JUKE BOX 2020 22 オカッパリでの有利なロッドとは?

2020/6/1

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

いろいろな状況で読んでいただいてありがとうございます。

さて今回は、タックル、なかでもロッド選びに関する質問。

見た目がさして変わらないだけに、選び方も実は難しいのかも、と言うことで回答してみましょう!

【質問】
陸っぱりにおいてショートロッドとロングロッドの二択しかない場合、金森さんならどちらを選びますか?


役割分担は破るためにあります(笑)。

ズバリこっち!と言う回答はありません。

つまり、ケースバイケース、時と場合によります。

前回の質問にも通じますが、釣りに行く前から、「絶対にこのルアーでこうアプローチして釣ってやる!」と考えちゃうとハマらないのと同じです。

答えを自ら決めてそれをフィールドと魚に押し付けるのは、釣り人として良くないこと。

もちろん、僕自身がそういう経験を多く積んできたから言えることですけど(苦笑)。

なのでこの質問の場合、どっちがいいかではなく、どういうシチュエーションではどちらを優先しますか?のがベターかな。
 
一般的には遠投にはロングロッド、アキュラシー(精度)ではショートロッドがセオリーです。

つまり近距離戦であればショートロッドが絶対!と言うわけでもありません。

特にオカッパリではそうじゃない景色も当然存在します。

でも狭い流入の水路なら、ショートロッドが扱いやすいですよね!

いやいや待てと(笑)。

意外に崖みたいな傾斜もあるし、みんな下りて狙ってるから、接近戦には魚はビビッてるよね。

じゃあ下りずにロングロッドでアプローチした方がいいんじゃない?

ありえないシチュエーションではないですよね。

むしろありそう、いやある(笑)。
 
スポットに近づくのは2投目、3投目と言うのはある意味オカッパリのセオリー。そこで1投目で勝負をかけようとすれば?と考える。

だからこそ、考え方を極度に狭めないといいですよと言うのがシンプルかつ親切な回答になります。

人も物も使いよう、と考えると決めつけないほうがいい。

個人的にすごく好きな武田信玄の言い伝えがあります。

ん!? なんだこの展開はと?(笑)

まぁお聞きなさい(笑)。

武田信玄と言えば、甲斐は山梨の戦国武将ですが、彼が絶好調のときに、他の武将にはない着眼点がありました。

普通は自軍の兵として採用するのは、いわゆるイケイケの若者と相場が決まってた。

メンタルもフィジカルも強い若い衆。

でも武田信玄は、戦(いくさ)なんかは嫌だと言う、兵の募集にも乗ってこない怖がりを採用しました。

前線部隊ではなく偵察部隊にです。

その理由は、怖がり、臆病者は自分の身を守ることのおいてはピカイチだと。

危険察知能力は恐れしらずの者よりはずっと優れている。

偵察部隊の一番の役割は、敵の状況も見て生きて戻って伝えること。

となれば、その生き残れる能力を持っていれば、臆病者でも立派な兵士だと。

どうでしょうか(笑)。

なんでも決めつけは良くないですね。
 
ショートロッドがオカッパリの勇者になることも状況次第ではあると言うこと。

接近戦だからショート、遠投だからロングと言う一方的な見方よりも、どういった局面でどういった物をどう使うことが本質に近く、よりきちんとした行いができるかと言うことに興味の観点を向けてください。

そのほうが、この質問をくれた方も読んでいる方も、新しくて多角的な見方ができるようになるはず。

それがさらなる釣果に繋がればと思います(笑)。

というわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!
 

0

コメント

ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。

もっとみる