JUKE BOX 2020 07 マイクロルアーの役割とマイクロダッジの存在意義とは?

2020/2/17

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

いろいろな状況で読んでいただいてありがとうございます。

さて、今回は本誌3月号の記事を読んでくれた方からの質問です。

読んでなければ!?

ぜひ読みましょう(笑)。

【質問】
ルアマガ3月号でマイクロダッジのスクープ記事を拝見しました。今から発売が楽しみでならないんですが、オリジナル、デカダッジときてマイクロダッジを出す。それぞれが別物のルアーであることは承知の上で、金森さん的にマイクロルアーの必要性などを語っていただけると嬉しいです。


ルアーには役割があります。
 
違いに関して言えば、いわずもがな、見たまんまですが、小さいことには当然意味はあります。

まずはマイクロ系のルアーの必要性。

これはもう逆アプローチだと分かりやすい。

なぜ大きいルアーが必要なのか。

スポットが絞り切れない、バスがどこにいるんだろ?と言うとき。

じゃあ強いルアーを入れよう。

必要性としては、バスから気付いて寄ってきて食ってねと。

いわゆる、勝手に食ってこい。

それが大きいルアー、強いルアーの意味合いです。

変化球としてビッグベイトをピンスポットでタイトに使うこともまぁありますが、根本は大きくて強いルアーは、広くて深い、あるいは的が絞り込めていないときに引っ張りだす、引っ張り上げるのが役割です。

その考えの逆が小さいルアー、マイクロ系の役割ですね。

浅くて狭い、あるいはピンスポットで違和感を与えない、活性が低くても口を使わせること。

そうなるとマイクロ系のハネモノとはなんなのか。

正直に言うと、マイクロダッジはハネモノではありません。

本来のハネモノではと言う意味ですが。

ではなぜ作ったのか?ですよね。

それが素材の差になります。

もしプラスチックでマイクロダッジを作ったのであれば、メーカーとしても釣り人としても終わりだと。

それはただの商売優先のルアーでしかない、役割がない。

小さいハネモノがカチャカチャ動いても、大きいサイズのが絶対的にいい。

だったら虫ルアーでいい。

だから作りませんでした。
 
マイクロダッジを柔らかい素材で作ったのは、虫っぽく使える可能性があるからです。

虫の釣りは究極の点の釣りです。

あのスポットに回ってくた魚が食ってくれるであろう角度であの枝にひっかけてちょうちんで誘う。

これはもう選ばれた釣り人が決まった環境下でしか使いこなせない、スペシャリティなルアーです。

昨今の虫系はこんな世界です。

まぁそれは置いといて。

小さいトリプルフックのプラスチックのハネモノをオーバーハングに撃ち込めるか?

浮きごみに上に落とせるか?

リリーパットのギリギリにアプローチできるか?

引っかかるよね?で、論外です。

虫系はそれができますが、逆に言うとそれしかできません。


ダメなら回収、ミスったら回収。

ピンしかチャンスがないとなると、ハネモノの利点を融合できればチャンスは確実に広がる。
 
そう、線の釣りです。

それならマイクロダッジだな、と言うことです。

点と線の両方のメリットが共有できるから作りました。

基本的にマイクロ系のプラグやワームは点です。

その点を見抜く力、撃ち込む技術、活用できる経験値がないと難しい。

小さければ口を使うでしょ?と言うマイクロ系ではもったいない。


小さくフィネスであればあるほど実力がないと本当に使いこなせない。

逆にその自信がなければ、ルアーが引っ張ってくれるモノを使った方がいい。

ダッジで言えば、経験値がすくなければでかダッジ。

ちょっと自信がついてきたのであればオリジナルのダッジ。

ピンの経験値があればマイクロダッジ。

本来のマイクロ系ルアーの捉え方そしてはそう。

でもピンだけじゃない、小さいだけじゃないよと。
 
それがマイクロダッジで、捉え方としてはそうなりますが、いかがでしょうか?

今回は見事1回で完結しました(笑)。

さて、次回はどうでしょうか?

というわけで、keep it 現場!

また来週!
 

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