今回はちょっと難しい話、最新ツールを深掘り。
発売された時からすべての歴史が変わったともいえる3Dソナー、前方ソナーに関して書いてみたいと思います。 私が3Dソナーに出会ったのは2017年。
TOP50アングラーである佐々一真さんに同船した時がその出会いでした。
当時はまだライブスコープが発表される前。
前方ソナーはパノプティクスPS22というものが存在していました。 その時の衝撃は凄まじく、「これはすべてが変わる」と直感し、直後魚探をガーミンに総入れ替えをしたことが始まりでした。
PS22導入時 2019年の冬あたりからライブスコープは使い始め、現在に至ります。 実際、どのように使用しているかというと、もう水中すべての情報把握に使用します。 レンタルボートではライブスコープ以外の振動子は全く使用していません。
偏光グラス、サイトマスター越しに見える深さは当然肉眼に頼るのですが、それより深い場所で一体何が起きているのか?に関してはライブスコープを使用しています。 肉眼と同じように深い場所も把握することで、水中での活性の高さやバスの動き方、時合などを考えていきます。
地形や障害物の把握も重要ですが、
ライブスコープの良さはベイトをはじめとした魚たちの状況把握です。 特にワカサギで顕著なのですが、バスに追われているワカサギの群れと追われてない群れ、動きが異なります。
追われているワカサギは個々の動きが速く、また群れが歪に変形します。
こういったベイトが追われているのか?を正確に把握できることは、バスがフィーディング状態にあるのかないのかわかるため、場所選びでは非常に便利です。 また、ワカサギのように見えてアブラハヤの群れだったり、ウグイだったり、よく動きを見ると違いでわかるのですが、これに関しては実際サビキで釣ってみて魚種への理解を深めていきました。
さらに実際ルアーで釣りこんでいけば、バスなのか?ウグイなのか?コイなのか?ヘラなのか?ウグイなのか?大体理解できるようになってくると思います。 当然、釣りやすいバスと釣りにくいバスも、わかるようになってきます。
ライブスコープ ではどのようにライブスコープを使いこなしていくか?ですが、
これはもうほかのスポーツ同様、練習するしかありません・・・。 ひたすら画面と向き合い、理解を深めていく方法です。 波風がある状況、ボートが動く状況下で、正確にコントロールしていくのはかなりの練習が必要です。
さらに現在、試合で勝つために最も重要ともいえるライブサイトを習得したいのであれば、まずはその基本となる肉眼によるサイトフィッシングを身につけなくてはなりません。 サイトフィッシングで、バスの動きを知り、どのようにルアーを泳がせ、ローテーションし、どこで食わせるか?といったことが身についていないと、ライブサイトでもバスを食わせることは至難の業です。
私自身、ライブサイトを身につけようと思ったときに、まずはじめたのがサイトフィッシングを今一度身につけることでした。
ライブサイトを身につけるには練習しかないのですが、まずはやりやすいことから覚えてみるのが上達の近道かと思います。 まずはボートとエレキを直線で構え、魚を捉える練習です。 直線上にあるバスを捉え、ルアーで仕掛けていく方法です。 狙うバスの深さは若干深い方が映しやすいので、水質がクリアなフィールドで水深7m前後がオススメ。
これは振動子の指向角の問題で、やや深さがあった方がルアーを映しやすいのです。
使用するルアーは、アラバマやダイラッカなどの大型なルアーで練習するのが良いと思います。 これが身についてくれば、徐々にほかのルアーも画面越しに映せるようになると思います! っということは・・・
この真逆のものがライブサイトでは最高難易度となるわけです。
ボートに対して直角や後方、ルアーはマイクロベイト、狙う水深は浅い・・・
これができれば一人前と言いたいとことですが、こんなことが毎キャストできるのは各湖に1人くらいしかいないと思いますので問題ありません(笑)。
私もルアーを見失うことが多々あるので、修行中です。
最後にライブスコープの設定ですが、現在使用する
ライブスコーププラス(LVS34)では、
パレット:投光照射 感度:80~100% 色調整:なし ノイズ除去:高(本気のライブサイトではオフ) ゴーストリジェクト:自動 TVG:オフ ※水深と距離は状況で細かく使い分けています。
こんな感じです。
実際には水質や対象物で調整しなくてはならないのであくまで目安です。
LVS32ではもう少し感度を高めに設定することが多いです。
ノイズ除去に関してはなんとなく全体を見たいのであれば、高の設定で良いでしょう。
画面がクリアになるので状況を把握しやすくなります。
ですが、ライブサイトをしようとなるとこれが曲者で、ノイズ除去を入れてしまうと速く動く物体のタイムラグが生まれやすくなってしまいます。
そのため、
バスがルアーに対しチェイスし、それを食わせるような場合、ノイズ除去はオフにした方がより釣れるというのが私の考えです。 ただし、画面はノイズだらけになるので、ノイズの中からルアーを映し出し把握する技術が必要になります。
今回はライブスコープの導入の部分だけ書いてみました。
ライブスコープに関しては、書きたいことが多すぎで、文章ではなかなか伝えきれない部分です。
なにかわからないことがあれば、湖上でお尋ねください! なんでもお答えいたします~。
トラファルガー5の魚(※表層i字系のライブサイトにて。偏差射撃が必要で最も難易度が高く、これができればかなり武器に)。 --------------------------------
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