大津清彰 バス釣り真相解明 2024/10/9 相模湖、テストへ

さて、今回は相模湖へ行ってきました。

相模湖

目的は各種アイテムのテストになります。

今回のメインテーマに関しては 2025年発売となる、ダートパニック60の最終テスト。

最終テストと言っても形状の確認等ではなく、樹脂タングステンの型に流したジグヘッドが問題なく完成しているか?といった確認作業です。

樹脂タングステンヘッドの場合、ある段階までは鉛の仮金型でテストすることがほとんどです。

というのも、樹脂タングステンは鉛で細かく成型していった方が、理想の形状を探しやすいためです。

形状が完成した段階で初めて樹脂タングステンの型を作ります。

日本で出回っている樹脂タングステンのほとんどが鉛の比重にあわせたものなので、重量誤差による動きの差はありません。

ただし樹脂タングステンは鉛とは違い衝撃に弱く、この辺りをしっかり テストしないとあっという間に割れてしまう製品となってしまいます。

今回はそういった強度作業の確認になります。

ダートパニック60に関しては、サイズラインナップは5gと7gになります。

ボディサイズが大きくなりヘッドが重たくなる分、動きのキレが増します!

サイズが大きくなることもあるのですが この左右へのダートのキレを増しているというのが大きな特徴となります。

ダートパニック60

今回も形状に関してはシンプルな形状となっています。

実はプロトの段階では下方向にトレブルフックがつけられるような形状にしたり、他のアイデアもあったのですが…あえてこの形状にいたしました。

これはワインド関係のルアーを作っているとわかるのですが、シンプルな形状ほど動きが良くなります。

ほんのわずかな突起があるだけでその部分が水流抵抗となり、ブレーキ となってしまうのです。

すなわちアクションのキレがなくります。

魚を惹きつけるワインド本来の動きが出なくなり、魚への反応が悪くなります。

これは魚探を見ていれば明らかです。

開発者はついつい色々なものをつけたり、ギミックを取り入れたりしたくなるのですが・・・

ワインドという世界に関しては「シンプルイズベスト」これが私の回答です。

ダートパニック60フィッシュ

あっさりとバイトしてきました。

形状は以前から煮詰めているので、問題は無し!

7gになるとベイトタックルでも扱うことが可能となり、使用範囲が広がりますね。

ワインドルアーは誤魔化しが効かない世界。

やってみればわかるのですが、ワームが大きくても小さくてもダメ、ジグヘッドもワームとのバランスで決めないとダメ。

完璧なバランスが出たワインドルアーは信じられないほど左右へのダートが出ます!

ダートパニック60も、シンプルな形状ながらバランスの取れたルアーとなっています。

この日はいろいろテストをしていたのですが、試しにダズリングフラッシャーを投げると、2発!

やはり釣れちゃいます。

ダズリングフラッシャー1

ダズリングフラッシャー2

サイズはイマイチでしたが、あっさりキャッチ。

先日のH-1GPXでもマグナムスプーンが注目されていますが、私にとってマグナムスプーンはビッグフィッシュを狙うルアーではなく、「バスの本能的スイッチを入れるための金属板」です。

そのため、いるサイズが小さければ、それはそれで釣れる。

デカいのがいれば、デカいのが食う。

そういうルアーです。

こちらも2025年発売予定なのでお楽しみに!!

★タックル★
ロッド:フェンウィック GW 610CMHP+J
リール:スティーズAⅡTW
ライン:バリバス アブソルート 20lb.
ルアー:ダズリングフラッシャー

ロッド:フェンウィック LINKS65SMLJ【プロト】
リール:ヴァンキッシュ2500S
ライン: エックスブレイド フィネスシャングリラ 0.6号+LDLフロロ1.75号
ルアー:ダートパニック60

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