大津清彰 バス釣り真相解明 2023/5/10 2023マイクロベイトパターン開幕!一歩先行くマイクロベイトパターン応用編タックルを紹介

さて、今年も開幕したマイクロベイトパターン。

マイクロベイトパターン

この超軽量・超小型のルアーを使うのがこの釣り。

自分の中でマイクロベイトパターンを練り上げて、早4年半となりました。

この釣りはフロロカーボンやナイロンラインといったモノフィラメントラインでは不可能だった0.5g以下のルアーを扱うため、PE使用が必須。

近年、0.3号という細さでも強力な極細PEが誕生し、可能になった釣り方ともいえるでしょう。

そんなマイクロベイトの釣りですが、年中効果的な釣り方ではありません。

特に冬場のバスにはまったく興味を持ってもらえないテクニックだったりします。

理由は、小型の生物は冬場には見られないことにあるのではないかと私は考えています。

水温・気温も上昇する時期は、虫たちも活発になり、また様々な生物の産卵→誕生の季節になっていきます。

冬場には見られなかった、小型な生物が活発に活動する時期となり、大型のバスから小型のバスまで小さなエサを食べる個体が増えていきます。

結果的に小型なルアーがマッチザベイトの釣りになってくる、それがマイクロベイトパターンだと考えています。

そんなマイクロベイトパターンですが、基本となるセッティングやキャスト方法に関しては過去記事を参考に・・・

ですが過去、私が提唱しているマイクロベイトパターンのセッティングでは、通用しないケースがあります。

今回は応用編ということで、それについて紹介したいと思います。

バスは二種類のタイプが存在すると考えています。

ハリが掛かった後、「沖に逃げるバス」と「カバーに逃げるバス」この2種類です。

私が初めてマイクロベイトパターンを体感した相模湖では、前者の「沖に逃げるバス」が多く存在します。

そのため、ハリやリーダー、メインラインに関しては、細くても問題はなく、バスを掛けた後に強引にやり取りするというよりも、むしろゆっくりじっくり寄せてくることが多くなります。

この場合、例えばバスが45cmを超えていても、従来のタックルシステムで十分な効果を発揮できます。

問題は、「カバーに逃げるバス」です。

掛けた後、とにかくカバーの中へ逃げこもうとするフィールドがあるのですが、そういった場所では従来のマイクロベイトパターンタックルでは歯が立ちません!

関東では房総リザーバー、特に高滝湖上流で顕著なのですが、「マイクロベイトパターンが効果的、しかもバスがでかくてパワーがある」場合、推奨タックルではバスのパワーを止めることができません。

結果として、カバーに逃げ込まれ、二度と出てこない!

もともと高滝上流部で食ってくる魚は3~5lb.のスピニングでは太刀打ちできないことも多い・・・。

しかし、PEラインは強力!

セッティング次第ではマイクロベイトの釣りは、カバー攻略も可能になります。

加えて、各地のおかっぱりのような場合でも、セッティングが重要になります。

立ち位置が限られ、強引なファイトが必要となるおかっぱりでは、やや強めのタックルが必要になってきます。

いうなれば、「カバーに強いマイクロベイト」。

あんなものがカバー周りでアクションしたり、枝で提灯したら・・・。

どう考えても、絶対釣れます。

事実、房総リザーバーや霞ヶ浦おかっぱりではすでに多くの実績を残しています!

霞ヶ浦での一本

現在のセッティングは以下のようになります。

★タックル★
ロッド:LINKS-CT60SULP+J
リール:ヴァンキッシュC2500HGS
ライン:リアルデシテックス0.4号
リーダー:LDLフロロ1.5~2号(1m以内)
ルアー:クリーピーミノー2.7
フック:がまかつ ナノグレ7号 渓流マッチョ9号
オモリ:ヨーズリガン玉6号前後

ロッドは通常通り。

このロッドはバスのパワーをきれいに受け止めるため、ロッド自体のパワーを上げる必要はありません。

むしろあまり曲がらないロッドはかえってバスが暴れ、キャッチ率が下がります。

そしてラインをワンランク太めのリアルデシテックス0.4号に変更。

このラインは12lb.の強度を持つため、変なミスが無ければ切れません!

リーダーに関しては一気に太目を選択します。

ただしこの釣りは、リーダーに関しては細ければ細いほど食いが良くなります。

そのため、バスのサイズと場所次第で太さは色々変えていくとよいでしょう。

問題はフックです。

私はナノグレ7号と渓流マッチョ9号をよく使用します。

ナノグレに関しては超カバー用。

太軸フックのため、まず絶対に延ばされませんが、やや重ためのフックのため、ワームの動きが悪くなります。

渓流マッチョはナノグレよりもやや細めに仕上げてあり、まずはこちらの渓流マッチョのほうがオススメ!

形状による掛かりかたの違いもあるのですが、長くなるのでここでは割愛。

セッティング

オモリの調整に関しては従来通り。

軽くても、重くても食うわけではなく、状況次第となります。

ほんのわずかな重量差が重要な釣り。

したがって、いろいろ変えていくのが良いと思います!

高滝での一本

サイトフィッシングの必殺技ともいえるこの釣り。

やや特殊なタックルとなりますが、持っていれば強力な武器となるでしょう!

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