大津清彰 バス釣り真相解明 2025/5/8 利根川・長門川・将監川に行ってきました

さて、今回も将監川にテストへ。

目的は異なり、新フェンウィックのテストと前回とはまた別のルアーです。

状況としては、スポーニングは一旦終わり?その間となった状況だと思います。目視ではベッドらしきものは発見できず。

っと言ってもこの日は爆風…時間が経つにつれ雨も強くなる状況でしたので単に見えなかっただけかもしれません。

浅いマディウォーターでは目視もライブスコープも通用しにくいのでなかなかすぐに状況をつかみにくいですね。

今回のメインルアーは、数年テストしていたハネモノです。

プロトハネモノでの最大魚

まぁ何故数年掛かってしまったのかは・・・色々【特殊】な構造を盛り込んでしまったためです。

トラブル続きでちっとも前に進まず、時間が掛かってしまいました。

コレはいつもの流れなのですが【新しいコンセプトのルアーは開発が難しい】ということです。

例えばミノーやクランクベイトならすでにノウハウが完成しているので、どこをどうすれば良いのか分かっているのですが、新しいルアーは全て手探りになります。

未知のトラブルも多く、モノによっては完成すら難しいのです。

ただ、今回のルアーは一歩一歩前に進むことでなんとか完成が見えてきました。

釣果の方は完璧です!

ハネモノはどこでも釣れます

ハネモノは日本で独自進化してきました。

そもそもハネモノはどのように変化を与えてもよく釣れるルアーだと思っていて、元祖ソフトウィング、ティムコのシケイダー関係やデカハネの元祖ともいえるハイフィンクリーパー、速巻きでめちゃ釣れレゼルブJr.、

ハイアピールハネモノとして素晴らしいポンパドール、デッドスローの神アベンタRSなど、考えてみるとやはりハネモノという存在自体が日本のバスに圧倒的に効果的なのだとわかります。

当初不安定だった動きの安定感も日進月歩で進んでいき、最近のハネモノはデッドスローでも速巻きでも、大抵どちらも安定するような技術面でも熟成してきました。

これほど進んできたハネモノの世界で、一体どのようなハネモノを提案するのか…ご期待ください。

っということでこのハネモノプロトで4本!

マメも釣れます

その後は爆風になりすぎたため、利根川の餌、ベイトフィネスジグ5g+フラッピンホグJr.のフリッピングでナイスフィッシュを2本追加して終了となりました。

フリッピングにて

現在私は、ACES76CMLP+Jをメインで使用しています。

70周年記念ロッドですね。

フリッピングというと昨今、牛久沼や印旛沼など、一部のフィールドのみで使用されているテクニックではないか?と、感じている方も多いのではないでしょうか?

さらには、「重いテキサスリグのフリッピングで釣りたい」といった、その釣りを楽しむトップウォータープラッギングのような世界観ができつつあるように感じます。

しかし、そもそもフリッピングとは、ルアーを送り込むキャスティング技術のひとつ。

様々なキャスティングテクニックがある中で、習得しておくべきテクニックのひとつだと私は思います。

バスフィッシングの世界には、オーバーヘッドキャスト・サイドハンド・バックハンド・ピッチング・ボウ&アロー・ロールキャスト・スキッピングといったさまざまなキャスト方法があります。

それらすべては、状況に合わせ、釣るために最適なキャストというだけです。

フリッピングも同様で、なにもフリッピングは特別なものではありません。

様々なアングラーの動画を見ていても、フリッピングを過去習得した経験があるアングラーは、間違いなく適材適所で息をするように滑らかにフリッピングを繰り出し、釣果を叩き出しています。

様々な状況下で繰り出されるフリッピングというテクニックですが、「フリッピングが最も有効なテクニックである」というようなシチュエーションでは、専用ロッドの使用が釣果を伸ばすキモとなります。

具体的には、延々と続くシャローを流すときや、テトラ帯をひたすら打ち続けるような場合です。

こういったシチュエーションは、マディウォーターで多く見られ、私がメインとしている利根川でも非常に多く、フリッピングをしない日は無いと言ってよいほど多用するテクニックです。

しかし、いわゆる皆様が想像されるようなロッド、フリッピンスティックは、やや胴調子で硬いイメージを持っていることでしょう。

たしかにこういったロッドは昔、活躍しました。

重めのジグをとにかくテンポよくまっすぐ落としていき、バスを釣っていく・・・。

これは故ディートーマス氏が提唱したフリッピングの方法論のひとつであり、ある意味日本ではひとつの「信仰」として根付いてしまったものでした。

しかし、こういったフリッピンスティックの信仰心的なイメージがフリッピングというテクニックを日本の市場から存在を薄くしてしまったのではないか?と私は考えています。

フリッピングにて2

【フリッピングはもっと自由で良い】

そもそもフリッピングは、効率よくルアーを送り込むテクニックとして生まれたものであり、「障害物に対し重めのジグをまっすぐ落とし込む」というのは、当時はもっとも釣れた方法だったからだという解釈です。

重めのジグを落とし込むという方法。

現在、日本のバスフィッシングが多様化し、またバスたちの学習が高まった中で、その方法はむしろ一般的ではありません。

2.2gのネコリグを上から落とし込みながらシェイクする、軽量な3インチセンコーを撃っていく、5gのジグを着水と同時に「泳がせながらストラクチャーから逃がしていく」、むしろ現在のシャロー打撃戦はこういったものがメインとなっていると思います。

そうなってくると、ロッドに求められる要素は劇的に変化します。

「やや重めのリグを振り込んで、障害物にまっすぐ落とすためのロッド」とは全く異なる考え方が必要になるのです。

このロッドを実際触れていただくとわかるのですが、かなり先調子で、驚くほど軽めの重量バランスで仕上がっています。

これはロッドを繊細に、シェイクなどで縦に操作するためで、皆様がイメージするフリッピンスティックとは全く異なるでしょう。

とにかくルアーを操作することを意識したテーパーとなっています。※過去、アメリカではこういったフリッピンスティック名を冠した先調子のロッドも存在した

ACES76CMLP+J "Flippin'Stik"は、このような考えのもと、開発されました。

フリッピングはそもそも誰よりも釣り勝つためのテクニックであり、懐古主義に巻き込まれるべきテクニックではないと私も考えています。

そして「勝てないフリッピンスティックはフリッピンスティックにあらず」 、これこそが真髄であり、もっとも重要だと捉えfenwick70周年記念日本オリジナルとして生まれたのがこの一本。

そして私にとってフリッピングは攻めのテクニックになることは少なく、【最強の守りのテクニック】

他人が1000投しているとしたら、私は3000投しています。しかも超精密に。

3倍投げれば、3倍運良く釣れるんです

そんな守りのフリッピングを支えるロッドがフェンウィックACES76CMLP+J!

★タックル★
ロッド: フェンウィック 次世代プロト 67CMLP+J
リール: アルファスエアTW
ライン: アブソルートAAA 14b.フロロ
ルアー:プロトハネモノ

ロッド: フェンウィック ACES 76CMLP+Jフリッピンスティック
リール: アルデバラン
ライン: アブソルートAAA 14b.フロロ
ルアー:ベイトフィネスジグ5g+フラッピンホグJr.

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