さて、先日行われた
H-1GPX牛久沼。 7位という成績でおえることができました!
7位 結果としては、3バイト1フィッシュ・・・。
1本とはいえ、
これにたどり着くためにはしっかり戦略が必要になるのが牛久沼。 牛久沼の経験がほとんどない自分。
ただやみくもに探っても、地元勢には敵わない。
実はこの一本にたどり着くために、ライブスコープをフル活用しました。 っといっても、皆さんが想像するライブサイトではありません。 今回は、
マディウォーターでバスにたどり着くためのライブスコープの使い方に関して書いてみたいと思います。
実は私、ライブスコープを最初に使い覚えてきたのはリザーバーではなくマディウォーター、利根川でした。
濁っていて浅い利根川・・・
それでもライブスコープのもたらす圧倒的情報量は従来の魚探の比ではなく、おそらく10倍以上の情報を与えてくれます。 そんな中でマディウォーターでの扱い方を習得していきました。
牛久沼 まずマディウォーターで見るべきは
魚たちの挙動です。
例えば今回、
異常に縦ストラクチャー、クイに小さな小魚が群れていました。 これはあまり他には見られない光景でした。
杭とそれに絡むオダのような場所には無数の小魚を見ることができました。 当然、肉眼では何も見えないのですが・・・。
さらにアシやガマの生い茂る場所には意外にも生命感が希薄。
また、明らかによさそうなブレイクになると、レンギョやヘラが支配しており、これまたバスのような映像は無し。
これらを考え、レンギョやヘラのいない沖めの杭とオダ中心に考えていきました。
そしてもう一つライブスコープで見るべきなのは、バスそのものです。 これは経験なので、うまく説明できないのですが・・・
牛久沼のようなバスが少なく、他魚種が多いフィールドであっても、相模湖・津久井湖のようにバスを見つけ出すことは可能です。
映像そのものを読み解いていくのですが、
「この場所でこんな動きをしているのはバスだろう」という予想が経験によってだんだんわかるようになってきます!
今回、レンギョやボラ、ヘラに混じっていることは無く、
その魚種たちがいるシャロー側にバスを確認することができました。 シャローといってもアシ際を回遊しているのではなく、その少し沖です。
特に西谷田川上流になると、コバスが2~10匹くらいの群れで行動していることが多かったです。
コバス そして最後に、
「プラクティスでは、ルアーをライブスコープで映し続ける」ことです。
これは釣ることが目的ではなく、あくまでルアーに対し、バスがどのように反応するかを見極めます。 表層ルアーに対してバスがどう反応するのか?中層を泳ぐルアーは?速度は?カーブフォールはどうなのか?これらを1投1投分析します。
どのフィールドでも同じなのですが、ルアーに対しバイトしてくるバスに対し、ルアーに興味をもって近づいてくるバスは数倍存在します。
食わなくても良い!
どんな動きとルアーに対しバスが良く反応するのか?それを読み解いていく作業に、私はライブスコープを使用しています。
その中で今回たどり着いたのは三つ
・プロップペッパー ・クランキーダーター ・クラッチDR です。
プロップペッパー ルアーと場所が決まってしまえば、あとは、自信をもってキャストし続けるだけです!
「どこにバスがいて、どんなルアーが効果的なんだろう・・・」と考えながら釣りをするのと、「この場所にはバスが多いから、反応の良かったルアーを投げ続けよう」という考えの中で釣りをするのでは全く違います! 試合ではライブスコープを見ながらキャストすることはほとんど無かったのですが、
プラクティスで自信のあったエリアでキャストし続け、結果的に3バイト1フィッシュ。 この場所はバスがやや回遊しておりストラクチャーに依存していなかったことはわかっていたので、同じ杭列に何度も投げ続けました。
プラクティスでも追ってきたバスのサイズが大きかった場所に絞っていたこともあり、
1本でも7位。 同じタイミングで優勝者も釣れており、さらに他の方も掛けたりしていた場所で、
やはりプラクティスでの煮詰め方自体は間違っていなかったのかな?と感じました。 釣ったルアーは
クランキーダーター90。 これを房総の使い方と同様、少し沈めながらゆっくり杭の脇を引いてきて食ってきました。
他には同じくクランキーダーターでモワッと食わなかったバス、もうワンバイトはプロップペッパーに出て掛からなかったバス、3バイトです。
上位の方々 H-1GPX牛久沼はボートの数の問題でシリーズ戦からはなくなることが発表されました。
あまり経験のない牛久沼ですが、バスたちの行動はまた独特なものがあり、今回も楽しむことができました!
次回H-1GPXは最終戦新利根川。
こちらも楽しんできたいと思います。
--------------------------------
※大津さんへのメッセージ、この連載のご感想を受け付けております。メールの件名を「大津さんへ」としたうえで 下記のアドレスまでドシドシお送りください!! inquiry@lmg.jp
コメント
ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。