大津清彰 バス釣り真相解明 2025/8/6 榛名湖テスト

さて、今回は榛名湖です。

開発アイテムが色々あったため、2日間行ってきました。

榛名湖

現在の榛名湖ですが、30cm程度の小型サイズは岸際にたくさんいます。

45cm程度の大型バスに関しても、今年はワカサギが少ないせいか岸に依存しているバスが多数。

岸からよく釣れるという事でおかっぱりには最適なフィールドとなっていますが、人気もかなり出てきています。

平日にもかかわらず、おかっぱりは凄い数・・・。

ボートに乗って釣る方は注意が必要です。

榛名湖のおかっぱりの方は全力でキャストする方が多く、平気で60mくらい飛ばしていますので岸近くは注意したいところです。

またボートから岸を見ると、おかっぱりの方は森と同化して見えてしまうことも多いです。

お互い注意しながら楽しみましょう。

さて、今回の開発アイテムは多数あるのですが・・・まずはちょこちょこ登場しているクランキーダーター50R、このテスト。

クランクベイトなのにクリアウォーターでテスト?と思われるかもしれませんが、クランキーダーターはもともとクリアウォーターで本領を発揮するルアー。

そのためこういった榛名湖のようなフィールドでも確認作業を進めます。

クランキーダーターは90、100、200A、3タイプ存在しますが、基本ボディ形状は変更していません。

しかし、今回の50Rは全く別の形をしています。

同じなのはアルミリップを採用している点くらいです。

この手のメタルリップはアルミ製とチタン製が存在しますが、それぞれメリット・デメリットが存在します。

このクランキーダーターに搭載されている超ジュラルミンアルミは「ギラつきながら軽量で、ある程度硬い」特性を持ちます。

軽いというのはレスポンス向上にもつながっているのですが、風や空気抵抗を受けると空中で回転してしまうトラブルも発生します。

そもそもアクションと回避性能を重視しているのでボディバランスとリップサイズ・角度がロングキャスト仕様になっていませんでした(※実は鉛シートを少し貼るだけでこの現象を解消できる)。

今回の50Rに関しては約8g、かなり小粒でありながらリップ取り付け位置を工夫しているため、キャスト性能が向上。

クランクベイトらしい「扱いやすさ」も重視しています。

クランキーダーターのバイト誘発能力をそのままに小粒化、しかもウィークポイントを解消したモデルとなっていますのでお楽しみに♪

やはりシャローでのスロー巻きが得意なルアーとなっています。

クランキーダーター50R

次はもう2年以上?続けているアイテムです。

なかなか形になりませんが・・・。

こちらは山岡氏監修のアイテム。

なにも話せないので申し訳ないのですが、こちらも動きは完成の域に達してきています。

あとは好みの問題になってしまうのですが・・・。

検証を続けます。

マル秘ルアー

そしてメインはこちら。

FFSスイムジグ(仮称)

最初はメイン?ではなかったのですが、魚の反応を見ながら「ひょっとしたらこうしたら食うかも」っと、完全に思い付きで急遽作ったジグでした。

これが2日目は大爆発でした。

結局これで沖のビッグバス21本キャッチ。

この前来た時34本?釣りましたが、その時はバスの活性も高かった。

今回はそれほど活性は高くない中での釣果でした。

FFSスイムジグ(仮称)2

ライブスコープをずっと見ていると、たまにアイデアが浮かんでくることがあります。

バスがどうしてルアーを見切るのか?どうしてアマガミになるのか?それを取るにはどうしたらいいのか?そういったことをずっと考えていると、閃くときがあるのです。

今回はそんな閃きでした。

ライブスコープが無い時代、水中で起きていることは未知の世界で、釣れたという事実でしか物事を捉えることはできませんでした。

どのような経緯でルアーを食べに来たのかは全くわからなかったのです。

ライブスコープ登場後、「追ってきている」「このルアーは追っても来ない」「どうして追ってきてルアーを食べないのか?」「〇〇な動きはバスの興味が強い」など、いわゆる肉眼のサイトフィッシングで詰めていくようなルアー開発が可能となりました。

今回自作で作ったFFSスイムジグ(仮称)に関しては、相性としてはライブスコープ使用で現在(季節的な要素も含む)無敵のルアーかと感じています。

久しぶり(ワインド釣法以来?)かもしれません。

他のフィールドでも検証を進めたいと思います。

ちょっとマニアックすぎるので発売は社内で精査する必要があるのですが・・・。

う~ん、公表は来年ですかね。

基本は投げて巻くだけなんでアメリカでウケそう(アメリカの販路少ないんですけど)。

今回、榛名湖のメインベイトはカナブンとワカサギ、半々といったところでした。

ワカサギが例年の感覚的に1/5程度しかおらず、とにかくカナブンを異常に食べているのが印象的でした。

カナブン

カナブン2

こんなにカナブンを偏食している状況は珍しい。

カナブンは夜落ちている?らしく、カナブンフィーディングはそれを拾いに朝方、起きてるようです。

昆虫類(魚類以外)を捕食するので、全体的にバスが痩せ気味ですね。

この傾向はワカサギが激減している津久井湖・相模湖・榛名湖といった湖で見られる同様の傾向です。

★タックル★
ロッド: フェンウィック ACES 68CMHJ
リール:アルファスエアTW
ライン: バリバス アブソルートAAA 14lb.
ルアー:FFSスイムジグ(仮称)

ロッド: フェンウィック LINKS 65SMLJ
リール:ヴァンキッシュ2500S
ライン:エックスブレイド ゾーンフィネス0.8号+LDLフロロ2.5号
ルアー:プロトハードルアー

ロッド: フェンウィック ACES 64CLP+J
リール:アルファスエアTW
ライン: バリバス アブソルートAAA 12lb.
ルアー:クランキーダーター50R

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