おはようございます、こんにちは、こんばんは。
暖冬!いや極寒!と気温の上下動が激しいこの冬ですが、今回はルアーに関するこんな質問にお答えしましょう!
※更新が大幅に滞り申し訳ありませんでした(担当より)
【質問】 ウッド素材とプラスチックのルアーを比べると、ウッド素材の方が値段が高いし、上質なような気がしてしまいます。ウッドのルアーの特徴はなんでしょうか? 過去の質問にもありましたが、ルアーがバスをよりよくダマすための要素とは何か。そんな質問にも繋がります。 ウッドやバルサのルアーは
高価です。
いや、バルサとはなんぞや?となるとややこしくなるので、ざっくりとウッド(木)で今回は通しましょう。
改めて、ウッドルアーは高価です。
それは単純に使える素材の量の問題で、もし今の一般的なハードルアーのABS素材がレアであれば同じくらいかそれ以上の値段になっているでしょう。 量産しやすいかしやすくないか。 当然ウッドは後者で、大まかな型は作れても、そこからの工程も手作業も多い。
ならばより高くなる。
素材もひとかたまり(1本)のウッドがあれば、それをすべて使えるわけではありません。
フィニッシュしてみてダメということも多いです。
だから、誤解を恐れずにぶっちゃけて言うと、
ウッド製のルアーがルアーとしてABS製よりも優れているから高価であるという事ではありません。 ただ、ウッド製のルアーが高価であるのは確かで、もうひとつの差としては
浮力。 これはもう圧倒的にウッド製のがABS製よりも優れています。
数値で何倍とか正確な物は分かりませんが、ルアーを作ったことのある人にとっては当たり前のことです。
先に別の質問のけん制しているわけではありませんが(笑)、
ポークとワームの違いにも似ていますね。
ポークも保管や成型など面倒なことが多くて人によって好き嫌いがある素材ですが、やっぱりなくては釣れない、ポークに変わるジグトレーラーはないから使っている人も多いでしょう。
僕もそのひとり(笑)。
ワームでポークを目指しても同じにはならないなれない。 ちなみにポークも比重は軽いです。
それと同じで、
同じ形のプラグでもウッドとABSでは仕上がりは全く別物になります。 でも裏を返せば、浮力が生きるルアーのカテゴリーじゃないと使う意味はありません。 ここですよね。
例えば沈めて巻き続けて使うバイブレーションでウッドにこだわる理由はそこまでありません。 浮くトップウォーターはもちろん、ミノーやクランクなどの止めるタイプのプラグでは選択肢に入るでしょう。 それでもウッドが絶対ではなく、ABSで作っても問題ない特徴を持たせたいのであればわざわざ使う必要はないということ。 ウッドの方がいいなというルアーもあるにはあるよと。
高い浮力による水かみ、水絡みが良い。
それが釣果に繋がるキーになれば使うべきだし、そうじゃなければ使う必要はない。
そのギリギリの判断で、素材をどうするかを決めているということですね。
ただ個人的なビルド歴でその差で絶対にウッドのが良い!ではなくウッドのが釣れる!と感じたことは正直あまりありません。 ポークもエラストマーも同じく、浮力が高いかどうか。
多少値段が高くなってもそちらを選んだ方がベターというルアーがあるということ。
それほど素材が持つ浮力がルアーにとってアドバンテージになることの裏返しでもあります。 ただ、そのアドバンテージを使いこなせるかはアナタ次第!(笑)
結局そこかい!?とはなりますが、ルアーってホント奥が深いです。
ウッドにはウッドのABSにはABSの良さがあります。再現性の差(個体差)もそのひとつ。バラツキがあるウッドルアーの方が大当たりの確率も高いのは事実です。 と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!!
また来週!
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