さて、今回は先週行われた
艇王2022チャンピオン・カーニバルに関してプラクティスから振り返ってみたいと思います。
豊英湖は、40cmくらいまでとそれ以上のサイズでは、食べている餌が劇的に変わるフィールド特性があると考えています。 40cmくらいまではいわゆる房総体型のやせ形。
これは
エビや虫といった餌をメインに捕食しているバスです。
豊英名物小テナガ 今回、豊英湖にいくつかあるフラット、仲台と白鳥沖にそういった魚が群れていました。
あとは通称がけ下という場所。
がけ下では、小テナガをメインに捕食していました。
問題はフラットの魚です。 いったい何を食べているのか?
最初はよくわからなかったのですが・・・
羽虫の蛹 なんと羽虫の蛹をメインに捕食している!
どうやらこれがバスたちの活性に大きく影響を与えている。
この羽虫の蛹は晴れた風のないタイミングで動き出すようで、そういったタイミングでバスの活性が高まることがプラクティスではわかってきました。 ルアーに関しては「モジャ」っとしたルアーへの反応が良く、
スモラバやサイコロでの反応が良好! スモラバ、ダウンショットやネイルリグでもバスは釣れるのですが、イマイチ芯を食っていない。
そこで色々試し、
結果的にはクリーピーエッグ34にラバーを刺したプロトルアーのホバストとジグヘッドへの反応が良いとわかりました。
クリーピーエッグラバー34のホバスト
クリーピーエッグラバー34のジグヘッド ただ、これは
大きくても900g。 これを狙っていては勝てないと考えていました。
そこで、
豊英湖のビッグバスのパターンを探しました。
豊英湖のビッグフィッシュは、ヘラ・ギルといった魚系、そしてカエルといったものをメインで捕食しています。 虫とエビをメインで捕食していては、あの体型にはなれない・・・
この湖は
「でかいルアーででかい魚が釣れる」というシンプルな方程式が通用しやすいと考えています。
結局、2日間のプラクティスではレイジースイマーとベローズギル3.8のネコリグ、ブレードアラバマ+ローリングハーケン93Sでショートバイトをとっただけで、キャッチまでは至らず・・・
ビッグフィッシュのパターンはあやふやなまま決勝当日を迎えることになりました。
試合当日 試合当日も、朝からビッグフィッシュを狙いました。
とにかくビッグフィッシュを1本、そして抑えの釣りで2本釣れば勝てる可能性があると考えました。 当日、小ベラの放流があり、それをきっかけにビッグフィッシュが動き回っていることは魚探の映像でわかりました。
ただ、食わせ方が一向にわからない・・・・ レイジースイマーとベローズギル3.8のネコリグ、アベンタRS、プロップペッパー、スーパーリビングフィッシュ4インチのミドストなど試合当日も様々なルアーを試してみるものの口を使わせることができませんでした。
結論としては、朝から10:00までノーバイト。
仕方なく抑えのパターンへ。
試合中のバス 当日は曇り。
前日よりは活性が低かったものの、8本キャッチ!
3本のウエイトは2090g。
正直、3本で2500g以上はベースとして釣れると考えていたため、それでもかなり苦戦を強いられました。 合間合間でビッグフィッシュパターンを試してみますが、スーパーリビングフィッシュ4インチでワンバイトあったのみ!
あれが獲れれば勝てたかもしれない・・・
そんなサイズのビッグフィッシュでした。
しかしその後はチャンスもなし。
無念の帰着となりました。
結果 正直、絶対勝てないウエイトだと思って帰着したので、勝てたことへの驚きのほうが強かったです。
たまたま3人とも、明確なビッグフィッシュパターンを見つけることができなかったということだと思います。 とはいえ結果、
第10代目艇王に!
艇王 嬉しさもありますが・・・
ビッグフィッシュを三日間かけて1匹も釣ることができなかった釣果への悔しさが強い! あの食わせられなかったビッグフィッシュを狙いに、年内に再度豊英湖へは訪問予定です。
その模様は後日、このバス釣り真相解明でお伝えできればと思います。
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