最後まで残ったのが、今回使用したワームアクアウェーブのスパーク40です。※実は公式プラで初めて使用した。

ジグヘッドも重要で、A.W.ロックヘッド3g #6とアルカジックジャパンのAr.ヘッド マルチロック5.0g #4を使用しました。

この組み合わせでワインドすると、左右のダート幅がかなり大きく、結果としてその動きがスイッチを入れる要因となりました。

逆に、左右のダート幅が少ないワームとジグヘッドの組み合わせでは、反応が鈍い・・・。

重要なのは、「美味しいですよ~」っと目の前で誘うのではなく、あくまで本気で逃げるワカサギを演出すること。

集団からはぐれ、1匹で不安に漂うワカサギが、バスに見つかり、必死に逃げる動きをイメージして誘うことです。

これが最も大切です。

この感覚が身につけば・・・

この時期の津久井湖のバスはどんどん食ってきます!!

AWロックヘッドにスパーク40を取り付けた状態

これらのルアーを試しつつ、仕掛けていくエリアを探していきました。

津久井湖の場合、時間帯で良くなる場所が異なります。

そのため、朝・昼・夕方といった感じで回る場所を探していきました。

とはいっても、今回1500g以上の魚をコンスタントに狙えたのは通称6番の両岸のみ・・・。

まず最低ウエイトは3500g、青木唯選手相手に勝負になるのは1500g×3本で4500g以上、そんな目標で本番を迎えることとなりました。

当日の模様はこちらで

https://prime.luremaga.jp/set/1599/contents/2007?fcid=324

結果はご存じのとおり、100gという僅差でしたが3本5070gでなんとか勝利することができました。

結果発表

使用したのはプラで見つけたアクアウェーブのスパーク40。

ジグヘッドは当日は重く、速い方が食いが良く、アルカジックジャパンのAr.ヘッド マルチロック5.0g #4を使ってバスを釣っていきました。

実はこのハリ・・・

手持ちが2本しかなく、試合中に何度も研ぎなおして使用していました。

★使用タックル★
ロッド:フェンウィックLINKS-CT 60SULP+J
リール:ヴァンキッシュ2500S
ライン:エックスブレイド リアルデシテックス0.3号+LDLフロロ2.5X (1.75号)約1.3m
ルアー:アクアウェーブ スパーク40+A.W.ロックヘッド3g #6&アルカジックジャパンのAr.ヘッド マルチロック5.0g #4

正直、まさかという結果でした。

結局、彼の土俵ともいえるライブスコープでのガチンコ勝負を挑む形となりましたが、僅差のウエイト。

ほんの少し、運が良かった私が勝つことができたのだと思います。

また青木唯選手にとって、艇王は人生5日目の津久井湖だったようです。

たった5日の経験・・・

それだけで津久井湖のMAXポテンシャルを叩き出す日本最強のアングラーは、本当に恐ろしいと感じました。

艇王史上、最大の乱打戦となった今回。

2人のトータル本数は約50本。

津久井湖のポテンシャル、半端ないです!!

最高のフィールドで艇王を楽しめたことに感謝です。

そして艇王2022チャンピオンカーニバルは、川村光大郎選手・三原直之選手というこれまた怪物ぞろいの戦いです。

こんな贅沢な機会はめったにない!!

全力で楽しみたいと思います。

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