大津清彰 バス釣り真相解明 2024/10/30 最新のキャロステルス理論

さて、もはやお盆過ぎると毎年釣れる私の中では定番ルアーとなっておりますが・・・。

キャロステルスフィッシュ

ステルスペッパーを使用したキャロライナリグ。

先日のH-1GPX津久井湖戦で活躍しただけでなく、もはやワームをも凌駕する釣れっぷりのこのルアー。

今回は秋の定番、キャロステルスに関して今一度解説してみたいと思います。

キャロステルスといっても毎年何かしら進化しており、改訂版といった形になりますでしょうか?

最近、私が良く使うのがベイトタックルを使用したキャロステルスです。

ベイトキャロステルス

メインラインをフロロ14lb.前後にし、リーダーを10lb.50cmほどにします。

ベイトタックルを使用するメリットとしては、不意なラインブレイクを減らすことができること、ルアーを回収しやすいことです。

特にルアーを回収しやすい点が大きく、枝がごちゃごちゃしたような場所でキャロステルスを使用すると根掛かりすることが多く、それを回収するためにタックル自体を強くする考えです。

ステルスペッパー70Fに搭載されているフックはカルティバST26TN#10、このフックは細軸で、もともとスピニングタックル用。

そのため、大抵フックが伸びることで回収出来るという考え方です。

ただし、ベイトタックル使用になると、当然魚が掛かった後フックが伸びる恐れも・・・。

そこで重要になるのは「ドラグ設定」

最新のベイトリールはドラグ性能が飛躍的に進化しています。

一昔前ではベイトのドラグはガチガチに締めるのが当たり前でしたが・・・時代も変わりました。

ドラグさえ調整すればフックが伸びることは絶対にありません!

一見アンバランスに見えるこのセッティングですが、実は理にかなったものだと感じています。

★キャロステルスに関してはこちらもご覧ください★

これから好調になるスーパーテクニック、ダブルスイッシャーのキャロライナリグ!
https://prime.luremaga.jp/contents/2939?fcid=377

相模湖!秋を攻略する謎テクニック、ステルスペッパーのキャロを解説!!
https://prime.luremaga.jp/contents/2032

キャロステルスは毎年紹介しているので知っている方も多いかと思いますが、その応用としてテキサスステルスとグライドステルスという方法もあります。

テキサスステルス

このテキサスステルスはシンプルにステルスペッパーにテキサスシンカーを付け、ディープを攻略しようという方法。

この方法はルアーをブレイクに沿って落としやすかったり、キャストのとき絡まりにくかったり、ダイレクトに操作できるメリットがあるのですが、キャロステルスのようにルアーが浮いた状態にならないのでゴミを拾いやすく、根掛かりも多い弱点があります。

ただ、シンカーがこの位置にあるとルアーがとれやすいメリットもあります。

この状態だとステルスペッパーは斜めに泳ぎやすく、あご下にシールウエイトを貼った方が直進安定感が増します。

そのテキサスステルスをさらに進化させたのがコレ

グライドステルス

このグライドステルスです。

リューギで販売しているグライドハンガーLを写真のように取り付け、シンカーを付けます。

あらゆる角度で使用しても泳ぎが安定し、トラブルも激減する方法。

最近はテキサスステルスではなく、こちらの方が使用頻度は高いです。

テキサスステルスとグライドステルス、どちらもキャロステルスよりも投げやすく便利・・・縦ストラクチャーにそのまま落とし込んだり、ライブスコープでバスに直接落とし込んだりすることを考えると、圧倒的に使いやすいのは事実。

そのためこちらの方が一見良さそうなのですが、使ってみるとキャロステルスのほうがバスの掛かりが良く、根掛かりも少ない!

ステルスペッパー70Fはリーダー部分でルアーが浮いているので根掛かりが少ないことと、加えてリーダー部分が「ハリス」の役目を果たすので、やはり食い込みが良いようです。

キャロステルスとグライドステルス、この二つを使い分けるとさらに釣果はアップ!

ぜひ使用してみてください♪

★タックル★
ロッド:フェンウィック LINKS 68CMH-STJ
リール:アルファスエアTW 8.6L
ライン:バリバス アブソルート 14lb.
ルアー:ステルスペッパー70Fのキャロライナリグ

ロッド:フェンウィック LINKS-CT 65SLP+J
リール:ヴァンキッシュ2500S
ライン:YGK リアルデシテックス 0.4号+LDLフロロ1.75号
ルアー:ステルスペッパー70Fのキャロライナリグ5g(リーダーは50cm LDLフロロ1.5号)

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