JUKE BOX 2020 14 シェイクのキモは!?

2020/4/6

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

いろいろな状況で読んでいただいてありがとうございます。

さて今回は、基本にして釣るためのキモにもなる、とあるアクションに関する、実にいい質問だと思います。

【質問】
金森さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。ずばり!?ズバリ?シェイクの仕方のキモを教えてください!というのもいまさらですが、ダウンショット、ジグヘッドワッキー、スモラバなどで扱うフィネスな釣りのシェイクを見直したいからです。ラインを縦方向に動かす練習をしているのですが、体操選手のようにはラインが動きません(笑)。間違って練習をしているかもしれませんのでラインの動き、ラインテンション、手首、巻く速度などこれをしっかり押さえて練習すればいいよと言うアドバイスをしてもらえないでしょうか?長文ですみませんm(._.)mよろしくお願いします。


シェイクとはなにか?を考えましょう。

世の釣り人で、シェイクができていない人、『いやいやオレはできてるよ!』と言う人のなかにも、実はできていない人は多いです。

しかもごく一部ではなく、めちゃめちゃ多い。

シェイクの捉え方次第では、できるできないも変わってきますが、ただラインをゆさゆさと動かしているだけの雰囲気モノであれば、きっと誰でもできているでしょう。

正直、なんでもいいので。

でもそれが実際にアクションの味付けの意味であれば、ワームがしっかり動いていなければ意味がない、つまりできていないことになります。
 
ここで突然ですが、フィネスな手元クイズ①。誰でしょうか?笑

シェイクの捉え方を間違えている人が陥りやすいのは、より細かくより繊細にやればやるだけ良いと思っていること。

細かければ細かいほど、『あぁいまむっちゃフィネスやってる!』となっています。

でも、それは無意味です。

その細かすぎるシェイク、ワームが動いているときと動いてないときがあるよと。

動いていなければ、それはシェイクではなく放置です。

ではなぜ動くときと動かないときがあるのか。

それはディスタンスと深さ。

それらを無視して常に細かいシェイクであればいいのかと言うとそうではない。

例えば、できるかぎり遠投して一番深いところに沈め、超絶フィネスシェイクをしたところで振動はワームにまで届いていません。

すでに気付いている人も多いと思いますが、飛ばしたら飛ばしただけその距離を理解して、それでも動くシェイクを入れないと意味がない。

確かに縦さばきはロッドアクション、フィネスアクションの基本ですが、縦うんぬんよりも、ラインがたわむどうこうよりも、ラインをいくらきれいに新体操のリボンのようにしならせたところでワームが動かなければ意味がありません。

距離と深さだけではなく、さらに細かく言うと、リグやウエイトによって特徴が変わるので、シェイクの仕方は変わります。
 
さて、フィネスな手元クイズ②。だーれだ?

究極を言えば、ワームの形状とリグの特徴、さらにウエイトによってシェイクは使い分けないとダメです。

つまり、スモラバのシェイクとミドストのシェイクは違うし、さらに同じミドストでも使うワームやウエイトによっても違います。
 
ラスト、フィネスな手元クイズ③。正解は最後まで読んだら分かります(笑)。

ここまで違うと最も親切な回答としては、自分が投げたリグがしっかり動いていると感じられる練習から始めましょうと言うこと。

その場合、ウエイトは軽いよりはやや重めのほうが感じやすいです。

逆に重すぎると動かないこともあります。

具体的にはここ何年か、重(おも)ヘッドワッキーと呼んでいるリグがあって、まぁウチであればファットウィップ3インチのようなスティックベイトを1.8グラムか2.3グラムくらいのジグヘッドにセットしたジグヘッドワッキーです。

これをスピニングで動かすと、重いしワームにもボリュームがあるのでなにをやっているかがすごく分かりやすい。

ラインの張りとたわみもしっかり感じられるので、この張りとたわみだとこう動くんだとか、あるいは動かないとかが確認できます。

これが細いワームで軽いリグだとシェイクでいいアクションで動かし続けるのは難しい。

フィネスがうまい人がなぜ釣るのかと気にする人も多いと思いますが、その理由のひとつとして、リグやワームの形状、ウエイトによってしっかり動くシェイク(に限らずアクション全般ですが)を用いていることが挙げられます。
 
フィネスの達人ではないのでこの通り(笑)。
 
と思いきや、こんなのも釣れます。

世の中の大半の釣り人のシェイクは、実際ラインの動きが伝達していません。

まずは自分がなにをしているのかを理解することから始めましょう。

そしてその次に、リグやワームの形状、ウエイトごとにしっかり動くアクションを身に着ける。

でも、ビシバシビシバシとラインを動かすとバスがビビッて食わないと言う人であれば、そもそもシェイクはしなくてもいいです(笑)。

シェイクはワームを動かすため。

ラインが鳴ることよりもそこを優先させてください。

まずはリグ、そして距離と深さに対して常にワームが動いてるなと感じられる(感じ取る、あるいは動かす)練習がベストではないでしょうか。

ちなみにクイズの正解は、①伊藤巧、②金森隆志、③川村光大郎(敬称略)でした!ま、タックルで分かりますよね(笑)。

というわけで、keep it 現場!

また来週!
 

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