大津清彰 バス釣り真相解明 2023/9/13 H-1GPX芦ノ湖優勝!パターンをすべて公開

さて、H-1GPX芦ノ湖

優勝することができました!

H-1GPX優勝

3本の重量は6340g、なんとH-1GPXウエイトレコードを樹立することができました。

そんな芦ノ湖を振り返ってみたいと思います。

プラクティスは金・土。

ただ、金曜は台風の影響があり、午後少しエリアを見て回る程度でした。

20年ぶりの芦ノ湖でしたが・・・

ステルスペッパー70F

47cm1500g。

これはいつものステルスペッパー70Fの21gキャロで。

ひたすら9mラインを何も考えずドラッギング。

ノンキーやギルが混じりつつ、この魚が出てきました。

やはりステルスペッパー70Fのキャロはどこでも釣れる必殺の技だなと感じつつ初日終了。

本格的にプラクティスできたのは土曜のみ。

正直、時間的に全てをやることは不可能なので、まずは放流バスを捨て、釣り方をじっくり煮詰めるような作業はやめました。

何となく釣りながら南下。

一通りのエリアを回りましたが・・・

・南に行くほど浅い場所にもワカサギはいる
・バスは1~12mくらいまでどこでもいる
・南に行くほど、ルアーへの反応が良い
・鋭く落ちていくものに反応良好
・水面放置は怪物級が出てくる
・二投目は無い
・バスはとてつもなく眼がいい

このような内容でした。

使用したルアーは色々でしたが、

グリマー6のダウンショット

ワインドのプロトルアー

グリマーやワインド、ステルスのキャロはよく釣れました。

場所も本当にいろいろで、絞ることができない・・・。

またショートバイトで終わってしまいましたが、ヘビースピナーベイトとダイラッカでも触れるバイトがありました。

この2つはかなりでかかったと思います。

土曜日は3本2400g程度で終了。

結局、芦ノ湖らしいビッグフィッシュは一本だけ。

あとはアマガミされたり見にくるだけ・・・

プラクティスの感触としては、時合いを捉えなくてはビッグバスは食わないという感じでした。

そして試合当日。

試合当日

決まった内容もないので、ラン&ガンしながら直感を信じ、南下していくプランに。

そんな中で【気づき】があればそれをヒントに組み上げていこうという感じでした。

そしてなんとスタートして一投目でバスをキャッチ。

まだ半数程度しかスタートが終わっていない状況での一本!

その後も南下しながらラン&ガン。

ステルスキャロ・ワインド・グリマーでぽろぽろ釣りながらエリアを回りました。

一発、ダイラッカでよいサイズも掛けたのですが・・・

ばらして終了。

表層にも相変わらず怪物級が見に来ますが、バイト無し。

箱根湾でランガンを繰り返していた時、なんとライブスコープで15m先の水面直下を泳ぐ巨大なバスの姿を発見!

なんとその方向に目をやると、でかすぎて肉眼でもすでに見えるサイズ。

時間としては10:30位。

そこでルアーをトラファルガー5に持ち替えてキャスト。

近づいてきた怪物級のバス・・・

10秒くらい迷った末にバイトしました。

それが最大サイズ、55cm2700g。

こういうサイズを食わせ要素で最後まで騙すことができるのは表層系ルアーしかない!

この場所の沖にはワカサギ船が多数。

風下側になっており、ときおり死んだワカサギが流れてくる場所。

おそらくそれを知っているバスがフィーディングで上がってくるのだと考えました。

そこからこの表層パターンに気がつき、ライブスコープと肉眼サイトの複合技でバスを探すことに。

次に食わせたのは1200g。

ややサイズが下がったものの、時合いと感じさらにバスを探しに。

結局、一本目を釣った場所とほぼ同じ場所を回遊していた!

こちらもでかすぎて姿丸見え・・・。

1キャスト目は見切られたのですが、進行方向に入れなおすとこちらも10秒迷った末にバイト。

2500g

近くにいる方に撮影していただきました!

結局、今まで釣ったバスは全て入れ替え。

トラファルガー5での魚を3本を持ち込み、優勝することができました。

とにかくタックルセッティングを怪物級に絞ったのが良い方向に転がりました。

表層系、トラファルガー5を使うロッドこそプロトの64SULJでしたが、ラインは0.6号、リーダーは2号という飛距離を犠牲にしてかなり強めのタックル。

こうしないと、硬い唇にフッキングできないためです。

0.4号ぐらいでこの釣りをやってしまうと、ファイト中にポロッと外れてしまうことがあるのですが、これは単純にフックが刺さりこんでいないためだと考えています。

フトコロまで入ったフックが抜けることはなかなかないので、とにかくフッキングパワーを重視していました。

実際、完璧に硬い唇部分を貫いていました。

トラファルガー5に関してはフック取り付け部のリングに結ぶ、いわゆる「ピクピクセッティング」。

これは波や風でも水を噛むため、不自然な動きになりにくいためです。

ちなみに動かしません!

相模湖や津久井湖等ではトラファルガー5は動かし続け、近づいてきたら逃がすのが基本。

しかし、西湖・河口湖・芦ノ湖等、クリアウォーターの基本は放置。

そして近寄ってきても【何もしない】これが重要な要素。

何もしなくても、ボディの揺らめきとモルフォファイバーという特殊テール部分の揺らめきにより、バスを誘うのがトラファルガー。

そして最後にカラーですが・・・

私はカラーを一切気にしない人間なのですが、これは経験則で知っている事実で導き出しました。

【クリアウォーターの表層系はホワイト】、この経験で使用カラーは パールシラウオという白い色を使用しました。

なぜホワイトが効くのかはよくわからないのですが・・・

昔からホワイトは最後まで釣れるカラーとして存在し続け、表層系ルアーを出しているメーカーでこのカラーは確実にラインナップされる色。

結局は私もホワイトですべてのバスをキャッチしました。

正直なところ、ここは芦ノ湖。

参加者はハードルアーを熟知する100名あまり。

ローカルの猛者も出場している・・・

1200gを残したままでは勝てないと考えていたのですが、結果としてはそれを上回るウエイトを持ち込むアングラーはおらず、勝つことができました。

上位5名

今回の勝因としては、冷静に状況分析できたことにあるかと思います。

何気なくラン&ガンする中で、ちょっとしたヒントをものにすることができた感じです。

試合となるとどうしても過去の釣果や冷静さを欠いて回りが見えなくなるもの。

実は先日、ある試合のプレスアングラーとして同船取材したことが自分の中ですごくプラスになりました。

自分の試合展開を見つめなおすきっかけとなりました。

今大会でも、第三者の目で今一度自分を見つめ、平常心でその日のバスを攻略することができたと思っています。

さて、そんな芦ノ湖でしたが、バスもでかいし景色も最高!

また近日中に訪れたいと思います。

★タックル★
ロッド:フェンウィック プロト64SULJ
リール:ヴァンキッシュ2500S
ライン:エックスブレイド オルトロス フィネスシャングリラ0.6号(リーダー:LDLフロロ2号)
ルアー:トラファルガー5(パールシラウオ)
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