JUKE BOX 2020 23 ミスで焦らないためのメンタルコントロール法は? 前編

2020/6/8

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

いろいろな状況で読んでいただいてありがとうございます。

さてさて今回は、今年こそ思いっ切り暴れまわりたい! 釣りの勝負に対する考え方についての質問です。

【質問】
陸王など、負けられない場面においてミスを連発してしまった時などに、どのように精神を整えていますか。また、そういった状態に陥らないようにするためのメンタルコントロールなどはあるのでしょうか。


ノーミスは完成形ではありません。

まぁ正直、そんなことが容易に可能であれば、いつも勝ってますから(笑)。

そんなできた人間であれば、もう何連覇もしているはず。

でもそうじゃない(苦笑)ってことは、まぁ完成はされてないってことですね。

ただ、勝負で勝つためにメンタルを鍛えると言うのとは、角度が少し違うかなと思います。

つまりは鍛えようがない。

なぜかというと、陸王は非日常の極地にあると言うか、日常の釣りとは縁遠いところにあります。
 
まぁとにかく普通じゃありません。

そんな状況では、メンタルは結局、鍛えるよりも慣らすかなと。

このほうが正しい言葉のチョイスだとは個人的な感覚ですが思っていて、いわゆるどれだけの場数を踏むか、もしくは同じような極地に立つか、立てるか。

それに尽きると思います。

慣れないうちはドギマギしてたことも、場数を踏むことによってなんともないと思えることもたくさんあると思います。

これって単純に経験値ですよね。

弱いメンタルのままや慣れないまま、ただただ回数を重ねるのはおバカさんです。

個人的に心掛けているのは、ありがたいことにまだ陸王には毎年エントリーさせてもらっているので、年に1回と言えども経験を積んでいける、つまりまだまだ慣れていけること。
 
メンタルで言えば、わくわくするシーンには事欠きません。

あとはこれが重要ですが、試合では失敗をしないようにしようと思わないこと。

基本的には誰でも成功したいですよね。

だから失敗しないようにするんですが、ここがそもそも怖いところで、ハナから失敗を許容していかないとダメだなと。

ただ、失敗するつもりで失敗するのはもちろんダメ。

それは単なるアホ(笑)。

失敗は、しないようにしてもどうしても起こってしまうもの。

スポーツでもミス、エラーは付きものですが、ミスをしようとしてするアスリートはひとりとしていません。

ミスをしたとき、その次にどうするかが重要です。

起こるべくして起こったミスを引きずるよりも、しっかりとリカバリーできるかどうか。

引きずってしまうと必ず次のミスを引き起こします。

なので、僕が常々思っているのは、釣りは自然相手の遊びだし、イレギュラーなことは必ず起こる。

だからそれを否定しない、恐れない。

そこから引き起こされるミスも否定しないし、恐れない。

起きてしまったことはそのときに気にするのではなく、その後の課題にする。

こと勝負ごとにおいては、勝つことに集中力を高く持つし、そうやって勝った人を称賛する。

これは間違いではありません。

一番大事なのはミスをミスで終わらせない、負けを負けで終わらせない。

負けたあと、なにを課題にどう取り組みますか
と言うこと。

質問の内容からすると少しハズれますが、失敗をしないための努力はあまり意味がありません。

失敗のあとの努力が大事です。

言い回しは似ていても、このふたつの内容はまったく別物。

これはもちろん普段の仕事や勉強でもそうで、ミスはどうしても起こります。

でも回避できないミスは取り返せるし、修正してアップデートしていけます。

失敗を否定しないこと、必要以上に恐れないこと
がやっぱり重要だと思います。
 
それができれば、あとはいかに釣りに集中できるか。緊張と緩和ってヤツですね。ちなみに休憩中の写真です(笑)。

ちょっと長くなりそうなので、今回は久しぶりに2回に分けたいと思います。

というわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!

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