さて、今回は久しぶりの
津久井湖へ。
新作のルアーテストと動画撮影が控えているワインドルアー
【ダートパニック45ECO】の下見がメイン。
まず津久井湖の状況ですが、昨年と大きく違いました!
まず、この時期でもほとんどのワカサギがはるか沖におり、全くバスとリンクしていないこと。 昨年は本湖の有名場所、津久井観光前・3番・4番・大沢ワンド沖・6番といった定番エリアにワカサギが多く、この場所でフィーディングが多数起こっていました。 しかし、今年はバスのいる場所にワカサギがいない!
餌がない!! そのため、バスが真冬のようにじっと省エネモードで待機中。
ほとんどの場所でバスはいるもののスリープモードです。 こうなってくると、エビやヤゴを意識したボトムの釣り、ダウンショットやキャロのズル引きが効果的になってくると思いますが、ワカサギを意識したワインド系の釣りには難しい・・・※やり方はありますが そうは言ってもワカサギがいないわけではなく、ワカサギとバスがリンクしている場所を探して湖中をクルージング。
結局、10:20までバイトも無し・・・。
ようやくたどり着いたのは
沼本ワンド周辺。 結果的には11番から沼本ダムあたりまではワカサギがバスのレンジとリンクしており、回遊してくるワカサギをバスが定位置で待ち構えているか、バス自身も回遊してワカサギを探す、どちらのタイプのバスもいました。
しかしテストルアーでは反応が鈍く・・・
仕方なく
ダートパニック3gを入れてみると
ダートパニック1発目 あっさりキャッチ。
1年中効果的なバスのワインド釣法ですが、
秋は最も効果的な時期。 理由はいくつかあるのですが、
・バスが下から上へとベイトを襲いやすい時期 ・ワカサギの遊泳力が強く、バス自身も本気を出さないと食えない この2つが要素としては大きいかと考えています。
つまり、元気いっぱいに上へ逃げていくワインド釣法が効果的になるのではないか?というのがその理由です。 そこからはもう怒涛の釣果です。
1500g頭に合計27匹。 現在の津久井湖の平均釣果は1~2匹だと思うので、もうどれだけ圧倒的なのかわかると思います!!
私自身、
正直これほどの圧倒的パワーを持ったルアーを作ったのは、野良ネズミ以来。 霞水系で野良ネズミが数々の試合でウイニングルアーとなったように2024年、ワカサギレイクでどれだけの優勝者を出すのか・・・
発売は4月、本当に楽しみです。
食っていたワカサギ 当然のことながらワカサギ食いですネ。
バスのワインドに関して語りだすとキリがないのですが、このルアーは食わせのルアーではなく、
【リアクション】ルアーです。
そのため、美味しいですよ~っと目の前で誘っても効果は無く、
本気で逃げるワカサギを演出することこそ釣果を伸ばすコツ。 魚探がない場合、ボトムまでルアーを落とし、3回前後しゃくりあげた後またボトムを取りしゃくる・・・
このリズムで釣っていくと良いでしょう。
ボトムを使う、いわゆる
【ボトムワインド】では、ボトムという壁を使うことでバスのスイッチを入れる方法になります。
基本的には速い釣りになるので、他のファストムービングルアー同様どんどん流していくのが吉。 フットボールの釣りに近い感覚ですね。
また、
メタルジグのように真下に落として数回アクションさせるのもとても効果的で、ワインドのダートでバスの本能にスイッチを入れることができます。
もしライブスコープをお持ちでしたら、ライブサイトに挑戦してみましょう。
ライブサイトの
【逃がし】では、バスに本能のスイッチを入れることが可能です。
この逃がしのサイトに関しては、肉眼のサイトと同様、慣れが必要になるのですが、重要なことは、
・バスから見つけさせる ・漂わせる時と逃がす時、緩急を意識する この2点でしょうか?
ほとんどの場合、バスの目の前に一気に落とすと白けて食わないので、
バスの位置よりもやや上目線で見つけさせることを意識しましょう! そしてルアーの動きに緩急をつけましょう。
ルアーを漂わさせているときは
「ヤバイ。群れからはぐれてしまった・・・見つからないようにそーっと仲間のところまで移動しよう・・・」
という
ワカサギの気持ちになってください。
そしてバスに見つかったら、全力で逃げてくださいw
ダートパニック形状 その時初めてバスが本気になってくれると思います!
この
【逃がし】のテクニックは、肉眼&ライブサイトの中でも高難易度の部類になると思いますが、TOP50などで幾多もの場面で登場した、
スレたバスに口を使わせる最終奥義ともいえるテクニック。 練習が必要ですが、身につけておくと他のアングラーを出し抜ける技の一つかと思います。
参考に、今回のライブサイトの動画を乗せておきます。ぜひ参考にしてください♪
100匹や200匹ではありません。
実に数百匹というバスを釣り、形状を煮詰めたダートパニック45ECO。 細長い弾頭形状、小ぶりに設定したエラストマーワームの大きさ、フック、全てはバスに本能スイッチを入れる強烈なダートを求めた結果です。 一見シンプルな形状ですが、ここまでシンプルなワインドルアーはソルト用を含め意外と珍しいかもしれません。
しかし、流体力学からワインドルアー考えていくと、この形状にしかならなかったというのが私の考えです。
これに関しては、そのうち書いてみたいと思います。
オンスタックルデザインが提唱し定番化したワインド釣法、バスでも恐ろしいほどに効果的です。
★タックル★ ロッド:フェンウィック LINKS-CT 60SULP+J
リール:エアリティ LT2500
ライン:バリバス スーパートラウトエリア インフィニティ PE X8 0.3号(リーダー LDLフロロ1.25号)
ルアー:ダートパニック45ECO 3g
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