大津清彰 バス釣り真相解明 2025/4/30 将監川に行ってきました

さて、今回は将監川にテストへ。

バスボートで

バスボートで出撃。

とりあえず利根川本流を覗いてみましたが、特に異常なし。

まぁ新型のハードルアー2型のテストでしたので、その状態を確認する意味で様々な場所で投げ込んでみた次第。

テトラやブッシュ、アシ、また風のある中でルアーの様子を見たりと、いろいろしています。

今はライブスコープがあるので、「このルアーは反応が良いのか?悪いのか?」という事に関しては瞬時にわかります。

ただ、利根川をはじめとしたマディウォーターでは「扱いやすさ」「根掛かり具合」といったルアー本来の性能を見ている感じになります。

その後、H-1GPXチャンピオンシップがあるので、久しぶりに長門将監川へ行ってきました。

だいぶ変わっていましたね・・・長門川は護岸工事が進んでいて、かなり雰囲気が変わっていました。

また、以前よりナガエツルノゲイトウが減った(回収した?)ため、大昔良かった場所で釣りができるようになっていました。

ざっくりと将監川の最上流まで見に行きましたが、こちらは地形的な変化はなかったもののアングラーが多くて驚きました・・・。

関東マディウォーターでレンタルボートを楽しめるフィールドは少なく、しかも安定して数が釣れいているのはやはり将監川。

っとなれば人気も出てきます。ただ、魚の数に対してアングラーの数が多すぎる気が・・・。

そんなことを考えながらボートを進めました。

水温は19℃前後。

状況としてはスポーニングが進んでいるように思えましたが、スポーニングベッドらしき場所は見つからず。

一回目のスポーニングが終わった境目?なのかどうなのか・・・。

マディウォーターの場合、肉眼で考えられる部分が少ないのでどうしても憶測が多くなってしまいます。

クリアウォーターなら、空のスポーニングベッドを見たり、浮いているバスの状態を見たりして状況把握できるのですが。

ただ、なんだかんだ釣ることはできました!

プロト:クランキーダーター50Rにて1

プロト:クランキーダーター50Rにて2

プロト:クランキーダーター50Rにて3

プロトのクランク、仮称:クランキーダーター50Rにて。

メタルリップのパワーをマディウォーターでも存分に発揮できることをコンセプトに開発を進めています!

メタルリップクランクベイトは、本当に釣れるんですよね・・・。

クランクベイトというと、さらっと流しながら釣っていくコンセプトのルアーが多いです。

そういったカテゴリーのクランクベイトは名作も多く、正直私にはアイデアもありません。

しかし、メタルリップとなると話は別。

ハイパークランクやクランキーダーター90&100のようなメタルリップは、「ゆっくり巻いてギラギラ誘う」ルアーです。

そうするための工夫が随所にみられるのですが、このクランキーダーター50Rも同様のコンセプトになります。

普通に巻いても釣れるのですが、それなら別のルアーのほうが優秀という考え。

実際一年を通してみると、このような「ゆっくり巻いてギラギラ誘う」タイプのクランクベイトを使用する時期のほうが長いと感じていて、春先の低水温期から夏まではむしろこちらの方がビッグフィッシュが食ってくるイメージです。

いわゆる普通?の、ハイスピードで巻いていくクランクが必要になるのはお盆過ぎから晩秋までというのが私の感覚です。

ちょうどアフタースポーニングのバスも増加する時期という事で、今はまさにメタルリップクランクベイトで釣るには最適な季節に突入した感じです。

プロト:クランキーダーター50Rにて4

結局、クランキーダーター50Rで6本キャッチ!

上3本で3840gでしたのでかなりハメた感じになりました。

流れ出しと太陽光の【時合】をうまくとらえられました。

結局、河川系は時合次第ですよね・・・。

メタルリップクランクの使い方は、【超ゆっくり巻く】のが基本となります。

振動を感じるギリギリ、ラインのたるみを取るくらいです。

ハネモノ位?と言ったらいいのでしょうか?速くてもビッグバドを引くくらい?と言ったらいいのか・・・。

クランキーダーター90&100&200Aに関しては表層~1.5m位を使用するルアーです。

そのためルアーを見ながら使うのが基本となるのですが、見える分、確信をもって使用することができますので、メタルリップ初心者にもおすすめです。

見える場所でどのように食ってくるか理解出来たら、見えないレンジで使用することもできるようになるかと思います。

メタルリップのメリットは、ゆっくりでありながらアピール力が強く、しかも根掛かりに強いハードルアーであることです。

これは同じように根掛かりに強いスピナーベイトやバズベイトにもできない芸当!

水面から水面直下という場所で考えるなら、ワームよりもメリットが多いことも。

このメリットを生かしクランキーダーター50Rは、「もっとマディウォーターで使いやすい、めちゃつれメタルリップクランクベイト」を目指して開発を進めていますのでご期待ください♪

プロト:クランキーダーター50Rにて5

最後に、これは年初のルアーマガジン誌面でも書きましたが、私は今後ハードルアーの優位性はますます上昇するだろうという考えを持っています。

この流れが一気に起こるとは考えにくいのですが最近、【ここぞ】というところでハードルアーを駆使し、ビッグフィッシュを仕留めてくるアングラーが目立ってきていることは皆様が感じていることでしょう。

そう、ハードルアーには時としてワームを越えるとてつもないパワーがあるのです!

しかし、そのパワーは寸分の狂いなく、出しどころを間違えないことが前提となります。

簡単に言うと【ワームより身につけるのが難しい】のです。

しかもトーナメントで一定の成績を出しているワーム慣れした人ほどこの呪縛から逃れることが難しく、【ハードルアーの出しどころ】を身につけている人は、現在ではトップトーナメンターでもほんの一握りでしょう。

これは一朝一夕で身につくものではなく、トーナメントシーンでも、しばらくはごく少数のハイレベルの人物しか試合には組み込めないだろうという予想を立てています。

しかしながら以前に増してアングラーのハイレベル化は進んでいるため、私が考えているよりもずっと早く多くの方がハードルアーを戦略に組み込んでくるかもしれませんネ。

★タックル★
ロッド: フェンウィック 次世代プロト 62CMLJ
リール: アルファスエアTW
ライン: アブソルートAAA 12b.フロロ
ルアー:クランキーダーター50R

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