おはようございます、こんにちは、こんばんは。
東でも西でも従来通りのイベントが行われた昨今ではありますが、まだまだ冬!ってことで、今回はシーズン攻略についてのこんな質問にお答えしましょう!
【質問】 バス釣り復活組です。真冬の低水温期はメタルバイブ、シャッドが僕の時代では定番でしたが、新しい釣り方はありますか。また、メタルかシャッド、それとも新しい釣り方のどれが1本に近いですか? 王道は王道。でもバス釣りは常に進化し続けます。 まずは復活ということで、おかえりなさいと。
僕は復活という体験がないので、どういう感覚かは正直よく分からないのですが、
いまだに冬のメタルバイブ、シャッドは定番、ど定番、いわゆる王道です。 これって釣りに限らずあらゆることに合致しますが、当然王道以外の新しい物も出て来ます。
冬の釣りで言えばここ数年トレンドになったのが
冬のビッグベイトパターン。 走りとなったのは
ネコソギ、タイニークラッシュ。 流派こそ違いますが、ここ10年来の冬の花形の釣りです。
ネコソギはゆっくり引く漂わせ系のアプローチで、タイニークラッシュはストラクチャー周りなどでの水中ドッグウォークのアプローチ。
共通するのは、
大きなシルエットのルアーが短距離でゆっくりと動くこと。 これが
冬の王道に対する新しい道です。
メタルバイブとシャッドはこれとは真反対のスピードにフォーカスした釣りで、バスの目の前をどう通すか。 しんどくて動けない低水温期の越冬バスに思わず口を使わせる。
なのでキャスト数がキモで、数を投げることで確率を上げる、
いわゆるリアクションの釣り。 一方で、
ビッグベイトの釣りはフィーディングの釣り。 低水温期でもまだ動ける、動いている、ストラクチャーについていたり、浮いていたりする魚を狙います。
バスがいそうなエリアにスローに、目の前を通すのではなく、バスから追わせる。 ピンではなくその周辺にアプローチできれば問題ありません。
同じシーズンの魚を釣るのにも、真逆の方向性ですよね。
厳密にはビッグベイトパターンの源流は
スイムベイトになりますが、狙いとしてはビッグベイトと同じ。
スイムベイトとビッグベイトの使い分けとしては、ビッグベイトはリップが付いているので、攻められるレンジがある程度確定していること。
スイムベイトは泳げる上下のレンジが広いので、サーチとまではいきませんが、ビッグベイトよりもより広いレンジをターゲットにできます。
三原(直之)のレイジースイマーの釣りなんかはまさにこれですね。 いずれにせよ、
大きなシルエットのルアーが短距離をスローに動かすことで、フィーディングのバスを狙う釣り方になります。
そのフィーディングのバスを狙う冬の釣りのさらに新しい流れがバマスト。 アラバマリグをシェイクしながら巻く釣り方です。
本来ならブレードをセットするアラバマに、ホバストと呼ばれるリグをセットします。
復活組にはちょいとややこしいですが(笑)、いずれにせよ、よりスローに短距離で動かすためのアラバマです。
中距離でレンジの自由度が高いスイムベイト。 ストラクチャーやカバー周り、シャローのビッグベイト。 中層をより広くから寄せるならバマスト。 スイムベイト、ビッグベイトからのバマストという流れですが、いずれもメタルバイブ、シャッドの王道に対するフィーディングタイプの冬のニュースタンダードになります。
もちろんどれも釣れる冬の釣りです。
これを知った上で、さて使い分け。
もし自分が越冬場所で釣りをしているのであれば、王道の釣りをしてください。 そのかわり、チャンスはキャスト数によります。
一方、完全な越冬場所ではなく、ある程度寒さをしのげてエサを食べられるカバー回り、縦護岸、橋脚などではニュースタンダードの釣り。 質問に戻ってどちらが1本に近いかと言えば、どういったポイントでどういった釣りをしたいかによって変わってきます。
王道、ニュースタンダードのどちらも正解なので、
使い分けられるようになるのが本当の正解かもしれません。 復活組であれば、
まずは覚えのある王道をやってみて、それで釣果が出なかったらニュースタンダードの釣りを少しづつ取り込んでいくのがいいのではないでしょうか。 そうすれば、数年後の冬にももっとバス釣りを楽しめるようになるのかなと。
長い目で見れば、それがベストアンサーだと思います。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!!
また来週!
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