大津清彰 バス釣り真相解明 2023/4/26 豊英湖・相模湖・利根川へ

さて、先週は2024・2023年アイテムをみっちりテストです。

豊英湖→相模湖→利根川という流れでフィールドへ。

まずやらなくてはならいことは、5月発売予定のクランキーダーターの最終テスト。

本社で水漏れチェックやリップ接着、カラー、ウエイト、破壊強度等は確認済。

今回は実際、フィールドにて確認を進める作業です。

特にクランキーダーターは、私自身初のメタルリップということで、かなり不安がありました。

フィールドで何をテストするかと言えば、まずはキャスト性能です。

机上の空論で作ったルアーは、空気抵抗で全く飛ばないなんてことも・・・。

まぁ、この最終段階でそれはないのですが、実際投げることで不具合が見えてくるものがあるので重要な作業です。

工場がボディマテリアルを勝手に変更した、リップの素材が承認サンプルから変わってしまったなんてことは良くある話です。

正しい状態で皆様のお手元に届くように、確認を進めます。

意外とこの作業が重要!

地味で表に出てこない作業なのですが、どの会社の、どの製品もこういった確認作業を行っています。

豊英湖は3名体制でテストを行い、バスもキャッチすることができました!

クランキーダーター

クランキーダーター②

正直、クランキーダーターが火を吹く時期にはまだ早いという感じでしたね。

普通に釣るなら豊英湖は、クリーピーミノー2.7が無双する季節に突入です!!

この日は12本キャッチ。

クリーピーミノー

さて、同時進行で進めているのが、2024年のフェンウィックです。

これに関してはまだ秘密な部分が多いので語れませんが、2024年はフェンウィック70周年記念に当たる年になります。

最高のロッドをお届けできるよう、スタッフ一同テストを進めております!

テストしているアイテムも多岐にわたるため、フィールドを変えながら、実際使用するルアーを変えながら行います。

クリーピーエッグラバー

こちらは利根川にて。

ロッドはプロトの1本!

ルアーは2024年発売予定のクリーピーエッグラバー34ツインタイプをカットしたもの。

艇王チャンピオンカーニバルを制したこのルアー、現在発売しているクリーピーエッグにラバーを挿入し、塩の量を減らしたモデルになります。

サイコロラバーのような感じですが・・・

サイコロラバーのほうがスキッピング性能が高く、よりコンパクト。

しかしこちらはオフセットフックを使えるメリットがある。

そのため、ブッシュの奥を攻めたり、吊るしたりするときに重宝したりします。

塩の量を抑えているので、フォールスピードは遅いです。

また、サイコロラバーに比べジグヘッドやホバストフックでのおさまりが良く、フッキングが良い!!

まぁ私はサイコロも良く使うので、これは使い分けになりますね。

本当によく釣れるのでお楽しみに♪

そして、相模湖へ・・・。

相模湖もロッドのテストです。

そして、ワインド釣法用のルアーをテスト。

この日は9本キャッチ!!

ワインド

ずっと続けているワインド釣法用のFeco対応ルアー。

ワームの方はこれにて完成!!

バスを狂わせるスーパーテクニック、ワインド釣法。

あらゆる魚種が釣れるこのテクニック・・・。

バスフィッシングでも、過去何度かこのテクニックが注目されたことがありましたが、近年関東でこのワインドが注目されたのは津久井湖。

たしか、松本幸雄氏が何十本も釣っていたことがきっかけだと思います。

その後、私は千田隆喜氏にこの釣りを教わり、勉強しました。

そして、あの艇王津久井湖戦・・・。

その後もひたすら研究し続け現在に至ります。

一体、何がそんなにバスを狂わせるのか・・・?

これに関して、徹底的に研究をつづけました。

形状は流体力学から見直し、理想の形状を煮詰めて行きました。

何しろライブスコープがあるおかげで、バスの反応はまるわかりです。

私が当初教えてもらったルアーは、艇王津久井湖戦で使用したスパーク40+AWロックヘッド3.0gではありませんでした。

この津久井湖戦の時に、「どんなルアーの反応が良いのか?」「バスを狂わせる要素は何なのか?」反応を見ながら、この時たどり着いたのが スパーク40+AWロックヘッド3.0gでした。

従来は感と経験、消去法でしか水中の見えないルアーは開発を進める事ができませんでしたが・・・

今は違う‼

今後生まれる水中で使用するルアーは、ライブスコープによって飛躍的に進化するというのが私の考えです。

その恩恵は、魚探のない状況でも受ける事ができ、ルアーはさらなる進化を遂げると思っています。

さて、そんなワインド釣法対応のルアーですが・・・

今の問題はジグヘッドです。

エコ化するとなると、様々な材料的な制約が生まれます。

価格や強度面・比重の問題が出てきているので、それを解消する段階に入っています。

理想とする形状に関しては、すでに完成しているため、あとはそれらを解消するだけなのですが・・・

ここまでたどり着けば、2024年に発売は可能でしょう。

このワインドルアーが完成すれば、ワカサギ系リザーバーの試合は一気に変わるはずです。

それほどに驚異的。

破壊力は野良ネズミ並みです。

タックルセレクトや使うべきシチュエーション等は、また後日お伝えしようと思います。

お楽しみに。

ワインド②

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