さて、今回は
将監川へ。
将監川 今回のテストアイテムは3型&フェンウィックプロトロッドあったのですが、メインは形状がほぼ決定してきたステルスペッパー65Sマディウォーターチューン
ステルスペッパー65S マディウォーターでシンキングダブルスイッシャーが効果的なことが知られて早10年…私が初めて知ったのは、川村光大郎さん?か、草深さん?だった気がします。
当時、霞ヶ浦でシンキングダブルスイッシャーを使っている人は皆無でしたが、
「ステルスペッパー110Sが強烈に釣れる」と聞いて始めたのがきっかけでした。
やってみると超釣れる・・・ただ、110Sだとちょっと大きいと感じるときも。
ただ、70Sだと軽すぎる。
霞水系では基本的にエビ食いになるので、小型のルアーのほうが良く釣れるのは知られていることだと思います。 ワームであれば3インチ程度のルアーが好まれるように、ハードルアーも同様だと考えています。
私が長年使用しているステルスペッパー110Sも本当にその力を発揮するのは低水温期で、基本的には小型のほうが釣れる。
ステルスペッパー110S まぁステルスペッパー110Sは、投げれば年中ビッグフィッシュが食うのですが・・・数を釣ろうとすれば別です。
例えば平均的なサイズを狙うのであればクランクベイトはピーナッツになるように、決してバルサB2を数釣りで使用する人はいないと思います。※まぁ偏屈な人もいるかも
ステルスペッパー70Sでは軽すぎでベイトで快適に扱うには不向き。
キャストの正確性が損なわれてしまう。 ただ、ステルスペッパー70Sを単純に重量アップしても意味が無いのです。 ステルスペッパーをはじめとしたシンキングダブルスイッシャーは、
「水の馴染み感」が重要だと考えています。
つまり、
スローシンキング状態が最も重要という考えです。
そうすると、エビがふよふよ泳ぐ姿を演出できるのです。
ステルスペッパー70Sをそのままウエイトアップしてもぎこちない感じになってしまう。
そのため、新サイズの構想が必要だったのです。
くわえてマディウォーター、霞水系で使用するならば、対カバー性能と風に強い必要が出てきます。
対カバー性能は、フックの位置を考え直すことで解消しました。
リアフックを後方アイ位置ではなく、腹側に設けています。
障害物に向けてキャストする場合、リアフックが引っ掛かるケースが多く、そのためステルスペッパー110Sではもともとリアフックを取り去って使用していました。
マディウォーターの場合、バイトはボディ目掛けてバックリ食ってくることがほとんどなので、リアフックの存在理由は少なく、むしろデメリットの方が多くなってしまう・・・。
風に強いボディは、従来のステルスペッパーのような
「細長い小魚形状」ではなく、ファットヤマセンコーのようにボディ全体を太く・短くすることで解消。
太く短い 太く短く浮力が強いボディにし、重量を7g以上に設計。
強い浮力を内部ウエイトで抑え込む方法がキモで、空中では重量感が強いのに、水中に入るとスローシンク。
つまり、投げやすく、食いやすいバランスになっているのです。
また、ペラは新設計。
小さすぎても抵抗感が無く、大きすぎてもボディが揺れてしまうので、結局新設計となりました。
具体的には以前販売していた廃盤であるステルスペッパー90Sに近いペラサイズになっています。※なお90Sは金型廃棄しているのでもう作れない。
ステルスペッパー70SF-Rで採用したワイヤーガードも考えたのですが、個人的には見えるレンジで仕掛けていくこの65Sには不要と考え、採用しておりません。
フックに関してはあえて細軸です。
ここは掛け重視。
伸びる危険がある場合は、太軸に変更してください。
私自身、長年シンキングダブルスイッシャー系を使用してきました。
クリアウォーターでも、マディウォーターでも、表層でもディープでも。
シンキングダブルスイッシャーは形状がシンプルであるがゆえに、同じようなものばかりで進化もないと考えがちですが、使い込んでいけば「必要なサイズ感とコンセプト」が見えてくる! 今回のステルスペッパー65Sマディウォーターチューンは、そんな製品になっています。
H-1GPXのマディウォーター戦は、クランキーダーター50Rとこのステルスペッパー65Sがあれば7割位は網羅できるはず・・・。
ステルスペッパー65S 2 結局、この日は昼まででしたが合計3本!
良い最終テストとなりました。
★タックル★ ロッド:フェンウィックプロト 62SMLJ
リール:SLX BFS
ライン:アブソルートAAA12lb.
ルアー:ステルスペッパー65S マディウォーターチューン
--------------------------------
※大津さんへのメッセージ、この連載のご感想を受け付けております。メールの件名を「大津さんへ」としたうえで 下記のアドレスまでドシドシお送りください!! inquiry@lmg.jp
コメント
ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。