大津清彰 バス釣り真相解明 2025/11/26 Basser オールスタークラシックワイルドカード

さて、今回はBasser オールスタークラシックワイルドカードのお話。

霞ケ浦

プラクティスは3日間。

どう考えても、すべてのエリアを網羅するのは物理的に無理があるので、場所を絞ってプラクティスを行いました。

霞ケ浦の数本の小規模河川と新利根川がらみ、そして利根川中流域までです。

今回のワイルドカードは、H-1GPX代表枠です。

年間優勝者の櫻井氏が辞退したことを受け、繰り上げで私が参加することになりました。

っという事で、ハードルアーでハメられる場所を探したいな~という内容で進めましたが・・・。

ワイルドカードに関しては、本当に優勝しか意味がない試合です。

参加した17名の選手、すべてそう考えていたことでしょう。

そうなると、プラクティスも通常とは変わった形になります。

ウイニングウエイトを読み、そのウエイトが出せる可能性がある釣りだけを探していく形になるわけです。

抑えの釣りを考える必要は一切ありません!

現在の霞ヶ浦の状況、例年のオールスタークラシックの状況を考えると、おそらく2つの戦略が考えられると予想。

メインルアーはステルスペッパー65S-MW

ひとつはスペシャル化した場所を徹底的に撃ち、ウエイトを伸ばしていく方法。

もうひとつは、少ないながらもフィーディングで差してきた魚に当てていく方法です。

そしてその中で重要なのはウイニングウエイトの設定です。

厳しい日なら3本で2500~3000g、良い日なら3200~3500g程度と予想を立てました。

ただ、タイミング的に良い日になる可能性のほうが低く、しかも猛者17名とはいえ、たった17名の中でビッグウエイトを叩き出す可能性のほうが低いと考えました。

これはあくまで確率論になってしまうのですが、少人数の試合や対決モノは基本的にウイニングウエイトは低めに設定したほうが勝率は高くなります。

今回私は、「3本リミットを目指し3000g目標」としました。

そしてプラクティス。スペシャル化した場所を見つけられればラッキーなのですが、そもそもそういった場所はほぼない。

今回のプラクティスでも見つけることはできず・・・。

結局、差してくる可能性が高い場所で粘る戦略をとりました。

場所は妙技水道・和田・北利根川上流部アシ、この三つで戦う事を選びました。

メインは妙技水道。

妙技水道は4日前に行われたH-1GPXでも3本釣れており、また、その前のプラクティスでも多数の魚がキャッチされていたからです。

もちろん、釣れない日もあると思います。

ただ、この17名の中で戦略を立てるとするならば、最も勝利に近い確率だと考えました。

H-1GPX絡みで差してくる魚は高確率でいるだろうということ、

移動時間が極力抑えられること(風や太陽で差してくるタイミングをとらえやすい)、

試合当日は松屋が休日でレンタルボートの存在は無いだろうということ、

17名の選手でこの場所を選ぶ人はいないだろうということ、

艇王からずっとこの場所、新利根川・スノヤワラ・妙技水道系の釣りのリズムが出来上がっていること・・・

そして、そんな場所を一人で釣ることができれば、3本3000gは可能性は高いと考えたわけです。

試合中、様々なルアーを投げましたが、メイン使用ルアーは例年H-1GPXでも釣れているステルスペッパー系、その中でも新利根川用に作ったともいえる、プロトのステルスペッパー65S-MW。

先日のH-1GPXでも魚をキャッチし、9位になっているこのルアー。

結果ノーフィッシュで終了となりました。

チャンスはゼロでした。

試合後、いろいろな方に話を聞きましたが、基本的な読み自体は間違っていなかった感じですが、可能性があったとすれば慣れ親しんだ利根川でランガンしていれば違う結果になったかもしれないと思った程度です。

ただ、今回の戦略は勝利に近いベストなものだったと考えていますので、結果はこのようなものでしたが試合内容としては良かったかな?と考えています!

なぜなら今でも試合が1日ズレていたら、違う結果になった可能性もあると思える戦略だったからです。

この時期の試合で、2日間3本リミットをとるのはまずできないという事は、近年のBasserオールスタークラシックで証明されているからです。

★タックル★
ロッド: フェンウィック ACES 64CLP+J "ベイトフィネススペシャル"
リール:アルファスエアTW
ライン:アブソルートAAA 12lb.
ルアー:ステルスペッパー65S-MW

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