2020/7/6
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
いろいろな状況で読んでいただいてありがとうございます。
さて今回は、ベイトとルアーの擬態関係(?)について。
【質問】
質問です。ため池などで魚系のベイトがギルしかいないフィールドでもシャッドテールワーム 、スイムベイト、スイムジグ、ミノーなどは有効なのでしょうか。いまいち信じて投げれません。金森さんの考えを教えてください。
見る方向はひとつじゃありません。
まずは結論から言うとシンプルに、
効きます。
むしろ、
効かないことのほうがまれです。
でも、芯を食ったような効き方かと言うと・・・
フィフティフィフティ。
ただ良く捉えれば、それでも50%は効く。
これがルアーフィッシングの面白いところです。
マッチザベイトと言う、バス釣りのど真ん中も当然あります。
そのフィールド、その時期、バスが最も捕食しているエサに合わせるのが理想でありパーフェクト、なんですが、
それをひっくり返せるのがルアーです。
マッチザベイトが理想ならエサでよくない?
となりますが、じゃあ
エサなら絶対に釣れるかと言うとそうでもない。
これもフィフティフィフティ。
なぜかと言えば、エサが最強になるタイミングは、
その時期、その日、その瞬間、バスが最もエサを獲っているピンスポットに投入することができたら、のこと。
でもバスフィッシングと言うのは、バスにルアーに気付かせる、バスの鼻っ面に入れ込むなど、
アプローチが多様です。
常に魚が絶対に居てエサを食っているタイミングにアプローチができるかと言うと、それは到底無理なことです。
ましてやオカッパリであれば自由度がないので、不可能である可能性のほうが高くなります。
であれば、
ギルしかいないからギル系ルアーを投げておけばいいでしょと考えてしまうと、釣れる確率はぐぐっと下がります。
例えば質問にあったシャッドテールのメリットは手返しの良さ。
多くのリグに対応しつつ、飛距離も出せるし、巻くことができる。
いわゆる巻き物と呼ばれるカテゴリーに含まれる特徴がありますが、対してギル系ワームはだいたいがへん平で、そういう形状のルアーはシャッドテールのように線では使うことができません。
バスがいる点まで絞れていなければどうしますか?
どう探しますか?
点で全部をチクチク探るよりも効率で言えばシャッドテールを使うべきですよね。
もちろんピンのピンが分かっていれば不要ですが。
ギル系のビッグベイトもありますが、そこがウィードだらけだったらどうしますか?
障害物だらけなら?
マッチザベイトだけで済むならベストですが、それだけでは捕らえきれないアプローチで釣れる可能性を秘めているのがルアーによるバスフィッシングの奥深さです。
ギルしかいないのであれば、
ピンを射貫くためにギル系ルアーを用意しておくのはもちろん必須です。
逆に細長いベイトフィッシュがいないからシャッドテールは釣れる気がしないと言うのも気分は分かりますが、成立しないことは理解できるでしょう。
つまるところ、
そのルアーの特徴や使いどころを理解していれば、こうした勘違いは起こらないはずです。
見ためは見ため、特徴は特徴。見ためがすべてではありません。
エサに似ているのも一面ですが、それ以外の面も見ていく、理解しようとしていけば、さまざまな状況に当て込んでいくことができる。
それがノーフィッシュでは終わらないアングラーに繋がると思います。
ルアー選びのキーとしては、
そのフィールドの規模、形状、地形、水質などを見て判断する。
完璧な回答を導くのはAIでも不可能なので、少しでも自分のなかで多くの選択肢を持てるようになると釣りはとっても面白くなります。
否定から入ると世界は広がらないので、多くの可能性を肯定的に試していくことが大事だと思います。
いまは情報が多すぎるので、それをひとつひとつ精査するのも大変ですが、逆に情報が多いので、理解することも難しくはありません。
それを楽しんでやることができれば、まさにそれが上達に繋がるんじゃないでしょうか。
というわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
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