達人情報 霞ヶ浦水系 佐々木勝也 2023/11/13 STEEZ Shore Competition STRATOFORTRESS 68

皆さんこんにちは。

佐々木 勝也です!

今週は開発テストに、販売店様向けの新製品勉強会などなどで充実した1週間! カスミでガッツリ1日プライベート釣行は出来ずでしたが、朝練などは頻繁に行ったものの不発な1週間でした。

バラしてはしまったものの、反応のあった釣りはパワーフィネス。今年は気温がかなり高いため水温が落ちず、フィーディングでガーンとシャローに突っ込んで、フィーディングが終わったら消えていくというメリハリのある動きをしている魚はいるようにあまり感じず、どちらかと言うとシャローのカバー内であんまり動かないで過ごしている・・・という魚の方が多かったように感じます。

来週は寒くなるので、魚食生が強くなり晩秋、初冬らしい楽しい釣りが出来るかな?と思います!!

さて、先々週のバサクラのお話をさせて頂いた記事内で登場した新しい『STEEZ Shore Competition C68H-ST・SB STRATOFORTRESS 68』について詳しくお話させて頂ければと思います!

元々ショアコンペティションと言えば、光大郎さんのモデルです。大変ありがたいことに僕のモデルを追加させて頂くことになり、心血注いで開発したアイテムが今回のストラトフォートレス68です。

どんなロッドなのか?と言うと、一言で言うなら、ビッグベイト(スイムベイト含む)、デカトップ、アラバマリグなどのストロング系の釣りのためのロッドです。

中弾性と高弾性をミックスしたチューブラーのブランクスに、ティップは高弾性のソリッドティップを組み合わせたロッドなのですが、ビッグベイトロッドに高弾性ソリッドって・・・なんで!?と思われるかもしれませんが、その辺りの理由も今回詳しくお話させて頂きたいなと思います。

僕がこのジャンルのルアーに使用するロッドに求めていることは主に3つです。

①キャストがしやすく、精度が高いこと
②バイトした魚がしっかりと掛かること
③ルアーの良いアクションを引き出すロッドであること

この3つが個人的な要素で、この3点に関してはかなり綿密なテストをさせて頂きました。

まず①キャストがしやすく、精度が高いこと。

ビッグベイトの釣りというと豪快な釣りというイメージもありますが、個人的には豪快な釣りではなく、スピニングロッドでライトリグを扱うような繊細な釣りと一緒だと思います。正確なアプローチで、正確にルアーを動かす。これがビッグベイトの釣りに求められることです。特にキャストは非常に重要で、正確にビッグベイトをアプローチ出来なければ基本的に釣ることは難しいと考えています。

様々な材料構成のブランクスをダイワに製作して頂きましたが、最もキャストがしやすく、精度も非常に高い・・・なおかつキャストがダントツで飛ばせる1本が数多くのサンプルの中に1本だけあり、それを選び抜きました。

1キャスト目からそのキャストフィールに驚いたほど!で、例えばタイニークラッシュを投げていても、重さを感じず、まるでMクラスのロッドで10gくらいのプラグを投げているかのようなフィーリング! ブッシュやアシなどのストラクチャーに投げていても勝手にキャストが決まってしまうようなロッドに仕上がりました。投げやすいロッドはビッグベイトの着水音も消しやすいので、そういった点でも釣れるビッグベイトロッドだと思っています。

②バイトした魚がしっかりと掛かること。

ビッグベイトやアラバマ系の釣りをやっているアングラー全員が感じていることだと思いますが、食ってきたバスが掛からないという傾向は非常に近年多いかなと思います。ビッグベイト・アラバマ系の釣りは元々はマイノリティな釣りのジャンルではありましたが、ここ何年かは誰もがやる釣りジャンルの一つになっていると思います。

そのため、疑いながら食ってくる個体も非常に増えており、以前より明らかに食っても乗らないケースが増えました。1日に何回もバイトがあるジャンルの釣りではありませんが、食ってきた魚はしっかりと掛けたいし、バラしたくないと考えてた時に、掛かりやすいソリッドティップのビッグベイトロッドはどうだろう?と考え、ダイワにソリッドティップのサンプル製作をお願いしました。テストを重ねていてもフルチューブラーのブランクスロッドと比較した際の掛かりやすさは、明らかにソリッドティップの方が高く、食ってきた魚を1本でも多く釣る、「釣り勝てるロッド」にするためにはソリッドティップはマストと考え、ソリッドティップを採用しています。

③ルアーの良いアクションを引き出すロッドであること。

ビッグベイトロッドは硬いロッドが多いですが、正直硬すぎるとルアーの良いアクションってあまり出てくれないのが実情です。ビッグベイト系の釣りは想像以上に繊細な釣りで、様々なロッドでテストを重ねた結論として、ロッドにルアーのアクションがかなり左右されるとジャンルの釣りだと個人的に考えています。それもそのはず、ビッグベイトはただ巻きのみで使うものもありますが、その多くはアングラー側が何かしらのアクションを入力して動かすルアーが大多数を占めるからです。ティップに関しては最終的に中弾性ソリッドにすべきか、高弾性ソリッドにすべきか非常に悩みました。その理由は中弾性ソリッドと高弾性ソリッドに異なるメリット・デメリットがあるからです。

●中弾性ソリッド
→ルアーの滑らかなアクションを引き出しつつ、圧倒的に魚を掛ける能力が高い。ただし、良くも悪くも、アングラー側のアクション入力を吸収してしまうため、アクション入力の強弱をルアーに伝えることが難しく、ルアーの操作性が低い上に、キャスト時ティップが入りすぎるため、キャストがしにくい。

●高弾性ソリッド
→ルアーのアクション時の操作性が極めて高く、キャストもしやすく、狙ったところに決めやすい。単調な入力でのアクションは中弾性ソリッドに優位性があるものの、アングラーからのロッドを操作してのアクション入力には、非常に敏感で、意志通りに狙ったアクションを出すことが出来るのは高弾性ソリッド。魚を掛ける能力は中弾性ソリッドには劣るものの、既存のフルチューブラーのビッグベイトロッドと比較すれば、圧倒的に高弾性ソリッドのロッドの方が魚は掛かる。

こういったメリット・デメリットを天秤にかけた上で、高弾性ソリッドの方がメリットが明らかに大きいため、高弾性ソリッドを採用しています。

フィットしやすいルアーとしては

●アラバマ系
テスト時にキャッチした1本。

高弾性ソリッドティップはバマスト時もティップが入りすぎないため、バマストのしやすさはピカイチです。アラバマはそもそも重く、バマスト時は抵抗も強く腕も疲れていますが、ストラトフォートレス68だとバマストもしやすく、腕も疲れにくいのです! しかもソリッドティップなので、フッキング性能も抜群です。

●リップ付き、リップレスビッグベイト、スイムベイト
テスト時の1本。グラディカルでキャッチ。ロッドはプロトのため、外観が製品版と異なっています。

具体的に適しているルアーは、グラディカル、ふく魚、タイニークラッシュ、ジョインテッドクロー178、レイジースイマー、ハドルトラウト、ボラコン、イービルシャッドなどなど!

●デカ羽根、デカトップ
↑テスト時の1本。グラディカルでキャッチ。ロッドはプロトのため、外観が製品版と異なっています。

バイトが掛からないことの多いデカトップ系の釣りでも、明らかにフルチューブラーのブランクスのロッドよりはフックアップ率が高いのがメリットです。もちろん全てのバイトが掛かることはありえませんが、フックアップ率の高さは極めて重要です。

具体的に適したルアーは、バンクフラッター、デカダッジ、アベンタクローラー、ジョイントフカベイト、フカベイト、でっカブメスJrなどなど。

心血注いで開発したロッドのため、文章が恐ろしいほど長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました! 手にとって頂けたら、必ず良い釣りをする上での一助になってくれる自信作の1本ですので、1月に発売になりましたら、ぜひ釣具屋さん等で触ってみて頂けると嬉しいです。

それでは今週はこの辺で・・・また来週お会いしましょう!

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