大津清彰 バス釣り真相解明 2024/1/24アメリカへ行ってきました!

先週は5泊7日でアメリカ・カリフォルニアへ!

昨年のH-1GPX年間優勝の副賞としてラッキークラフト社からいただいたものでした。

ラッキークラフトUSA社長には航空券・宿泊手配、通訳・送迎まで、すべて付きっ切りで対応していただき、本当にありがとうございました。

最高の旅行でした!!

bassproshops

その中で2日間は、アメリカMLFのプロアングラーである、ブレントエーラー(Brent Ehrler)http://brentehrler.com/と同船釣行。

こんなこと、もう一生ないでしょう・・・。

今回はその時のお話を。

行ったのは、Lake Perrisというところで、オリキン氏や伊藤巧氏もこのH-1GPXの年間優勝できたことがある場所とのこと。

ちなみにブレントさんは、この場所で小さいときから釣りを学んだそうです。

水温は約10℃、日本と同じく冬にあたるカリフォルニアですが、日が出ると異様に暖かい!

逆に日差しがないと寒い!

ブルーギル

シャローにもバスがいるのですが、大抵のバスは10m程度のディープに存在。

ディープの釣りが中心となりました。

ブレントさんもアメリカではFFS(フォワード・フェイシング・ソナー)、ライブスコープの釣りに長けている方。

正直、その精度は日本人と全く変わりません!

それどころか、日本人より細かい・・・。

ビッグスプーンからメタルバイブ、アメリカでブームの特殊なジグヘッド、そしてネコリグまで使っていました。

ネコリグには必ずストッパーを付けていますし、スピニングのPEラインはすべてFGノットが組まれている!

ブレントさんの性格によるものかと思いますが、やっていることや考え方は日本のトップレベルの方と似ているなと感じました。

やはり細かい人は釣りますね・・・。

ブレント

そしてアメリカのバス。

日本のバスと何か違うのか私を含め、疑問に思う方が多いでしょう。

結果としては「何も変わらない」ということでした。

ライブスコープで見ているのでそれは確かな情報です。

日本にも様々なタイプの湖が存在し、それぞれ独特な文化や行動をもちながら生息しています。

しかしどの湖も、バスの本質的性格は存在しています。

結局、アメリカ、このLake Perrisでも同じで「こういう湖もあるよなぁ」なんていう感覚で釣りを行うことができました。

具体的に言うと、

・魚種が少ないために、バスを判別しやすい
・バスがルアーをすぐ離す
・スレていないので、バスがルアーに興味を持ちやすい
・ライブスコープ慣れしていないので、日本の数年前のテクニックが効果的

という点です。

また、さらに興味深かったのは、湖の中でも様々な餌がいて、バスもそれぞれ好きに餌を追っているという事。

これも日本と同じです。

動いているものを何でも食べるのではなく、バスが偏った食事をする。

ユスリカの蛹

小魚

小魚を襲っている場所もあれば、ユスリカの蛹ばかり食べている場所もある。

それぞれの特性に合わせたルアーや動かし方をしないと、バイトに至らない!!

まさかアメリカのバスもユスリカの蛹(ピューパ)を餌にしていることがあるとは、まったく驚きの連続です。

ではアメリカ(カリフォルニア)のバスと日本のバス、何か違いを感じたかというと・・・。

「喉が太い」という点です。

これは私が過去経験した日本の湖との比較ですので、もしかしたら日本にもこのようなバスが存在しているかもしれません。

しかし、バスの大きさに対して、喉が太いというのが印象的でした。

バスの餌の限界サイズは喉の太さに比例します。

これはバスが餌をそのまま飲み込む魚である以上、避けられない身体の構造的な問題です。

これ以上の餌を口にするのはいわゆるリアクション要素によってであり、結果飲み込むことができない餌は胃まで到達することが無く、栄養にすることはできません。

しかしこのLake Perrisの魚はストマック調査をすると喉が異様に広がる!

このカリフォルニアではニジマスが放流された際、やはり日本と同じようにニジマスパターンが存在し、ハドルストンのルアーがたくさん売っていたりするのですが、これならかなり小型なバスでもニジマスを飲み込むことができるでしょう・・・。

結果として、ルアーの最小サイズは日本と変わらないことになりますが、最大サイズは日本よりもはるかに大きくなる。

カリフォルニアのお店に、ロボのアライブシャッドと10インチハドルが普通に売っていることを考えると納得です。

そんなこんなでアメリカ旅行は終了!

あっという間に終わってしまいました。

ただ、今回の旅行でさまざまな刺激をもらえたことは事実。

この経験をフィードバックし、ティムコ製品に反映していきたいと思います。

ブレント②

終始、ラッキークラフトUSA社長と同行できたため、釣り以外にも様々なお話を聞くことができました。

多すぎるのでここでは割愛させていただきますが、また別の機会にでも・・・。

Brent and Minoru, thank you so much this time! I was able to enjoy the best trip. This experience has been invaluable to me. Brent, I'm cheering for this year's tournament! Minoru, although it's a difficult situation with the Noto earthquake, I will also do my best to contribute to boosting Lucky Craft. Thank you!

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