上州屋勉強会 さて、昨年12月に上州屋さんの勉強会があり、そこで使い方の極意を知った
【スイベルキャロ】。
https://prime.luremaga.jp/contents/2303 私自身、イマイチそのやり方がわからなかったのですが、この時にprofessor石川氏やOSP峯村氏・岡部氏にいろいろ教えていただいて現在に至ります(※本当にありがとうございました)。
スイベルキャロ用ワーム そんなスイベルキャロ。
先週は火曜日に相模湖へ行ったのですが、14本! さらに金曜日は4本キャッチすることができました。 現在2月。
バスフィッシングでは最も厳しいと言われている時期。
自分はまだまだ勉強中ですが正直、このスイベルキャロを知らなければ、この半分の釣果も出せなかったと思います。
何故スイベルキャロなのか?
理由は3つと考えています。
①深い場所をノーシンカー状態で漂わせることができる 実はノーシンカー状態というのがキモだと思います。
浅ければノーシンカーで同じことができます。
今の魚のレンジは深いので、シンカーをつけたい。
だが、極端に重たいシンカーはバスが興味を失う・・・。
スイベルというほんの少しの重量でも、深い場所を探るにはありがたい。
また、深くなればラインに掛かる水圧の関係で本当にゆっくり沈むことになります。
そのため、より自然にバスにアピールすることができます。
また、ワーム自体が水平に落ちていくのもキーポイント!
水平姿勢のほうがバスが良く見に来ます。
②上下動の少なさ ①の内容は軽量なジグヘッドでも同じようなことは可能です。
ですが、バスに対し「逃がし」で誘うとき、ルアーの上下動が出やすくなってしまいます。
これはやってみればわかるのですが、特に上に逃がしたとき、一瞬でもルアーが下方向に向かうとバスがしらけます。
逃がした後でもルアー自体が自然に漂う、変な上下動が少ない、これがスイベルキャロでは可能になります。
③ワームのアクションを殺さないセッティング 縫い刺しやチョン掛けでワームをセットするスイベルキャロ。
自然な漂いと速く巻いた時の動きはジグヘッドやオフセットフックでは小さくなってしまいます。
ワーム本来の生き生きとした動きが可能になるのがこのスイベルキャロかと思っています。
スイベルキャロフィッシュ とはいえ昔から存在するスイベルキャロ。
なぜ今これほどまでに釣果を叩き出しているのか?
それは、
「ライブスコープ」との相性の良さからくるものです。
当然、スイベルキャロはライブスコープ無しでも釣れます。
それは歴史が証明しています。
実際、14本釣った日は、中層を漂わせるだけでひったくっていくようなバイトもいくつかありました。
しかしライブスコープがあると、バスが近づいてルアーと見破る前に逃がして誘うことが可能です。
ライブスコープがあれば、ルアーを逃がす動きで誘うとき、バスの挙動がわかります。
もともとサイトフィッシングをする方はわかると思うのですが、
バスの動きを見ながらどう動かすか?を直感的に感じながら誘いをかけ、バスに口を使わせます。 それは虫のサイトでも、ビッグベイトのサイトでもすべて同じなのですが、このスイベルキャロのライブサイトでも全く同じことなのです。 古来より、
逃がしのテクニックはサイトフィッシングの必殺技と言えるものでした。
見えない水中では、その技も使えないため、極端に食わせに寄せた釣り方か、ハードルアーの高速巻きのような方法になっていたわけですが、
ライブスコープは水中世界でも逃がしの技を使うことが可能になりました。 ライブサイトがうまい人は、必ずこの逃がし技を身につけています。
その技の練度が高い人ほどライブスコープで釣っていると考えてよいと思います。
しかし、
まずはキャストしたルアーを映せるようにならなければその土俵に立つこともできません・・・。 アラバマリグやダイラッカなど、ライブスコープに映りやすいルアーから練習し、自在にボートをコントロールしながら風が吹いてもボート横方向の小さなルアーも映せるようになること。
これらができて釣果を叩き出せるのがライブサイトです。
一朝一夕では身につかず、とにかく考えながら練習するしかなく、偶然はない。 本当の意味でスポーツフィッシングといえるのがライブサイトだと私は考えています。 上達の実感を釣果という形で日々感じることができるので、ハマってしまう方は多くいます。
とはいったものの、それほどむずかしく考えなくとも昔からスイベルキャロは良く釣れるテクニックです。
見えていなくとも、ワームをジャークすれば、ジャークベイトと同じ要領でバスが見つけてバイトしてきます。
ライブサイトができればもっと釣れるというだけの話です!
肝心なセッティングですが・・・。
ロッド:フェンウィックACES64SLP+J 2023新製品のロッド。
バチバチに硬いロッドで、フェンウィック史上、もっとも「軽くて硬い」ロッドです。
しなやかでパワーのある硬さではなく、金属の棒のような硬さです。
もともと野尻湖のキャロシャッドに使うようなロッドです。
それゆえ、ワームを高速で逃がしたりする動きにダイレクト感が生まれ、結果バイトが良く出るロッドです。
また、ショートバイトが多い釣りですので、掛け重視のテーパーともいえます。
同じ番手でLINKSでも存在します。
LINKSでもよいのですが、この釣りにはACESのほうが硬く扱いやすいです。
これ以外でも、とにかくロッドは軽くて硬いものが向いています。
ソリッドティップではなく、チューブラーが良いでしょう。
真逆のコンセプトともいえるミドストロッドはこの釣りには向きません!
やってみればわかるのですが、バイトが出ず、しかも掛けてもバラしますw
リール:ヴァンキッシュ2500S まぁリールはお好みで大丈夫です。
ライン:VARIVAS ガノア アブソルートAAA 4lb. ラインは硬めのフロロカーボンを使いましょう!
個人的に、水になじませながらふんわりと釣っていくスタイルになりますので、4~5lb.がオススメ。
リーダーはLDLフロロ1.25号を使用しています。
3lb.でも良いのですが、一瞬のバイトを即合わせでかけていく形となるので、瞬間的に合わせてもラインブレイクしない太さが望ましいと考えています。
リーダーの長さは35~40cm程度。
私はあまり長めにセットしません。
スイベル:NTスイベル各種 スイベルキャロといっても、私はスイベルの重さだけで釣りをしているわけではありません・・・。
写真のように、メインラインの余り糸にガン玉をつけ、調整していきます。
ガン玉は平均2~4Bくらい。
これはその日その日で最適な重さが変わってくるので、どれが正解とは言えない部分です。
いろいろ調整してみましょう!
ただ、JBNBCアングラーは鉛を使えないと思うので、いろいろな重さのスイベルを用意すると良いと思います。
スイベル部分 ルアー:ミラージュスティックⅡ・HPミノー3.1・リンキンシャッド3インチのノンソルト この釣りはワームを選びます。
ワームというものはある程度アングラーがアクションのコントロールをすれば、同じような形状なら劇的には釣果は変わらないと考えているのですが、スイベルキャロは別。
ではなぜこの三つが特別なのか?
それは高速巻きした時、回転しないことにあります。
この釣りは回転するとバスがしらけて追うのをやめてしまいます。
そして同じく高速巻きした時、尻尾部分がハイピッチに震えること。
クリアウォーターのバスはルアー後方から近づいてきます。
後方からルアーなのか?本物の餌なのか?よく見て考えます。
そのため、バスにとって後ろ姿こそ重要。
バスを恐れ、本気で逃げる小魚を演出するためには、尾鰭を動かして逃げる姿を演出できるルアーが最適。
バスを本能的に刺激します!
ただ、この三つを使用しても、中心線から僅かでもズレた位置にフックを刺してしまうと回転します・・・。
縫い刺しでもチョン掛けでも、一度泳がせて回転しないか確かめてみましょう。
私のお勧めはチョン掛け。 理由としては泳がせてみたとき、まっすぐ泳がなければすぐに差し直しが可能だからです。
どんな差し方であれ、とにかく高速時に回転しないようにしましょう。
リンキンシャッド3インチのノンソルトのチョン掛け この時期の定番としてはミドスト・ホバストやトラファルガーの釣りがありますが、これらが全く効かないことがあります。
冷え込んだ先週はまさにその状況で、そんな時はスイベルキャロが圧倒的釣果を叩き出すメソッドとなるでしょう。
壁を使ったワカサギフィーディングのバスをとるためのミドストとホバスト、さらに浅い場所に差し込んだバスを狙うトラファルガー、そして深場を狙うスイベルキャロ。
これらのテクニックが、春を制します!!
【限定公開】スイベルキャロフィッシュまとめ おまけ★大津流ライブスコープセッティング パレット:投光照射
感度:100%
色調整:なし
ノイズ除去:オフ
ゴーストリジェクト:自動
TVG:オフ
ノイズだらけになりますが・・・
ノイズの中から重要な情報を見つけていくのが大津流。
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