問題:可動部分が最も多いメガバスのハードルアーは?


2023/03/04

みなさまお久しぶりっす!

今回のクイズは

可動部分が最も多いメガバスのハードルアーは?


可動部分。

というのは、例えばジョイント部分とかのイメージッス。


アイスライドのジョイント部分は1。


 
エックスポッドならアゴが動くので1。


みたいな換算ッスね。

2023年の新作・スパインXは3!

多いルアー、思い浮かんだッスか?





可動域が最多のルアー…

その数は4。

…そんなに多くはないッスか?

たしかにこれがビッグベイトとかであれば、多連結ジョイントのルアーということですんなり理解できると思うッスが…答えはコチラっす!
 


ZZダックス 

わずか100ミリちょっとのボディサイズでありながら、可動域は4箇所!

その場所は


リップ

巨大リップ。付け根から少し離れた場所で蝶番のようにつながっているッス。ZZダックスの文字が彫られててカッコいい! 
 


ヘッド

ルアーのジョイント部分としては珍しい、ヘッド部分のみがジョイント。左右へ小さく動くッス 


背ビレ

樹脂製の背ビレ。左右へ45度ほど、倒れ込むように可動するッス。
 


尻ビレ
 
尻ビレは金属製。こちら背ビレと同様に、左右へ45度ほど倒れ込むッス。雅と同じ機構ッスね。

 
う~ん…なんじゃそりゃ!って感じッスよね(笑)

このZZダックスは2007年登場のルアー。

オリデスがフェイズ2になって2年くらいッスかね。

メガバスがものすごく色々なことにチャレンジしていた時期の作品ッス。

同じ2007年生まれだと、ワンテンボディのシングルスイッシャー・ラップスティックとかもあったッスね。

個人的に、このZZダックスはメガバス3代奇天烈ルアーの1つッス(笑)
 
 
多数のジョイント部分があるということもあり、公式的には多彩に扱えるルアーとして、操り人形的ルアーであるとの表現もされていたッスが実際は…自由度低め(笑)。

第一に、リップが大きすぎッスね。

自在に操れるルアーといえば、ペンシルにビッグベイト…。リップがないルアーッスよねぇ…。

抵抗が大きいので、ダートやターンといった動きがほとんど出せないッス。

それからもうひとつ。

可動部のどれもが動く幅が小さく、泳ぎへの影響を与えにくいッス。

ヘッドの可動域は左右に小さく動く程度。

ヒレは左右に45度くらい動くっすが、そもそも小さいという…。

操り人形という言葉を聞くと、それぞれのパーツが独立して動かせるぐらいのものを想像してしまうッスよね。

じゃあこのルアーはなんなのか(笑)

個人的な見解では、ただ巻きで使うウエイクベイトっすね。

それもソフトベイト顔負けの艶めかしさを持ったウエイクベイト。

アクションはいわゆるウォブンロールではあるッスが、その動きが非常に丸い!

ヌルヌル動くとも表現できるッスね。

おそらく、4つ(実質3つ)の可動部がこれを実現しているッス。

まず、巨大なリップが、ロールアクションを生み出すッス。

このとき、ボディが1ピースならもっとレスポンスが落ちると思うっすが、ZZダックスはヘッド部分のみがジョイント機構になっているので、リップの力で動かしはじめる質量はボディ全体に比べれば遥かに小さくて済む、つまりレスポンスがよくなっているッス。

それから狭めの可動域は、大きなリップが生み出すロールの力を左右へのウォブリングアクションへと変換。

素材も上下での取り付け位置も違う2つのヒレはこのウォブンロールアクションで水を撹拌しつつ、ルアーの上下で異なる水の噛み方をすることでアクションをより複雑にしてくれる。

つまりただ巻きだけで非常に複雑なウォブンロールで泳ぐ。

解説文にはフローティングチャターとも書かれていたッスが、はっきりとしたアクションに、ラバースカートがもつ不定形がゆえの複雑な動きの感じは、たしかにチャターっぽいとも言えると思うッス。

ちなみにリップの可動はキャスト時に折りたたまれて抵抗が小さくなる働きで、アクションにはほとんど影響がないと思ってるッス(それでもそんなに飛ばないっすけど)。



 

「ゲテモノ」とも言えそうなZZダックス。

使ってみないとわからない(わかりにくい)ルアー。

ある意味これもメガバスらしい、つまりXフォース!

   
ZZダックス
●全長:100.5ミリ●重さ:1/2オンス●価格:1500円(税込)
ワンダーフィールド北本店にて中古で購入。



ちなみになぜこのルアーを今買ったのか…
当然、カタログにはもう乗っていないルアーで買いにくくはあるッスが…。

リップが折れたッス。

あのリップのジョイント部分…ちょっと弱いッスねぇ…

FX9とZZダックスはダントツで折れやすい気がするッス(笑)
 
 
 
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