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金森隆志 JUKE BOX 2022/12/20 ルアーを作る過程を知りたい。どうやってカタチにする？
おはようございます､こんにちは､こんばんは｡
まずは更新が滞っていたことをお詫びいたします。
担当さんがすっかり忘れてたそうです（苦笑）。
反省していましたのでお許しを！ってことで久しぶりの今回は、もはや年末！ってことで、正直そこにはあんまり関係ないですが（笑）、この質問にお答えします！
【質問】
ルアーを作る過程を詳しく聞きたいです！ アイディアをどうやって形にして、製品にしていくのか。カラーやパッケージなど、いろいろなことを決めていくと思うのですが、その裏側を知りたいです。
それこそメーカーらしさが出てくる部分。あくまで、レイドジャパンでは、のお話です。
まぁまぁ、とかく人間というのは裏を知りたがりますよね、特に思春期の若者とかは。
いろんな意味でね（笑）。
ただ思春期を通り過ぎた大人は思うわけですよ、その裏側は本当に面白かったのかと。
裏は裏にあるからこそ魅惑的で魅力的なので、ただただ覗いてみたくなるのは分かります。
でもね、それってスカートの中身と同じですよ。
期待はすれど、パンツはパンツですからね。
まぁそれが見たいのであれば、レイドジャパンとしては特別に隠す物でもないので見せはします。
ただし、読んで面白いかは別物だよ！っていう前置きはしておきます。
そんなにパラレルワールドでもワンダーランドでもありませんからね。
で、まずはルアー作りのとっかかりですが、これは個人やメーカーによって大きく異なります。
レイドジャパンではどうか。
以前にも答えたことはありますが、個人的なとっかかりはストレスとコンプレックス。
オカッパリでもボートでも釣りをしている中で使ったアイテムにストレスを覚えたらなんとかしたい。
たとえばレベルバイブ。
オカッパリで浅いため池で投げることを考えたら、つんのめってクランクベイトのような角度で入るバイブレーションは使いにくい。
そこがストレスですね。
シャローレンジもレベル（水平姿勢）で泳ぐバイブレーションが欲しい。
だから作りました。
その活躍はみなさんご承知の通りです（笑）。
レベルバイブブーストもそう。
いわゆるテッパン系の波動は、強すぎるし暴れるしであまり釣れる気がしない。
もっとタイトで食わせ寄りでコントロールしやすいメタルバイブが欲しいということ。
ビッグクローラーベイトも、ただでかくてガチャガチャするだけじゃなくてデッドスローでロールしながら引っ張れて食わせたい。
だからダッジができました（写真はでかダッジです）。
こんな風に現場で感じるストレスをなんとかしようというのが始まり、とっかかりになります。
もちろん、長く使って釣ってきてるからこそのストレスで、決して単なるアラさがしではないことは理解してください。
そしてもうひとつはコンプレックス。
これはリスペクトとも言い換えることができますが、もちろん自社製品ではなくて、これはすごい！と感じるルアーが世の中にはたくさんあります。
順番が逆になりましたが、そういったすごいルアーへのコンプレックス、リスペクトだけではなくて、そこから使い込んでストレスがあるというのがキモになります。
だからこそコンセプトが決まって、そこからカタチにしていく。
これが立ち上がりの部分です。
それからいわゆるプロトモデルができますが、そのあたりの流れも千差万別、十人十色。
高いレベルで機械的に数値化してカタチにしていくメーカーもありますが、レイドジャパンの場合は若干アナログ寄りでしょうか。
まずは手作業で粗削りに作ってベースにする。
もちろんそこまで何工程もありますが基本は手作業。
そこから動きやストレス解消のための機構や、そのためのウエイト、形状なんかを入れ込んでみて、徐々にカタチにしていきます。
それを繰り返して最後には数値化、データ化して完成品（量産）となりますが、ウチの場合はやや悪い意味で時間がかかりすぎてる感はあるかなと。
一般的に、長い時間をかけてテストしている物ほど良い物っていう風潮がありますが、個人的には良い物って一発で決まりますね。
レベルバイブなんかまさにそうで、一発目がほぼ完成品で、それが一発目なもんだからまだ良くなる、すごいことになる！って時間をかけていろんなことをやりましたが、最終的に一発目に戻りました（笑）。
なので、開発期間が長いから良いってことでもないのですが、時間がかかりがちになる。
それもまたレイドジャパンらしさかなとも思っていますけど。
と、ここまでが製品ができるまでってことになりますかね。
えっと、これ面白かったですか（笑）？
まぁどうせなのでもう少し話を続けますが、ちょっと長くなったので今回はここまで！
と言うわけで､keep it 現場スピリッツ!!
また来週！
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まずは更新が滞っていたことをお詫びいたします。
担当さんがすっかり忘れてたそうです（苦笑）。
反省していましたのでお許しを！ってことで久しぶりの今回は、もはや年末！ってことで、正直そこにはあんまり関係ないですが（笑）、この質問にお答えします！
【質問】
ルアーを作る過程を詳しく聞きたいです！ アイディアをどうやって形にして、製品にしていくのか。カラーやパッケージなど、いろいろなことを決めていくと思うのですが、その裏側を知りたいです。
それこそメーカーらしさが出てくる部分。あくまで、レイドジャパンでは、のお話です。
まぁまぁ、とかく人間というのは裏を知りたがりますよね、特に思春期の若者とかは。
いろんな意味でね（笑）。
ただ思春期を通り過ぎた大人は思うわけですよ、その裏側は本当に面白かったのかと。
裏は裏にあるからこそ魅惑的で魅力的なので、ただただ覗いてみたくなるのは分かります。
でもね、それってスカートの中身と同じですよ。
期待はすれど、パンツはパンツですからね。
まぁそれが見たいのであれば、レイドジャパンとしては特別に隠す物でもないので見せはします。
ただし、読んで面白いかは別物だよ！っていう前置きはしておきます。
そんなにパラレルワールドでもワンダーランドでもありませんからね。
で、まずはルアー作りのとっかかりですが、これは個人やメーカーによって大きく異なります。
レイドジャパンではどうか。
以前にも答えたことはありますが、個人的なとっかかりはストレスとコンプレックス。
オカッパリでもボートでも釣りをしている中で使ったアイテムにストレスを覚えたらなんとかしたい。
オカッパリで浅いため池で投げることを考えたら、つんのめってクランクベイトのような角度で入るバイブレーションは使いにくい。
そこがストレスですね。
シャローレンジもレベル（水平姿勢）で泳ぐバイブレーションが欲しい。
だから作りました。
レベルバイブブーストもそう。
いわゆるテッパン系の波動は、強すぎるし暴れるしであまり釣れる気がしない。
もっとタイトで食わせ寄りでコントロールしやすいメタルバイブが欲しいということ。
ビッグクローラーベイトも、ただでかくてガチャガチャするだけじゃなくてデッドスローでロールしながら引っ張れて食わせたい。
こんな風に現場で感じるストレスをなんとかしようというのが始まり、とっかかりになります。
もちろん、長く使って釣ってきてるからこそのストレスで、決して単なるアラさがしではないことは理解してください。
そしてもうひとつはコンプレックス。
これはリスペクトとも言い換えることができますが、もちろん自社製品ではなくて、これはすごい！と感じるルアーが世の中にはたくさんあります。
順番が逆になりましたが、そういったすごいルアーへのコンプレックス、リスペクトだけではなくて、そこから使い込んでストレスがあるというのがキモになります。
だからこそコンセプトが決まって、そこからカタチにしていく。
これが立ち上がりの部分です。
それからいわゆるプロトモデルができますが、そのあたりの流れも千差万別、十人十色。
高いレベルで機械的に数値化してカタチにしていくメーカーもありますが、レイドジャパンの場合は若干アナログ寄りでしょうか。
まずは手作業で粗削りに作ってベースにする。
もちろんそこまで何工程もありますが基本は手作業。
そこから動きやストレス解消のための機構や、そのためのウエイト、形状なんかを入れ込んでみて、徐々にカタチにしていきます。
それを繰り返して最後には数値化、データ化して完成品（量産）となりますが、ウチの場合はやや悪い意味で時間がかかりすぎてる感はあるかなと。
一般的に、長い時間をかけてテストしている物ほど良い物っていう風潮がありますが、個人的には良い物って一発で決まりますね。
レベルバイブなんかまさにそうで、一発目がほぼ完成品で、それが一発目なもんだからまだ良くなる、すごいことになる！って時間をかけていろんなことをやりましたが、最終的に一発目に戻りました（笑）。
なので、開発期間が長いから良いってことでもないのですが、時間がかかりがちになる。
それもまたレイドジャパンらしさかなとも思っていますけど。
と、ここまでが製品ができるまでってことになりますかね。
えっと、これ面白かったですか（笑）？
まぁどうせなのでもう少し話を続けますが、ちょっと長くなったので今回はここまで！
と言うわけで､keep it 現場スピリッツ!!
また来週！
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