金森隆志 JUKE BOX 2023/1/31 ハイシーズンの好条件は冬でも変わらない?

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

寒くても辛くても現場に出続けているバス釣りLOVEなみなさんをリスペクトして、今回は冬に釣るためのヒントになりそうなこの質問にお答えしまっす!

【質問】
ハイシーズン中は、朝夕のマズメ、ローライト、雨、風(微風)などが好条件とされますが、それは冬でも当てはまりますか?

共通でもあり違いもある。それが釣れると釣れないの差にもなる。それもバス釣りの奥深いところです。

ハイシーズンほどではないですが、あてはまるとは思います。

ハイシーズンにはやはりそれなりに魚が動いちゃっているんで、その変化に対して比較的速やかというのはアレですが、反応できる数が多い。

つまり確率が上がるってことですね。

ただ厳寒期になると、反応できる数はハイシーズンに比べると圧倒的に少ない。

でも反応できない魚がいないことはない。

そしてそういう魚は良いサイズになります。

なんですが、冬で意識するべきなのは、好条件でももっとはっきりした状況でいいんじゃないでしょうか?

微風とか、霧雨みたいな雨じゃないということ。

天候で言うとしっかりとした雨が良いですね。

願わくば雪がベター。

ひとつは低気圧によって動ける個体は浮くし泳ぎます。

そして冬は水中のバクテリアが減少することで透明度は上がります。

ということはシーズン中よりもクリアになっている。

晴れると水中に光が入りすぎて魚は動きにくくなってしまいます。

釣り人的には晴れた方がありがたいんですけどね。

なので、冬のローライトコンディションは釣りやすくなります。

さらに釣り人的な観点では、冷たい雨に濡れるよりは雪のが多少はラクなはず。

もっと言えば雨が降れば濁りが入る。

分かりやすくストラクチャーにタイトになって、低活性ながらも動物としての捕食本能も刺激されます。

そんなわけで低気圧、ローライト、雨(雪)はプラスになる。

そして風。

景色によって異なりますが、ババ荒れみたいなのは抜きにして、釣れそうな範囲内での強風であれば、シャローが良くなることがある。

厳寒期なので断言はできませんが、ベタなぎよりも荒れている方がシャロー周辺では口を使いやすくなります。

となると、逆説的にベタなぎの時は沖のが良いってことになりますがそれはそれ。

釣りやすいのは適度な風ですよね。

釣り人は辛いですが(苦笑)。

こんな感じで、ハイシーズンでプラスの要素はもちろん厳寒期でもプラスになります。

特にプラスとなる要素が少ないので、 こうした変化を捉えられるかが釣果に繋がるはずです。

朝夕のマズメに関しては、個人的にはどちらでも、と言うか場所によります。

水温が上がることで状況がよくなるシャローであれば間違いないのは夕マズメ。

ニアディープやある程度の水深があれば朝マズメ。

それが分かれば、時間帯で活きる時間に活きる場所を攻めましょうってことになります。

さらに先ほどの気象条件を加味すれば釣れる確率はもっと高くなります。

冬の釣りはこうした細かいことを拾っていくのが面白いところですね。

日中よりも朝夕のがチャンスがあると言うと大げさですが、ただ時間的には本当に短いです。

日の出日没ともに前後の数分程度ですが、そのタイミングは本当の意味での釣れるマズメになります。

光のトーンの変化は捕食スイッチを確実に入れます。

個人的には夕方よりも朝が圧倒的。

夕方は風の影響が残るのでトーンだけに集中しにくいのかなと。

シャローで釣りたいけどずっと風が吹いててババ荒れじゃん!みたいな。

いずれにせよ、シーズン共通の好条件は活きますが、影響の範囲が小さかったり短かったりするので、それをいかに逃さず釣るかが大事です。

厳寒期の1本は、ハイシーズンとは違った嬉しさがあるので決してイージーではないですが、ぜひトライしてみてください。

と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!!

また来週!

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