今回は2日間
豊英湖、1日は
戸面原ダムへ。
ロッド・ルアー、新リグのテストになります。
豊英湖 まずは豊英湖。
前回52cmを釣ったニジマスパターンに味をしめて来てみたものの・・・
すっかり落ち着きを見せ、その反動か?
むしろいつもよりも反応が鈍いように感じました。 魚探で見てみても、そもそも動いているバスが少ない! 動いているのは出船時間から1時間ほどかなと思います。 ライブスコープを使ったビッグフィッシュパターンは、私にはほぼノーチャンス・・・。
ここ、バス釣り真相解明では何度も述べていますが、
最近ライブスコープで釣れるバス、「ライブサイト」が極端に難しくなっている! これはバスの学習によって引き起こされたもので、これはバスフィッシングの歴史上、新しいルアーや新しいテクニック、最新魚探導入時すべてに起こってきたことです。
ルアーでいえば、古くはビッグベイト・スモラバ・ネコリグ・野良ネズミ・アラバマ、テクニックでいえば、ダウンショット・提灯・パワーフィネス・ホバストといったもの。
魚探ではGPSやサイドイメージ登場時、起きてきたことです。
それらすべてが最初はどんな時でも圧倒的でしたが、その後
【適材適所】に代わっていきました。
2023年後半あたりから、ライブスコープもそういった時代に突入したと感じています。 バスの行動は普遍的なものではなく流動的で進化していくものです。
だからこそ、新たなテクニックやルアーが生まれていくのです!
アングラーも進化することでしか生き残れない、それがバスフィッシングだと考えています。 ライブスコープ登場時、沖のバスはボートに寄ってきていました。
そして、群れに落とすとみんなで追いかけてきてバイト。
単発沖回遊のビッグフィッシュは、シンプルに落として逃がすだけでバイトする時代がありました。
今はそんな状況はすっかり過去のものとなり、
普通のサイトのほうが簡単なのでは?と思えるほど難易度が上がりました。 そうは言っても、ライブスコープは水中の圧倒的情報量を与えてくれるのは事実。 「魚が動き出したな」「何mより下に魚はいないな」「ベイトはこの辺に群れているな」といったことは、従来の魚探よりも正確に把握することが可能になるので、その優位性は確かに存在します。
っということで、なんとなく良さそうな場所をライブスコープで探し、ライブサイトを捨て、普通に豊英湖を攻めてみると・・・
ネコリグ
クリーピーエッグラバー しっかりバスを釣ることができました~!
これは
岩盤がらみのボトムを攻略しキャッチ。 房総と言えばこれ、レインズスワンプミニのネコリグ1.4gと、クリーピーエッグラバーの1.8gジグヘッドです!
ライブスコープを使わずに・・・と言っても、なぜそれが効果的だったのか?
理由としては、
・ボトムべったり・壁べったりのバスはライブスコープで把握しきれない ライブスコープの弱点として、ボトムべったり・壁べったりの魚は狙いにくい点があります。
そもそも映らないためです。
また、従来ボトムからルアーを少し浮かせてバスがボトムから見に来るのを待つような方法もありましたが、そういったバスも極端に減少した。
・壁を平行に利用している バスは沖に逃げていくものは、警戒して食いにくいことは、サイトしているアングラーには経験があるはず。
常に「バス→ルアー→壁」の位置関係を作る方が、バスは口を使いやすい。
そして、ライブスコープは壁と平行は全く意味をなさないので、ライブスコープ使用者から狙われにくい魚。
・ボトムを使っている これも上記の壁理論と似ているのですが、そもそも壁を利用するとバスは口を使いやすい性質を持っています。
垂直の壁・水面の壁・ボトムの壁です。
逆説的になりますが、中層でバスに誘いをかけるライブサイトは、そもそもバスにとっても魚を追い込む場所(壁)が存在しないため、釣りにくいと私は考えています。
ボトムは最もわかりやすい壁で、ボトムをつかう方法(普通の釣り?)は、バスが口を使いやすい状況下にある。
・ゆっくり誘うことができる これはライブサイトで陥りやすい罠でもあるのですが、釣りが速くなりがちです。
中層で映像を見ながらゆっくり誘い続けるのは、かなり難しくなります。
ボトムべったりの魚をさらにルアーを映像で見ない、ボトムを使用する方法は、超ゆっくり誘うことも可能になる。
また、今回掛けることができなかったのですが、パワーフィネスでも食わせることができました。 これも枝の中はライブスコープに映りにくいことを逆手にとって攻めた結果でした。 これだけ多くのアングラーがライブスコープを導入、実力もハイレベルで均一化してくるとメリットはもはや少なくなります。
アングラーのプレッシャーがバスの行動を決定する日本のレンタルフィールドでは、裏をかいた戦略が有利に働くことも多く、パワーフィネスや普通の釣り(?)は、むしろ釣れるテクニックとして見直される時代になっていくでしょう。 さて次は、
戸面原ダムの話。
こちらもテストだったのですが、テストアイテムでは全く釣れず(涙)
そういう日ではなかったようです。
ライブスコープで水中を見てみると、
朝数時間とラスト30分しか魚が動いていない!! ゆえに日中はバイトもない!!
これはライブスコープで水中を把握した結果であり、この日はライブスコープを使った優位性を発揮することができた一日でした。
とにかく集中力を欠かさない時間帯を把握できたことが良かったです。
戸面原ダム①
戸面原ダム②
戸面原ダム③ 結果として5バイト3フィッシュ!
魚が動いている時間はどのレンジでも反応がありました。 ボトムべったりの魚でも食う時間と食わない時間がはっきりしていました。
枝の中よりもむしろフラットのある場所が良かったように感じます。
ボトム付近に何か魚が群れており、それを食っている?のでしょうか??
ストマック調査では、
稚ギル 稚ギルを捕食していました。
戸面原ダムのバスは、稚ギルが大好き!! この時期、稚ギルは枝の中に隠れて動かないと仮説を立てていたのですが・・・
ボトムにわしゃわしゃ群れているのはギル(?)かもしれません。
追加調査が必要です。
★タックル★ ロッド:プロト・フェンウィック LINKS ソリッドティップ
リール:エアリティLT2500S
ライン:エックスブレイド リアルデシテックス0.4号+リーダー・ LDLフロロ 1.0号 .130センチ
ルアー:レインズスワンプミニの1.4gネコリグ(V2ヤマメ8号使用)
ロッド: フェンウィック LINKS=CT 60SULP+J
リール: セルテート2004CH
ライン:VARIVAS(バリバス) スーパートラウトエリア インフィニティPE X8 0.3号 +リーダー・LDLフロロ 1.0号.80センチ
ルアー: リューギ ヴェスパ1.8g #3 クリーピーエッグラバー34T(ハーフカット)
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