皆さんこんにちは。
佐々木 勝也です!
今週は三島湖でのルアーテストの釣行と、発売になりましたクアッドフォーゼの各モードごとのリグや使用するフックやシンカー等を紹介したいと思います。
まずは三島湖でのルアーテスト釣行! とは言えクアッドフォーゼも少し投げたいなーと思ったので、長い時間は投げれませんでしたが、クアッドフォーゼも投げてきました。
クアッドフォーゼの3.6gモリケンリグのスイミングで最大48.5センチまでをキャッチ! 最大サイズはヘラロープ沿いの水面から1mくらいのレンジをスイミングでキャッチ! 三島湖の各所にあるヘラロープ沿いは良いサイズが回遊していることは非常に有名ですが、
クオリティの高い魚故に食うルアーは相当に選ばれます 。そんな賢めの魚も口を使ってもらえるルアーに仕上がっていますよ。
その他ルアーテストでもグッドサイズをキャッチ。 アクション的には物凄いポテンシャルを感じましたが、納得するような動きは出ておらず、まだまだ修正が必要な段階です(まだ1stプロトなので)。
かなり魚の動きが鈍い日だったせいか、2日連続で釣りをしていた方に状況を聞くと前日は17本釣れたのに、この日は1本だったとのこと。三島あるあるですが、良いサイズが特に動かない日だったのかなと感じています。特に秋は日替わり感が強いですね。
この日は三島湖でオリキンさんと一緒になったので、終わった後はオリキンさんと晩飯へ! オリキンさんはサイズは出なかったそうですが、数はめちゃくちゃ釣っていたそうで、ハードルアー主体だったとか! ワームの釣りがキツい時に逆にハードルアーがハマるのが秋っぽいなーと感じました!
さて、ここからはクアッドフォーゼ解体新書と題して、詳しくリグや使用するシンカー等のウェイトを紹介していければと思います。
そもそもクアッドフォーゼは何故作ろうと思ったのかというと、ひとつが、「エラストマーのラバー刺し」というジャンルの釣りに威力を感じていたことがひとつです。実際に試してみたことがある人はよく分かると思うのですが、通常のワーム素材(PVC)にラバーを挿すのも効果的ですが、
エラストマー素材にラバーを挿すともっと大きくバスの反応が変わる ということです。実際これはライブソナーなどの魚探越しに見ると分かるのですが、クアッドフォーゼのラバーを全抜きしたものとラバーが刺さったものでは魚の反応がまるで異なります。ラバー全抜きでももちろん釣れるのですが、ラバーの有無によって反応の良さが変わるというのは、実体験として経験があります。
そしてもう一つが、小粒でも極めて水を強く押す&噛むルアーが欲しいということです。シュリンピードは決して大きなルアーではありませんが、頭に設けられたカップと硬いボディによって水押しはかなり強めのルアーに仕上がっています。バス小粒ながらもギュッと強く水を押すアクションはやはり一定の威力があると体感もしていますし、そういったルアーを僕自身好んで使用することが多いです。押すだけでなく、深く細かいリブで水を噛むという要素はプラスアルファの要素として、重要だと考えているので、こういった形状になりました。
形態変化に関しては僕自身は近年釣りをしている中でレンタルボートの釣りの機会も増えましたが、ボートをやり始めてから魚の反応を見つつ、頻繁にルアーをチェンジする機会が非常に増えました。それはルアーチェンジによって魚の食う食わないやルアーを変えたことによる魚の反応の劇的な変化を感じることが多いからです。もちろんオカッパリになると、荷物も制限され多種多様なルアーを現場に持っていくことは大変になります。ひとつのルアーで色々な形態変化をさせて使えることは、荷物の制限されるオカッパリにおいては非常に武器になると考えてるので、こういった形態変化によって異なるリグやアクション、ボリューム感を使い分けられるルアーを作りました。
先ほど「エラストマーにラバーを挿すと反応が変わる」という話に触れましたが、ラバーの挿し方や本数、太さから長さに至るまでで、実際のところ魚の反応は変わります。ラバーの挿し方、本数、太さ、長さを決める際はレンタルボートで三島湖、豊英ダムでライブソナーを活用してボート上で様々なラバーのパターンを試し、最も魚の反応の良いラバーパターンを決めました。完全にボート上でエラストマーラバー挿しおじさんと化していたことは言うまでもありません(笑)。
各パーツのアクションを人間的な視覚で見定める上では、自宅の浴槽や部屋に小さな水槽もアクションチェック用に置いてますが、それだけだと水深のある場所でのフォールアクションのチェックに不十分。川村光大郎さんのご厚意でボトムアップさんの会社の水槽を何度もお借りし、動きをチェックさせて頂きました。本当にありがたい限りで、作っていく上で、パーツの一部を0.1mm変えるだけでもワームってこんなに変わるんだ・・・ということを学ばせて頂きました。
ここからはクアッドフォーゼの各形態、適したリグについてです。
まずは各モードから!
パッケージを開けた状態ではハイアピールモードの状態で入っています。
各パーツをカットしていくことで、ノーマルモード、ハーフカットモード、シュリンプモードと使い分けていくことができます。 基本となるのはノーマルモード、シュリンプモードなので、まずはその2つから使って頂ければと思います。以下、各モードの詳細です。
●ハイアピールモード パッケージから開けた状態のモード。水押し感、抵抗感が最も強いモードで、魚へ最もアピールできる状態です。結構強めのモードなので、魚のテンションが 高い時や濁った時などにベストです。視覚的にもモリケンリグやダウンショットで使用する際に付け根が極端に細いサイドテールが暴れるようにアクションするので、 色んな意味でハイアピールモード、ですね。ダウンショットやモリケンリグでのスイミングでも、ノーマルモードと比較するとスイミングのスピードが落ちるのも特徴です。
●ノーマルモード 最も汎用性が高いモードで、水押し感、深リブの水噛みによる抵抗感が最もバランスが取れているモードです。大きくはないサイズ感ですが、水押し、水噛みが強く、 フィーディングバスや動いているバスを効率良く獲れるモードです。対応するリグももっとも幅広く、僕自身一番釣っているモードもこれです。特大クラスが不意に反応することも多く、数もサイズも狙えるモードだと思います。房総リザーバーで最も多く、デカイのも数も釣っているのはこのモードですね。
●ハーフカットモード 真ん中の球体とテールを残したモードです。サイドテールの付け根が極端に細いのが特徴で、モリケンリグで吊るした際には極端に言うと手でロッドを持っているだけでも テールがユサユサと縦揺れします。吊るしている際にはこの特徴を生かしてボディは水面に出しつつ、テールだけ水面につけるというのも有効です。ショートリーダーダウンショットやモリケンリグではノーマルモードと比べると当然ながら小粒になるため、ノーマルモードで食いきらない際にも有効です。
●シュリンプモード クアッドフォーゼの最小形態であるシュリンプモードです。その名の通りエビ食いに対して威力のあるモードです。小粒なので、サイト専用?と思われそうですが、大きさからは想像できないほどの水押し&水噛みなので、ブラインドでもしっかりとバスに気付いてもらえます。もちろんサイズ感的にはノーマルモードほど気付いてもらえる訳ではありませんが・・・。使用法としてはネイルリグがメインになりますが、ロングリーダーダウンショットやショートリーダーダウンショットのスイミングにもマッチします。
◎各種モードごとに適したリグや必要なフック、シンカー
●ノーマルモード、ハイアピールモード まずはフックを刺す位置については・・・
このような位置に刺します。 続いて適したリグに関して。
ダウンショットリグ(リーダー15センチ〜20センチ程度の普通のダウンショットです)
ショートリーダーダウンショットリグ
モリケンリグ ●シュリンプモード
基本的にフックを刺す位置は2種類
フックの刺し方によってアクションや波動の強さが変わります。このあたりは好みの世界なので、お好みの方で試してみてください。
ネイルリグの場合のフックやシンカーはこんな感じ!
スルーネイルマイクロを挿れる位置に関しては、この位置が現状ベストです。 ●ハーフカットモード フックを刺す位置に関しては真ん中の球体に刺します。
リグやフックに関してはこのような感じです! 以上が各モードごとのリギングです。
多分過去最長レベルに長い文章になりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
4形態のモード分けと書いていますが、恐らくその人のアイディアによって
4形態以外のモードでも使えるようなルアーだと思っています。必ずこのようにしなければならないという訳ではないですし、僕も思いつかないような面白い使い方ももっとあると思うので、自由に使って頂ければと思います!
それでは今週はこの辺で・・・また来週お会いしましょう!
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