大津清彰 バス釣り真相解明 2024/8/14 マグナムスプーンはどう使うのか?

さて、近年私が使用しているビッグスプーンを越えるサイズ、超大型マグナムスプーンに関して、ちょっと書いてみようと思います。

私がマグナムスプーンの破壊力を感じたのは、青木唯氏と戦ったあの艇王津久井湖戦のプラクティスの時でした。

アラバマリグが禁止された津久井湖と艇王の中で、アラバマリグに変わる強アピールアイテムは無いか?と考えた時に考えたアイテムの中のひとつでした。

艇王プラクティス1

すでにこの時からあったのは、マグナムスプーン本体は大型の餌を捕食しているバスがターゲットになるという考え方ではなく、バスを惹きつける金属板で、食わせる部分は別に設けるという思想でした。

写真にあるように、バックスライドしていくベンパーカー・マグナムスプーンの後ろを追いかけていくスーパーリビングフィッシュという図式です。

アラバマでは手前にルアーが来るので食わすべき部分は後方となるわけですが、その全く逆の泳ぎ方になるわけです。

この【マグナムスプーンでバスを誘い、別の部分を食わせる】というリグを私はドジャーリグと呼んでいます。

トラウトで使用する、ドジャーと考え方が全く同じなので。

ドジャーリグの原型

この場合、ワーム自体はフリーにして、浮きとめゴムを15cm程度つけておきます。

そしてこのドジャーリグは逆の使い方、アラバマのように引くことも可能です。

ドジャーリグ2

このようにつければ、普通に泳がせることも可能です。

注意点としては、リーダーの長さをスプーンの長さ以内に収めないとキャストで絡まってしまうことです。

この点は、キャストを行わないトラウトのドジャーとは考え方を変える必要がありますネ。

天秤などで絡まない方法を考えましたが、今のところ良い方法は見つかっていません。

ドジャーリグ3

驚くべきことに、このドジャーリグはあらゆる魚種が食ってきます!

ドジャーリグ4

実は小型のバスも食ってくる!

このように金属板で誘い、より小さな部分に対し食わせていくという考え方は、トラウトのドジャー本来の考え方です。

っという事は・・・実はこの辺りから、【ビッグスプーンやマグナムスプーンは、本体ではなくフック目掛けて食ってきているのではないか?】という考え方が出てきました。

すなわち、本来のマグナムプーンもマグナムスプーン本体ではなく、そこについているティンセルフックやフェザーフック目掛けて食ってきているのではないか?という考え方です。

そうなると実験が必要です。

アシストダイラッカ

誘導式で付ける部分はワームではなくフェザーフック。

これを食っていると考えれば、ダイラッカ本体ではなく、間違いなくフェザーフック目掛けて食っていることになります。

よく見てみると、マグナムスプーンも落ちていく中でティンセルフックが魅力的に動いており、やはりここ目掛けて食ってきているのでは?という考えが強くなってきました。

たとえるなら、スピナーベイトはいろいろな魅力的な部分の集合体ですが、しっかりフック部分を口にするのと同じような思想です。

ドジャーリグ5

そう考えると、この巨大な金属板も実はこの部分の大きさは問題ではなく、重要なのはティンセルフックやフェザーフックのサイズや動きになってくると解釈できるのではないでしょうか?

今回はここまでにしましょう・・・。

ティムコ契約スタッフ藤原選手開発のダズリングフラッシャーを進める中で、実はもっといろいろなことがわかってきました。

私の中でも日々進化している部分ですが、続きはダズリングフラッシャー発売とともに説明したいと思います!

★タックル★
ロッド:フェンウィックGW610CMHP+J
リール:バンタム XG
ライン:バリバス アブソルートAAA 20lb.
ルアー:ダズリングフラッシャー

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