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陸王オープン2023決勝 ライブ記事配信
(1)05:02 祖川選手/プラの手応え
「いやあ、マジで緊張してます(笑)。朝からもう手が震えてますから。夜もあまり寝付けなくて、何回か目が覚めましたし。
いつもは旧吉野川などクリアなフィールドで釣りをしてるんで、五三川のようなマッディなフィールドは正直苦手です。
五三川は冬に何回か来たくらいで、本格的にやったのが今回が初めてです。
プラの感触は、最低でも5本で3キロ。目標は5キロです。
クセのあるフィールドで、減水しているときは釣れて、満水だと釣りのが難しかったです。今日の水位次第でけっこう展開が変わりそうです。
大江川もやりたい場所があるので見に行きたいと思います。
あと・・・、実はプラでロクマルを釣ったんですよ。どこまで再現性があるかわかりませんが、ぜひこのロクマルを出したいですね。
今回が3回目の陸王オープン決勝、三度目の正直なんで絶対に勝ちます!」
(2)05:50 もうすぐスタート!
陸王オープン決勝、まもなくスタートいたします!(3)05:55 太田/ダークホースの朝イチ行き先は...
「みんな五三っぽいですね...」ジャンケンにより3番フライトとなったCブロック代表・太田喬士選手。
7月の予選では西湖で3尾156cmのビッグスコアで決勝進出を決めた。
陸王オープンは西湖で出場しているが、普段は琵琶湖の北湖がホームの太田さん。昨年からはバスボートも所有するほどの本格派だ。
プラの感触は?
「僕には五三は難しかった。今日は大江メインになると思います。沖の回遊の魚狙いの予定です」
先日まで風邪をこじらせていたらしく体調は万全ではないようだが、ダークホースの釣りに期待したい!
(4)05:56 桐山/地元の意地
プラは一昨日と昨日の二日間。感触としては、普段の状況とは大きく違っていたということ。得意とする五三川はクリアに、大江はアオコだらけ。そして土曜ということも考慮して、偏らずにどちらも視野に入れて釣るとのこと。「地元なんで勝って当たり前と言われるプレッシャーももちろんありますが、それでも勝つことが大事なので頑張ります」
目標ウエイトは5本4000g。
「去年は誰もリミットを揃えてなかったので、それは絶対ですね」
2番スタートだが、水位が高く狙っていたエリアには入れないかも!?
(5)05:59 祖川/マイペース!
ジャンケンによる出発順はラスト。スタート時間になってもまだ出発せず、焦ることなくゆっくりとタックルを準備。
闘志は満々、でもマイペースなのが祖川選手だ。
(6)06:00 吉本/前日インタビュー
Bブロックを波介川(高知県)で勝ち抜いた吉本和生選手。今回のプラは好調で、4尾で5200g釣れた日もあったとか。
「結構どこでも釣れちゃってるので、逆に絞りづらい。キーパーは釣れるんでしょうけど、それでは勝てない」
得意な釣りはサイトフィッシングだが…。
「五三川は基本見えないです…。しかも今日は土曜日なので…試合は平日の方がありがたいです笑 プラで釣れたパターンは上流部のサイトとダウンショットのリアクション系の釣り。ルアーはなんでもいいです。とりあえず居る場所に落として、パパンと弾く釣り。シンカーも重さも1.8〜17gまで釣れましたね」
(7)06:10 桐山/ハイテンション!?スタート
「やばい、焦ってる!」やはり本命ポイントは水位から諦めて、次候補へ。駐車場に1番スタートの吉本選手がいたこともあり、なぜかテンションが変な方向へ。
「あー、なんもしとらん。待機の時に準備しておけば良かった!」
車のトランクを開け直すこと数回。水面を目の前にしてからさらに車に戻るというちゃめっ気を発揮した。
「あー! なんで!?」
ファーストアプローチに反応があったがいきなりのラインブレイク!
焦りが加速する!?
(8)06:24 祖川/釣り開始!
まずは養鶏場前対岸にエントリー。「五三川は、朝マズメだからって特別にパワーがある場所じゃない。1、2時間もしたらアングラーも少なくなるんで、そこからですね」
ジョイントゾーイを岸沿いにキャストしていく。
「バスが着いてこないかのチェックです。魚探代わりですね」
(9)06:25 吉本/緊張してる?
朝イチ、養鶏場周辺のポイントに入り、第1投…と思ったら、ルアーがネットに引っかかって外すのに手間取る。「1番スタートのアドバンテージがこれでなくなりましたね…」
(10)06:20 太田/トップでスタート!
普段の釣りではビッグベイトとフィネスが得意という、両極端の釣りを得意とする太田さん。オカッパリバッグにはビッグベイト用ケース、スピニングタックルにはトラウト用のような小さな番手のスピニングリールがセッティングされている。
朝イチは大江川のエリア下流域にエントリー。
キラーDやダッヂなどのトップウォータープラグを繰り出す。
(11)06:50 吉本/朝イチはI字系
1投目はガストネード、そのあとはアライブチャターを護岸に沿ってキャストし、歩きながら巻く吉本選手。「護岸沿いのバスはデカいのでそれを騙したいですね。プラではアライブチャターを50アップが取り合いしてました。でも、夕方だったのと雨の後だったのでそのときは活性が高かったです」
(12)06:57 桐山/ギルじゃなくて、1尾目!
五三川のエリア最下流へ移動。すぐにスクーパーフロッグの足をちぎられる。「ギルバイトですね」
ハドルスイマーファットフライ2.8のジグヘッド(0.9g)を結び、足元に入れると再びギルバイト!?
「あーバスでしたね。ギルが見えてたんでギルバイトかと思ったけど一応アワせたらバスでした(笑)」
ファーストフィッシュは320g、27cm!
「アベレージです」
これで落ち着きを取り戻せたか!?
(13)07:00 太田/流れが巻くところ...!?
次に太田さんがエントリーしたのは先程の大江川エリア下流の対岸。排水機場や複数の水門があり、流れが巻きやすい場所だと言う。
ベイトフィッシュも時折水面を叩いている。
しかし...
「今は排水機場も水門も閉じているので流れがないですねw」
キラーD、ファットイカ、カットテール3.5インチ、スクーパーフロッグダウンショット、ギルギル2.8などをこまめにローテーションしていくが反応はない。
くるか、1尾目!?
(14)07:02 祖川/ゾーイにチェイス!
ジョイントゾーイに50クラスと30センチ半ばくらいのがチェイス!3Dワッキーのネコリグ、ギルトネードで追撃するも、反応なし。
「わりと簡単そうな魚に見えたんですけどねぇ。緊張で手が震えてるんで、自動的にマイクロピッチシェイクになってますね(笑)」
(15)07:07 吉本/1本目!
護岸を歩きながら足下にポルティオ2.8インチのダウンショットを落として、リフト、からのフォールでリアクションバイトを狙っていると…ついに待望のヒット!36.5cm、820g!
「狙ってたのはキロなんですけど、嬉しいです! 護岸近くの水面に小さなベイトがいたので、護岸沿いを撃っていました。最初、ギルバイト?があって、あれ?ギルかな?思いつつ次の1投で…バスでした。本当はメタルバイブでやりたいんですけど根がかりがすごくて…」
(16)07:29 桐山/五三川の日常風景
やはり通常レベルではない釣り人の数。釣れたスポットから時間をかけて歩いていくも、狙ったピンに人がいて諦めることに。「それが普通ですからね」
道中のスポットで数キャストずつ勝負をかける。
途中で会った監視員からは、今日はよく釣れてるとの情報が。
「でかいのも釣れてるみたいですね。ヤバいな」
なお、今回はダッシュ禁止となっている。
(17)07:30 太田/琵琶湖リグ投入
何やら気になるリグを投げ出した太田さん。「琵琶湖リグです。ここ1年くらいですかね、琵琶湖で流行ってます。レッグワーム2.9にホバスト用のフックを刺して、腹に1.8〜2.6gくらいの重めのネイルシンカーを刺します。ジグヘッドとはアクションが違うんですよね。ボイル撃ちにも効きますよ」
このあたりの引き出しのバリエーションは流石琵琶湖アングラー。
先端をシンカーどめのゴムで止めておくのがポイント。
(18)07:44 祖川/そろそろロクマルスポットです
祖川さんがプラでロクマルを釣った場所に差し掛かる。「アラバマで着いてきて食わなくて、それにダウンショットを入れたら食ったんです。プラではアラバマで20回くらい、いろんなバスが着いてきたんですが、どれも食わなくて。だから今日はギルシェイプで追わせようということでジョイントゾーイを投げてます」
今日は満水で流れもなし。五三川においては1番バッドコンディションだ。
「流れが出て水位が低いのが理想です。今日も水位を落とすといいんですけどね」
(19)07:52 吉本/目標ウェイト
その後、同じ展開でワンチェイスのみ。ところで、今回の目標ウェイトは?
「4kgはいきたいですけど、ホームの方もいるんで、それでも勝てないかもしれませんね。とりあえず、4kgは超えたいです」
(20)08:00 太田/三叉キャロ投入
排水機場エリアでは反応を得られずファーストポイントへ戻ってきた太田さん。「慣れないことしてもダメだな。琵琶湖ではシェードとかカバー撃ちはしないのでw メインにしようと思っている沖の釣りをします」
といって太田さんが取り出したタックルは8.6フィートの長尺ベイトロッド。
21gの三叉キャロにワームはフラグラブ5インチ。
「プラの感触だとカーリーテールが効く。あとやっぱりゲーリーさんのマテリアルは釣れますよ。...食いましたね...離した」
明確なバイトだったようだが、惜しくも魚がワームを離してしまったようだ。
「ワームがぐにゃってる。食ってましたね」
(21)08:14 吉本/淡水サヨリ
さっきまでは護岸近くにいた淡水サヨリ?の群れが沖へと移動したので、では、と、沖を狙う吉本選手。「沖だとキーパーが割とイージーに釣れるんですが、サイズが選べなくて。8時〜10時は護岸と巾着周りで釣りたいんですよね。近くでキャロ投げてる桐山選手が怖いです」
(22)08:22 祖川/厳しい…
いったん車に戻り、タックルを整えて再度アタック。「今日の五三は厳しいですね。まあ、満水だとこんなもんです。釣れてる人もあまり見ないし。今日はローウエイト戦になるかもしれません」
何はともあれ、まずは一本獲りたいところだ。
(23)08:30 太田/太田氏推奨三叉キャロセッティング
「琵琶湖ではワイヤー製の方がウィードを切りやすいメリットがあるのでこれを愛用してます。リーダーの長さはひとひろか短めで1メートルくらいがいいと思います」ワームをフラグラブ5インチからバルビュータ3.5インチにチェンジ。
9時の休憩までに1尾がほしいところ!
(24)08:39 桐山/大江川へ
「覚えたてのリグなんですけど」と言ってリグったのは18gのヘビキャロ。現在は工事中で立ち入り禁止となっている対岸の足元を撃つためだが、気になるエリアがあるのか、数投するとすぐに移動することに。「普段よりは(移動のテンポ)は早いです」
スマホでナビを起動させると車を走らせる。
「大江にいきます。こっちは人が多すぎるので」
数の五三川から一発狙いの大江川へ。
この移動がどうでるか?
(25)08:50 祖川 痛恨のバラシ!
ブレディにリズムウェーブをセットし、マル玉テキサス仕様に。「ボトムを引きたいんで、今急遽思いついたリグです」
そしてその一投め、祖川選手、待望のファーストバイト!
「あ、当たったっすね。また当たった、食った! まおまあありますよ!」
しかし、ボトムの根に巻かれ、痛恨のバラシ…。
「やってもうた…。まだ朝でよかったです、夕方にバラシてたらかなり凹んでましたね」
(26)08:52 吉本/リグ紹介
現在使用しているのはブレーバーマイクロのダウンショットリグ。シンカーは1.8g。「ぶっちゃけ、ワームはシルエットが細くて速く落ちてくれればなんでもいいです。食い込みが悪いので小さくて細めが良さそうです」
(27)09:16 吉本/サイトで釣りたい。
休憩中にライントラブルを修正し、リーダーを組み直した。さらにリグもサイコロラバー(フィールドサイド)の14mmにチェンジ。そのココロは?「上流でサイトをやろうと思います。水深が浅くて、目を凝らすと見えるんです。僕は目がいいのが一番の武器なので。あと、ここのバスは人に慣れてて逃げないので、アプローチ次第では意外に食ったりもします」
(28)09:16 祖川/祖川リグその3
休憩中、先ほどバラしたリグをしっかり準備してから同じエリアで釣りを再開。ブレディにリズムウェーブ2.8、これを2gフリーリグでセット。
「本当はさっきこれをしたかったんですがシンカーがなくて。このリグでボトムをズル引きしてみます。名前はとくにないです。オリジナルリグの3つめなんで、祖川リグその3ですね」
(29)09:20 太田/休憩後の初投は...
休憩中、スピニングタックルに結びつけたのはサイコロラバーのロングリーダーダウンショット。「琵琶湖では(流行りは)だいぶ落ち着きましたかね。時期的なものもありますがキンクーエア13インチのネコリグとか今は流行ってますよ」
引き続き大江川のエリア下流部で粘る。
(33)09:30 桐山/リミットが揃えられれば
休憩後の再開も大江川から。「これからは沖の釣りしかやらんと思います」
日のさす前は足元、太陽が上がれば沖。
「朝イチ獲れなかったのがやっぱり悔しいですね。これから日中はずっと厳しいと思うんで、5本揃えられれば勝てるはず」
前日のインタビューの通り、アオコも目立つが水面はもじりがあったりと生命感もある。
「歩きますね。行ってみて先行者がいたら最悪ですけど」
やはり人気の両河川、釣り人が多いことには変わらず。
(31)09:37 祖川/大江川へ
先ほどバラしたエリアを見切り、大江川へ。「プラで反応の良かった大江川に行きます。大江のほうがプレッシャーが低いし、良型が多いですからね」
大江川に逆襲の望みをかける!
(32)09:40 吉本/デカかった…
「くーッ!食ったのに…デカかった…。40後半はありました」ルアーはジョイントゾーイ。さらにその2投目には推定50アップがバイト!
「あれ、ヤバくないですか? 追いかけます!」
サイト地獄が始まった⁉︎
(33)09:50 スタッフ/ラインポリス!
護岸の木に大量の釣り糸が絡みついているのを発見。貴重なフィールドで末長く釣りが楽しめるよう、環境美化に努めたいところ。
太田「何より鳥に絡みつくのがよくないですよね」
(34)10:04 祖川/アオコ!
東大江川にエントリー。「アオコがすごいなあ。プラではこんなんじゃなかったけど」
ビビビマルチ7gに、ギルデスタイプ3をセット。これをジグストでサーチしていく。
(35)10:10 吉本/イナっ子
沖をふらつくイナっ子の群れ。「アイツらが上流に上がってくれるとさっき見えてたようなデカいのが食い始めるんですよ。巻きモノで反応がよくなります」
(36)10:15 太田/キャロりネバる。
橋を挟んで対岸に移動した太田さん。休憩前に三叉キャロを投げていたポイントだ。
「今日はずっとこのあたりで粘ると思います」
同じようなストレッチが続いているのに立ち位置はこのポイントから全く動かない。
「他もやったんですが、ここが1番水深があってボトムの障害物も多いんです」
「こっち(五三川・大江川)に来て思ったんですが、みんな岸際やそのカバーをやっている。沖のプレッシャーが低い魚を狙いたい」
ブレずに自分の得意な釣りを貫き、結果を残すことができるか。
昨年10月に府中湖で行われた陸王オープン決勝では、「きゃろる。」こと荒金良介さんが沖のキャロライナリグでキッカーを仕留め優勝した。
時期は違えど再びキャロ旋風が巻き起こる!?
(37)10:26 太田/いに!! 1尾目!
無言のフッキングで8.6フィートのベイトロッドが大きく弧を描く!三叉キャロで42.5cm、960g!
ヒットルアーはフラグラブ5インチ(ゲーリーインターナショナル)。カラーはコーク(ノンフレーク)。
「やや岸近くまで引っ張ってきてブレイクで食いました。ブレイク沿いを回遊してきた魚だと思います。狙い通りです!」
そうこう言っているうちに2尾目もヒット!
時合突入か!?
(38)10:35 吉本/護岸フリッピング
延々と続く護岸をスピニングタックルでフリッピングのような距離感とテンポでベローズスティック2.8インチを撃っている吉本さん。「護岸には間違いなくたくさんバスが付いているので、これが有効です。リアクション。なんでダウンショットかというとリフトしてフォールまでの間があって、そこで食ってくるんですよ。あとは護岸沿いですね。えぐれてるんで、タイトに撃っていきます。あ、アタった…」
(39)10:35 桐山/バマストからの!
「こいつは小出しにしかしません」桐山選手の代名詞をピンスポットに数投してから沖をヘビキャロで攻める。
「ここで釣れないとちょっとキツいですね」
先行者がいないことを祈るのが第一というのが大江・五三のらしいところ。
幸いにも先行者はいなかった。あとは釣るだけだ!
(40)10:38 祖川/一本一本を大事に
ジグストやブレディのフリーリグで探っていくも、バイトはない。「かなり厳しいですが、ダメなときの五三・大江はこんなもんです。目標は5キロですが、まずは一本獲ること。今日は一本一本が大事になってくると思います」
恐らく、厳しいのはみんな一緒。ここで流れを変える釣果が欲しいところ。
(41)10:42 太田/続け様に2尾目!
1尾目を釣り上げ、震える手と心を落ち着けて再び沖に向かって三又キャロをキャスト。ライターが文章を打っていると、またしても長尺ベイトロッドが弧を描く!
2尾目、26cm、250g!
「小さいですね...」
いやいや、貴重なキーパーです!
ヒットルアーは引き続きフラグラブ5インチ(ゲーリーインターナショナル)
(42)10:45 吉本/ヘビダンにバイト!
今度はベイトタックルにチェンジした。「どのウェイトでも釣れたので、正直そこまで関係ないかな…」
と、言ったそばからヒット! 33cm, 340gの貴重なキーパーだ。
ルアーはベローズスティック2.8インチのヘビーダウンショットリグ(15g)。
護岸フリッピングが火を吹くか?
(43)11:00 吉本/痛恨の一撃!
「よっしゃ、来た! …切れたー!」ベイトタックルでの護岸フリッピングで、アタリが続く…が、ファイト中になんとラインブレイク…。
「40後半は余裕でありましたね。14ポンドが切られました。走った瞬間に手前の護岸のえぐれのエッジで…。竿出せばよかったんですけど、間に合わなかった…。釣れる釣れる釣れる…」
(44)11:11 祖川/ノンキー!
小バスはたくさん水面を泳いでいるが、なかなかいいサイズと巡り合わない。「ちょっと釣ってみていいですか? キーパーあるかもしれないし」
フリックシェイクを入れるとすぐさまヒット。
しかしながら、やはりノンキーサイズだった。
(45)11:16 祖川/1尾め26センチ/260g
「なんかバスみたいな大きい影がありますね。ちょっと投げてみます」ヤミーのノーシンカーワッキーを入れるとバイト!
「うわー小さかった! 大きいのがいたからビビりましたよ。ギリギリキーパーですかね?」
何はともあれ、大事な1尾め!
(46)11:25 太田/太田氏推奨キャロ用オフセットフック
その後、同じポイントで2バイトを得るも、ラインブレイク&テールだけ持っていかれる。「やばい、フラグラブのコーラ(カラー名)の在庫がなくなってきた。でもバイトが多いのはいい傾向ですね」
ちなみにキャロ用フックのこだわりは。
「普段、琵琶湖ということもあって小さくても太軸の強いフックを使っています」
#2や#4サイズでも太軸のハイパーミニ(デコイ)やLTキャロオフセット(リューギ)などがおすすめ。ちなみに今日はフラグラブ5インチにキロフック(デコイ)#1を使用している。
(47)11:29 祖川/またまたノンキー!
同じ釣りでノンキーを2尾追加。「こんな釣りしてたらあかんすね。でもスローじゃないと食わないんだなと。車にもどりつつ、魚探していきます」
プラではロクマルとゴーマルをキャッチしている祖川さん、その意地を見せるときだ!
(48)11:35 吉本/陸王への思い
竿で水深を測っていたら…ガイドが水中に放置されたラインに絡まってしまった。 「ヤバいな、竿逝くな…」しかし、無事に回収。ついでに陸王についての思いを語ってもらった。
「陸王は決勝に来ないと見えない景色があると思います。決勝のメンバーが大体決まってきているので…実は今年で陸王の引退も考えているんです。でも、高知の後輩や応援してくれているに勝つ姿を見せたいし、下の世代にも今後は新しい景色を見てもらいですね。でも、この配信を自分で見たらまた出たくなっちゃうかもしれませんね」
(49)11:46 桐山/変化が欲しい
「地形が悪いです。水が増えたからかもしれませんが」これといった魚信もなかった大江川を見切り五三川に戻ることに。
「あの雲が来てくれることを祈って戻ります」
晴天無風はやはり難度が上がってしまうので、なにかしらの変化が欲しいところだ。
「朝行きたくて行けなかったところに昼過ぎから行くかもしれません。すごく歩いて、ひょっとして釣りができないかもしれないんですけど、そうなったらすみません」
釣り人の多さ、ポイントまでの距離、ただでさえ癖が強いフィールドはホームとは言え決して有利には働かない。昼休憩までになんとか1尾獲りたいところだ。
(50)11:45 祖川/後半戦はモリケンで!
休憩後、再び大江川からスタート。「ちょっとモリケンリグを入れてみます。これはもう直感ですね。モリケンさんも来てたし!」
祖川さんの車にはレアなコイケ17mmがたくさん!
「地元には普通に売ってたんで…。家にもまだストックがありますよ」
(51)12:50 桐山/前半を振り返って
「プラの通り厳しかったですね。でもプラでは良かった沖がイマイチ。天気のせいなんでしょうか」朝イチ入りたかったポイントが水位によって入れなかったのも大きいかった。
「一応車で脇を通ってみて、水の多さを見てから入るか決めます」
昼休憩中にいたコンビニまで応援にかけつけてくれた釣り人は4組。やはり負けるわけにはいかない! いや、勝つしかない!
(52)12:50 吉本/午前の反省、午後の展望
午前を終えて…感想は?「プラ通りなんですけどね。アタリはめちゃめちゃあるのに獲れてないというのが痛い。あの釣りはキツい時間こそ強いんですよね」
なるほど。午後はどんな釣りを展開したいですか?
「順流の流れが出たらサイトをやります。50アップが食っちゃったんで…。逆流だと悪い水を吸い込んじゃうので、中流でリアクションの釣りをやります」
(53)12:50 太田/ブレない男
照りつける日差し。微風。
昼休憩はコンビニで飲み物を補充し、何の迷いもなく大江川競技エリア下流の「キャロ場」に戻ってきた太田さん。
「ボートアングラーは大体午前中で帰ってしまうみたいなのでこれからがチャンス。それにストップフィッシングは16:30で夕マズメも期待できない。この釣り(沖のキャロ)はここからが勝負です! 日中の方が釣れると思う」
ブレない男、やり切る覚悟はできている。
(54)13:15 太田/3尾目!
「...きました」豪快なフッキングがきまる。
3尾目は28cm、250g!
「サイズが小ぢんまりしてきましたねw」
いやいや、貴重なキーパー!まずはリミットメイクしたいところ。
「対岸の人が釣れたタイミングでこっちも釣れましたね。これまでの3尾は全てブレイク付近で、ボトムに引っ掛かりを感じるところです。何もないところではまずバイトはありません」
ヒットルアーはフラグラブ5インチのコーク(ノンフレーク)カラー、18g三叉キャロだ。
(55)13:21 桐山/ロングウォーク
吉本選手の後から同じストレッチを得意のバマストで攻める。巻き系の横の動きではなく、手前の足元に落とし込んでの中層シェイクしながらゆっくり歩いていくまさにフィネスの釣り。
「今回はバスのテンションが違いすぎてあんまり効かない気がするんですけど」とは言ってもやはり頼れるリグのはず。
ちなみに入りたかったポイントではない。
「すみません、やっぱりダメだったんで歩きます」
さて、いよいよ!
(56)13:21 祖川/五三川にカムバック!
大江川を見切り、五三川に戻ってきた。「大江は水が汚なすぎました。五三は水が動いてるし、大丈夫そうですね。プラで53センチを釣った、3Dワッキーのネコリグでいきます」
(57)13:40 吉本/アタリがないので
「うわー、日が影らんとってほしいな…。ちょうど護岸の影が斜めに入るんで」午後も護岸フリッピングで勝負か?
しかし、ワームが切られることはあるが明確なアタリは遠い…。
「ワーム変えます。ポルティオ2.8インチ。これならフォールが速いでしょう…めちゃめちゃ速い。いいね」
(58)13:40 桐山/人生初の!
橋の上から見えたバスを獲るべくエントリー。「ルアーが消えたのが見えたんでフッキングしたんですが・・・」
歩いてる途中で人生初のこむら返り、そしてまさかのフッキングミスと、悪い流れが連鎖している!?
「やってしまいました。ちょっとやりすぎですね。まじかー!」
釣って流れを変えるしかない!
(59)13:45 太田/キャロ場の風景
太田さんが今日、ほぼ1日中一歩も移動せずに三叉キャロを投げ続けているポイントはこのような風景の場所だ。「大江川上流は水が悪い。ここは比較的水質が良く、水深も深く7mくらいありそう」
9月とはいえ真夏日の暑さだ。
「ディープもシェード(日陰)ですから」
「シェード、水通し、カバーの3要素が揃っている所が釣れるディープです」
ど日中は岸際のカバーやシェードに目が行きがちだが、ディープを回遊するバスも確かに存在する。
「西湖みたいにクリアウォーターだとディープを回遊するバスのスクール(群れ)が目視できるんですけどね。ここの水質だと見えないので、スクールが回遊してくるイメージを持ってキャロをやり続けている感じです」
忍耐が必要である釣りであることに変わりはない。
(60)13:52 祖川/ネコリグ巾着攻め
ネコリグでフィルターユニットの上をシェイクしながら攻めていく。「マスバリをオフセットフックみたいにセットして、シンカーは0.3gを使ってます。こうすると巾着の上を攻めても全然根掛かりしないんです。普段、ネコリグとかやらないんですけど、五三川で覚えましたね」
(61)14:05 祖川/2尾め28cm/480g
ネコリグの巾着攻めでついにヒット!「巾着の一番沖側に入れたら、フォールで食いました! 流れきてるかもしれません、ここからまくります!」
応援に駆けつけてた、安田大助さんとモリケンさんも一緒にパシャリ!
(62)14:11 吉本/くの字
久しぶりに吉本選手の「くの字」ポーズ。水面付近で食ってきたが…。「完全にリフトした瞬間に食って来ました。見えた…40cmはありましたね。しんど!」
(63)14:13 桐山/本命ポイントで2尾目!
本命ポイントはやはり水位が高く、エントリーしての釣りは不可能だったが、スポットによってはアプローチはなんとかできる様子。アシのフロントに引っ掛けた吊るしにバイトあり!しかし、ノセられず。
「小さかったですね」
その後もできるスポットをラン&ガンしていると、スクーパーフロッグの0.9gネイルシンカーに待望のキロアップが!
「中層をふわふわさせて、枝を超えてポチャンと落ちたらスーッと寄ってきた2本がいて、大きいのが食いました!」
1010g、42cm!
「朝イチから来ておけばよかったです(笑)」
(64)14:15 太田/移動?
おもむろにバッグを背負い移動の準備を始めた太田さん。ブレない男がブレた!?
「(バイトが遠のき)叩きすぎているかも知れないので休ませます」
と言って10メートルほど横にスライド。
「あとシェードに入りたい、自分がw」
あ〜、シェード涼しい!別世界!
(65)14:20 吉本/3本目!
「釣れましたよー!」 記者がトイレに行こうか…と少し離れた瞬間だった。26cm、270g。「全然狙ってた魚ではないですが…なんか釣れてたみたいな。とはいえ、あと2本追加したいですね」
(66)14:35 吉本/白昼の通り魔
3本目の直後にメタルバイブに変えたところ…「食った…。デカかった。ライギョの可能性もあるけと。これ、リアクションでめちゃ釣れるんですけど、めちゃめちゃ根掛かるのと、スレるのもめちゃくちゃ早いんですよね…。左右に激しくダートしながら落ちるんで護岸のえぐれにもアピールできます」
クナイ(カエス)
まるで、白昼の通り魔のようなルアーだ。
(67)14:35 桐山/あと1cm!
ブッシュにティップを突っ込んで足元のちょうちんで音もなくキャッチ!「止めないあかんと思ってネイルは抜きました」
しかし、無念の24cm!!
「もう少し育っててほしかった。いや、もう1本獲ります」
エンジンがかかってきた!!
(68)14:50 祖川/ライン巻き替え
本日のラスト休憩。ラインを巻き替えてラストスパートをかける!
(69)15:00 吉本/ベイトサイト
これより上流部にて勝負をかける。もちろんサイトだ。ただ、車にスピニングタックルを置いてきたままだけど…大丈夫?
「僕はスピニングよりもベイトサイトが得意なんですよ。どっちか持っていくかといえば、ベイトですね」
(70)15:08 祖川/祖川リグその3!
午前中にバラしたスポットにエントリー。今度はブレディを楽割シンカー3.7gをスプリットリグでセット。
「まだ祖川リグその3は進化中です。残り1時間半、キロアップ2本くらいは釣っておきたいです。このままだと勝負に負けるし、五三川に負けた感じになっちゃうので」
(71)15:15 太田/休憩後もブレない
最後の休憩が終わり、試合時間は残り1時間半!引き続き三叉キャロで丁寧にボトムを探っていく太田さん。
ゆっくりと竿を捌き、ボトムの変化を丁寧に感じ取っている。
ワームはスパテラ4インチ(issei)。
(72)15:33 吉本/限界
長いことベビーダウンショットを護岸に撃ち続けている吉本選手。ラインはヨレてロッドティップに絡みつくこともしばしば。「そろそろ体力もフロロも時間も限界ですね…」
(73)15:35 祖川/最後はロクマルスポット
残り1時間を切った。最後はプラでロクマルをキャッチした養鶏場前にエントリーした。
ジョイントゾーイでサーチし、バスがチェイスしてきたら2ウェイのダウンショットでしとめる作戦だ。
(74)15:39 桐山/価値ある3尾目!
長〜く歩いてからの戻り途中、ふと思い立ち、対岸からのブレイクをエリートクローハイフロートの7gフリーリグでズルズルとダウンヒルでコツン!「知り合いが車で通りかかって『頑張って!』って声をかけられた瞬間でした。冬の場所なんですけどイケるかなって。ハイフロートの浮きがよかったんだと思います」
このタイミングの??cmはまさに貴重な1発!
(75)15:45 吉本/もしも波介川なら?
「桐山君、デカいの釣ってますね」遠くに見える地元代表選手を睨みながら。 ところで、もしこのメンバーで波介川でやったら何%の確率で勝てそうですか?
「うーん…100。さすがに全部把握してますし、それも加味した上でサイトもできるんで。でも、いうても地元なんでね…」
(76)16:00 吉本/来い来い!
長いストレッチを行ったり来たりして一日を釣ってきた吉本選手。あと、30分。今の心境は?「来い来い!」
コイツにだけは負けたくないという選手はいますか?
「全員ですね。でも、諦めたくないんで、最後までしっかり自分の釣りは通したいですね」
写真は自称・キン●マリグ?
「ヘビーシンカーが無くなったので…笑」
(77)16:00 太田/ラスト30分!
最後にバイトを得てから2時間以上が経った。なかなかに厳しい状況だ。
他の選手のウエイトが気になるか尋ねてみた。
「気にはなりませんねw ただ、この状況でキロアップを5尾揃えてくるような人がいたらすごい」
「大江川上流は水が悪すぎて釣れる気がしなかった。ここ下流では誰にも会っていない。他の選手はおそらく五三川だと思います」
30gグラム差で現在、暫定1位であることは知る由もない。
勝ち切るためには追加の1本が必要だ。
(78)16:00 祖川 3尾目???cm/???g
水路の合流に2ウェイのショートリーダーダウンショットを入れるとバイト!上がってきたのはキーパーちょうどサイズ。
「小さかったですね。こんなんじゃ勝てないんだろうなあ」
残り時間はあと30分弱。インパクトを残せる魚を出したい!
(79)16:00 桐山/ラスト30分
残り時間はAKチャター+ジャスタースティック5のコンビネーションで巻き倒すと宣言。「時期的にちょっと早いけどイナッコがいると効くんですよね。あとは夕方。今日の僕にとってはいまが夕方なんで(笑)」
状況から2キロが勝利のラインと踏んでいる桐山選手にとっては、ここで追加できるかできないかが大きな差となるが、はたして!?
(80)16:15 吉本/ここでヘビキャロ
ここにきて一番リグるのが面倒くさいヘビキャロをリグし始めた吉本選手。あと15分程度だが…。「ひとつは根がかりたくないのと、
沖から玉ねぎ(蛇籠)の1段目、2段目にシンカーを引っ掛けてフワフワさせたい。とはいえ、リアクションもやりたいのでリーダーは短めでいきます。それにしても楽しい時間はあっという間に過ぎますね」
(81)16:20 祖川/4尾目???cm???g
ラスト10分で4尾め!ルアーは同じく2ウェイのショートリーダーダウンショット。
このままリミットメイクなるか!?
(82)16:30 吉本/終戦
最後はランディングネットを川に落として、それを回収している間にキャストしていたアライブチャター(もう売ってないそうです)が沈んで玉ねぎに引っかかり、それを外そうとしている間にストップフィッシング…。では、最後に1日やり切ったご感想をどうぞ。
「めちゃくちゃ楽しかったです。バラしたあの2匹の光景は一生忘れることはないでしょう。
プラン通りだったんでけど、僕のミスですね。
でもプランは間違っていなかったので、結果はともかくそれをやり切れてよかったです」
(83)16:30 祖川/ストップフィッシング
「お疲れ様でした。最後、釣り方を見つけましたが、もう遅かったです。ジグ&ポークにもっと反応あるかと思ったんですが、ダメでしたね。大江川を見切るのも遅かった。朝にチェイスしてきたバスを、もっと真剣に釣っておかないとダメでしたね。
今日は一日ありがとうございました」
(84)16:30 太田/ストップフィッシング
「ひとつの釣り方として沖のキャロパターンは見せられたとは思いますが、他のパターンをプラクティスで見つけられていなかったのがリミットメイクできなかった敗因。沖のキャロパターンも何ヶ所か場所を見つけていればよかったですが、初場所で見つけきれませんでしたね。初めて陸王オープンの決勝に出て、1日中スタッフの方同伴で釣りをするという貴重な経験をさせていただき楽しかったです。他の選手がどんな釣りで釣ってきたのか気になります!ありがとうございました!」(85)16:30 桐山/ストップフィッシング!
「やっぱりプラ通りに厳しかったです。でも自分の釣りをやったら答えが出たと。ちょっと遅かったですけど」ラスト5分からは少ないながらも可能性にかけた得意のバマストでストップフィッシング!
「人の前で1日釣りをするのが初めてだったので、右往左往じゃないですけど、落ち着くまで時間もかかりつつ、でも普段通りに戻ったら後半しっかり40アップが釣れて、それが順位にどうか関わってくるかは分かりませんが、とにかくやれるだけはやったかなと。あとは発表を待つだけです」
(86)18:00 結果発表!
皆さんお待たせいたしました。陸王オープン決勝2023の結果は次のとおりです。
厳しい戦いを制し優勝したのは桐山英司さんです!
また後日、使用タックルとヒットルアーなどを発表いたします。
本日は一日ありがとうございました!
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