大津清彰 バス釣り真相解明 2023/4/5 【利根川】春の状況!ステルスペッパーのチューニングをご紹介

さて、今回は利根川へテストへ。

利根川

2024年アイテム、特にロッド関係のテストになります。

開発者として、様々なフィールドに行くことは大切な作業です。

実際、フィールドに出てロッドを振ってみると、様々なことがわかります。

自分としてはレンタルボート、バスボート、おかっぱり、そしてマディウォーターからクリアウォーターまで、国内の多彩な条件を自ら感じることで、製品へのフィードバックを行うように心がけております。

先日まで重点的に通ってきた相模湖とは、まさに真逆の性質を持つ、ここ利根川。

濁っており、浅く、バスボートでのテストとなり、また障害物に向かってベイトロッドでのキャストを繰り返すフィールド。

見えてくるものも全く違うものとなります。

状況としては、数日間雨が降っていたため、水温は下降傾向。

北総マリンスロープ周辺では水温は11℃、下流の佐原周辺では13℃といった感じ。

春のこの時期は、何よりも上がり調子の水温がキーになると考えています。

そのため、前日・前々日の天気がかなり重要で、その日の天気よりも重要視しなくてはならないと考えています。

実際、スロープ周辺はシャローに生命感なし・・・。

ライブスコープ越しでも、水中に全く生命感が感じられませんでした。

冬に逆戻りの映像ですね。

ライブスコープは見えない水中の魚の様子もわかるため、非常に便利。

この道具は、なにもバスを探すためだけに使うわけではありません!

ただ、ライブスコープの映像を読み解くのは慣れないと難しい・・・。

この魚探の映像を読み解く力はクリアウォーターでしか鍛えられないと私は思います。

ここ数日の雨の影響での水温低下が見られたため、一気に佐原周辺へ。

雨の影響は上流部ほど大きく出るためですね。

到着してエレキをおろし、ライブスコープの映像を見ると、スロープ周辺とは全く違う動きをしていました。

この辺りで水温は13℃。

決して高い水温ではありませんでしたが、水中の魚たちは春の動きをしていました。

佐原周辺

この周辺で手変え品替え様々なロッドをテスト・・・。

なにもそんなにロッドは必要ないんじゃないかと思われがちですが、新しいルアー、道具の進化があると、求められるロッドも変わっていきます。

最近では一気に増えてきたPEラインの使用。

PEラインは従来のモノフィラメントラインとは全く性質が異なるので、ロッドが全く変わります。

このPEライン使用が前提のロッドはまだまだ少なく、またどこがそのロッドの着地点になるのか? 常に模索しながらの開発となります。

流石に数日の水温低下の影響からなのか?反応薄。

ハイスピードなルアーから徐々にスローダウンし、ステルスペッパー110S(マディウォーターチューン)を投げるとヒット♪

ステルスフィッシュ

そして、もう一発!

ステルスフィッシュ②

やはりこのルアー釣れますね・・・。

このシンキングダブルスィッシャーの釣りは、確か5年以上前にボトムアップ社草深さんに教わった釣り方。

その後、佐々木勝也氏が釣りまくり霞水系で一気に定着したテクニックのひとつ。

やってみたことが無い方はぜひ試していただきたいのですが、釣り方はいたってシンプル。

ジグを入れるような場所にルアーを投げ入れ、水面直下から見える範囲でゆっくり巻くだけ。

無防備な小魚やエビを演出していると、一気に本気食いしてきます。

ジグよりもスロー、だがアピール力が高いという位置付けです。

私がマディウォーターで使用する場合、ステルスペッパー110Sにちょっとチューニングを施しています。

ステルスペッパー

このようになります。

まずリアフックを取り去り、ライオットブレード9gについている#2ブレードを取り付けます。

そしてあご下にウエイトを少し張ります。

このウエイトは状況で使い分けるので、決まった重さはありません。

ただ『漂わせる』ことが重要なので、あまり重すぎるのは厳禁です。

最後に背中にルアーインディケーターフリーカット(ティムコ)を貼って完成!

最も重要なのはリアフックを取り去ることです。

マディウォーターの場合、頭側を本気食いするのでもともと必要ないのですが、それ以上にリアフックがないだけで格段にキャスト時の根掛かりのリスクが減少します。

アシ際などに投げ入れた場合、リアフックがないだけでキャスト精度が高まります。

結果的に何割かバイト数が増加するというスペシャルな方法ですので是非試してみてください。

キャスト後フォールしていく際、ステルスペッパーは本来何の動きも出せないのですが、ブレードを取り付けるとフォール時にスプーンのようにひらひら動くのでアピールを期待できる点があります。

また、泳がせているときに若干ロールが入るのでボディが少しキラキラするようになるので最近はブレードを取り付けます。

そして背中にルアーインディケーターフリーカットをつける!

ルアーが見えないと、根掛かりのリスクが増加します。

そのため、背中にべったり貼るのがキモ!

シーバス

最後にシーバスを釣って本日は終了!

利根川の試合、TBCも近いので、しばらくは利根川生活になります~。

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