大津清彰 バス釣り真相解明 2023/12/13 相模湖の近況を解説!

さて、今回は相模湖です。

2025年以降のルアーのテスト、およびフェンウィックロッドのガイドセッティングのテスト目的です。

その合間に、相模湖の状況を全域にわたり見てきました。

状況的には全域で変わらずといった感じ。

水温は10℃前後、これは大曲から本湖までほとんど変わらず。

相模湖の場合、秋は本湖が数釣りでは優勢になってくるのですが、これが冬になると状況が逆転します。

これは私は水温によるものだと考えています。

冬になってくると、本湖の水温は下がり続け、バスたちは越冬モードに入る個体が多くなります。

この本湖の越冬バスは、ある程度深さのある場所に集まります(むろん例外もいますが)。

太陽光や気温などによって多少水温が暖められても、表層付近の水温が上昇するだけで、バスのいるポジションまで影響を及ぼすことはありません。

そのため、本湖の深い場所で越冬状態になったバスは、かなり春が進んだ段階にならないと水温上昇を体感できず、目覚めることはないと考えています。

相模湖

一方、桂川筋となる勝瀬橋から上流までは状況が異なります。

桂川の水量はかなり多く、また雨などが降ると一気に水温が上下動します。

もともと若干高い桂川の水温もさることながら、気温上昇や南風、雨などによる水温変化も大きく、また流れによる影響でたやすく暖められた水が湖底まで行き届き、すべての泳層の魚に水温上昇の影響が訪れると思っています。

そのため、本湖よりも活性が高いバスが存在するというのが私の考えです。

といった感じで本湖と桂川筋は時期が進むにつれて状況が変化してくるのですが、現在はそれほど差を感じませんでした。

状態としては、【晩秋寄りの初冬】といった感じです。

さらに今年はワカサギの数が少なく、さらにワカサギの泳層とバスが快適な場所のリンクしている場所が少なく、時期的に活性がやや低めに推移している感触を受けました。

テストルアーや新リグを試しますが、異常なし!

そんな簡単にストロングなルアーは見つかりませんね・・・。

ダートパニックにて

結局、新製品ワインドルアー【ダートパニック45ECO】を入れるとやはり好反応。

ダートパニックにて②

おそらく、ワインドだけやっていれば、結構釣れると思います。

他に反応が良いルアーは何か?いろいろ試しましたが・・・

・ワインド系ルアー
・スイベルキャロ
・ホバスト
・表層i字系(トラファルガー)

これらには反応良好!

実際、活性の高いバスの泳層がやや浅めなので、表層i字が面白くてオススメテクニック。

ここ数年で確信となりましたが、12~3月の低水温期、もっとも効率が良いのは表層i字だと思います。

バスは想像以上に表層への興味が強く、おそらく死にかけのワカサギは大好物なのだと思います。

ただ、どこでも出るわけではなく、キーポイントは場所とルアー速度。

場所は越冬場所となる岩盤やレイダウンを選びましょう!

ルアーはキャストしてほとんど放置。

時々ピクピク動かすだけで、元気よく動かすと逆効果。

1投30秒以上かけてじっくり探るのが吉。

表層でカバースキャトの釣りをしているイメージに近いです。

相模湖はこれからの時期がオススメ。

何故なら他のフィールドよりも活性の高いグッドコンディションのバスが多いため。

ぜひ楽しんでみてください。

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